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2006年4月11日 (火)

② いとなみから学ぶ

  20060409img_9150 2006年4月10日(月)は、農作業の予定を変更して、午前中は、先日に続いて近畿大学の野本寛一先生(日本民俗学)のフィールドワークに同行することにしました。朝9時に、会津地方のM町の公営旅館に自動車で迎えに行きました。昨日、当方で帰宅後調査できた参考文献の写しをお渡ししました。

 昨日は、午後の半日で1家族(夫婦)の聞き取りでした。男性は79歳、その夫人は71歳の二人暮らしでした。2月25日~28日に山形市の東北文化研究センター研究員の岸本誠司先生とともに、この集落にはじめて入ったそうです。20060410img_9219なぜこの家にたどり着いたかというと、軒先に「凍み大根」「凍み餅」を下げていたから、ここで話しを聞こう、ということになったそうです。源流部の集落を3カ所ぐらい調査しよう、ということで事前に行き先は決めてきたそうです。雪は深く、、、

 今日は、午前中に、さらに別な谷の源流部にある集落まで行きました。M町M集落のKさん宅を訪問しました。ここも深い雪です。ここも野本先生は、2月訪問時に、家の外に出ていた人がいたので、最初に会ったその人と会話して、その人の話しを聞くことにしたそうです。Kさんは81歳、夫人は80歳。20060410img_9204

 道が狭いので集落上流側に自動車を駐車して、集落内を歩いて訪問先に着きました。一人の老人が庭先でスコップで雪消しのために雪を刻んでいました。

 野本先生は2冊のノートを使用している、、、、と2月の来県時に同行した会津学研究会員が3月17日の会津学研究会例会で語っていました。とても気になるので、野本先生の取材(聞き取り調査)に同行して観察しました。また先生にもその理由をうかがいました。20060410img_9206

 小さな大学ノートには質問事項を事前に考えて、それを書いてある。それを見ながら、B5版の大学ノートに聞いたことを黒の(水性)ボールペンでメモしていく。帰宿後にそのメモにさらに聞き忘れたことや、感じたことなどを赤のボールペンで書き込んでいく。35ミリの一眼レフカメラ(フィルム)、5万分の1地図。

 話しをうかがったのは、これまでの暮らしの実相です。教えていただいたのは、焼畑(カノ)での収穫物の収量から、炭焼きと産炭量、山菜や漁労、食べ方、保存法など山村生活の日常と生業の多岐にわたりました。聞き取り調査(聞き書き)は、多くのことを古老から引き受けることであり、重責です。当然、いまの問題も話題に出ます。

 13時に宮下の奥会津書房に野本先生と行き、午後の部のO集落へは遠藤編集長が自動車で案内することになりました。今回の調査で聞いた内容を調べるために、会津大学前の勉強堂古書店で関連書籍を4冊購入しました。

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 午後は、三島町川井で、17時30分まで、手作業でのパイプハウスの雪掘り作業を角スコップでしました。屋根ビニルを押さえるためのマイカ線を固定するバンセンを張った地面を出す作業です。氷のように締まった雪は、テコのようにスコップを使うとスコップが折れることがあるので、柄も金属製のものを使った。12日夜の定例会(ていれいかい)に、クリザールの米田社長が参加したい、と午後に携帯電話に、連絡があった。帰宅後、今日購入した会津桐と山間生業の文献を調べて、雪堀で疲れたので20時すぎには就寝。

 ※12日は、大岐の大枝沢天狗神社の祭礼。木造鳥居の立替を行う。夜が花の定例会。大岐センター。20060410img_9269

 ※『会津学』第一号(2005年8月刊)は、アマゾンでも購入できます

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