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2006年4月17日 (月)

クマゴヅル

クマゴヅル・ノート1

■2006年4月9日(土)午後、近畿大学民俗学研究所所長の野本寛一先生の聞き取り調査に同行した際に、博士山の北麓にある福島県柳津町高森の菊池高さん(1927年生)・フミ子さん(1935年生)から聞いた植物名のひとつに「くまごづる」というものがあった。

 私は、はじめて耳にした植物名でした。その後、調べています。

 → 同行の記録 ①あるくみるきく  ②いとなみから学ぶ  ③出された赤飯

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クマゴヅル・ノート2

■2006年4月16日(日)の雪の降った朝に、春の野の草・アサヅキの出た朝食後に、昭和7年(1932年)生まれの私の父・清一(せいいち、福島県昭和村大字小野川字大岐、博士山の西麓の集落)に「くまごづる」のことを聞いてみた。

■「勝四郎あんにゃ(自分より目上の男性はすべて兄様、あんにゃ、と敬称をつけて呼ぶ。女性の場合はアネ)が、クマゴヅルのあっとこは知ってた。俺は自分では見たことがない。勝四郎あんにゃは、シタデーラの手前の沢の川端にあるって言ってた」(大岐集落には無く、下流の下平廃村付近にある、という自生地の情報、大岐の勝四郎さんは2005年に亡くなっている)。

■「クマゴヅルは長いツル(蔓)で、竹よりも曲げやすいので、カンジキにも使える。しかし、ナデツカレ(雪崩突かれ、雪崩にまきこまれること)にあうと、雪から出れなくなっからっといって、縁起が悪いのでカンジキには使わない」

※カンジキ(かんじき)は、丸カンジキ(まる、輪カンジキ)と、長カンジキ(なが、爪の付いた楕円形の木製のもの)、金属製のカナカンジキ(ゼンマイ採りなどのときに岩場を登る)などがある。雪の上を歩く、道を踏み固めるなどに使う手製のもの(カナカンジキは購入)。地竹(ねまがりたけ)、、、竹という場合、直径が1cmほどの自生するものを利用している。

※カンジキには使っては行けない植物がある、ということがはじめて明らかになりました。その理由を今後は注意して村人に聞いてみようと思います(問題意識を持つ、ということ)。

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隣村の三島町では、クマゴヅルはマタタビ細工のカゴやザルの縁の芯に使う→ クマゴヅル(福島県三島町) → 雪国の手仕事(三島町)  → 作り方(伝統工芸)

つる植物→ウィキペディア

植物としてのクマゴヅル、、、、が見つかっていません。呼び名が違うのかもしれません。→→→クマヅル、クマヤナギ(松山誠さんの助言)

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植物禁忌(きんき・作っては行けない・使ってはいけない)

■禁作。我が集落の大岐(おおまた)では、ゴマ・サトイモ・ムギは作ってはいけないことになっています(山の神様を信仰しているため)。

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