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2006年4月20日 (木)

さけ・ます

 458821331801 2006年4月18日、会議後、神田神保町の中華料理店でJFMA歓送会があった。ついでに、神保町の三省堂書店(本店)に行った。民俗学のところに新刊書が平積みになっていた。

 新潟県三面遺跡の発掘を担当していた学校教員の赤羽正春さんが法政大学出版局のシリーズ「ものと人間の文化史」から『鮭・鱒(さけ・ます)Ⅰ・Ⅱ』を2分冊で出版された。奥付を見ると2006年4月10日初版出版。

 第Ⅱ巻のあとがきを見てみると、新潟大学に提出した平成17年度の学位論文(文学博士)「鮭鱒の生態に関する環境民俗学的研究」が元となった。1991年に出した『越後荒川をめぐる民俗誌』を発表したとき、野本寛一氏らから暖かいはげましの言葉が届いたという。これがきっかけとなり多くの課題がわかり、その後の調査継続の活力となった。あれから15年の歳月を経て、学恩に報いることができれば、、、としている。

 東京から帰りの新幹線車中で第Ⅰ巻の序章を読んだ。21ページから「生態民俗学的方法論の継承」として、「野本寛一が提唱した生態民俗学は、生業研究の分野できわめて有効な方法論を提供している。民俗現象を自然と人間のかかわりという原点にさしもどして見つめ直す野本の調査方法とその記録から、環境民俗学の嚆矢となる多くの概念が提供されている。民俗連鎖・適応・遷移・共生といった生態学の概念が、人と自然のかかわりの中で民俗学的に援用され始めた」

 過日の会津地方の野本先生の調査に同行した際、「さけ・ます」の漁労について詳しく質問していたことの理由が、本書を読んで、このことではじめてわかった。

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