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2006年4月15日 (土)

視覚化する品質

 20060414img_9614 2006年4月14日(金)、朝、始発の新幹線に乗り、事故の京浜東北線で時間がかかったものの、大田市場中央花卉に花を届け、いくつか打ち合わせをして昼には帰郷し、午後は会津の三島町川井地区に借りている我が家ではいちばん低い標高地のハウスにビニルを2棟被覆。雪はほぼ消えました。昭和村の雪消えは5月連休明け、でしょう。今回は3月31日に中央花卉のナカヤさんが来村した際に発案したことを試行してみました。2週間で、ひとつテストが終わりました。20060413img_9562

 1棟にビニルを掛け、15時のイップクしていたら、取引先の沖縄の花市場のN部長から携帯電話がありました。6月中旬でしょう、、、、出荷開始は、、、、とお伝えしたら、熊本県天草のかすみ草がそこまで持つかな、、、と心配声、、、。沖縄は、毎年、1回は訪問し取引先の生花店や花束加工をしている人、卸売市場の皆さん、あるいは品目は違うけれども沖縄の花の生産者の皆さんと交流を進めてきました。

 会津の山の中で育ったかすみ草が沖縄の花市場から、人の手によって島々に届けられ(ついでに持って行ってもらう、、、、という運搬)、小さな地域の公民館や集会所で行われる催事で、その人々の手で飾られて使われるのです。花装飾の専門家が介在せずとも、とても意義深いことです。仕事の意味を考えさせる原初のところが日本の地域にはあります。沖縄からの電話で、仕事の意味を思い出して、また元気をもらって残りのビニル被覆作業をしました。20060414img_9616

 帰宅後、今日は天気予報を見て19時には眠りました。6時間寝ると目覚めます。

 7月3日(月)~かすみ草の展示を都内卸売市場で行う予定で打ち合わせを進めています。同時に中央花卉店頭でかすみ草フェア(昭和花き研究会)もお願いしようと思っています。七夕かすみ草のキャンペーンと、翌週13日・14日の北海道サミットの宣伝をしようと思っています。なかみは、何を伝えるのかをよく考えたいと思います。空間を1週間占有する以上、やはり新基軸も無ければならないと思います。

 

 

  4月13日~14日にかけて、かすみ草の染色作業(試験)を行いました。 まだ当会のものは出荷ははじまっていませんが、中央花卉より提供を受けて7色に染めました。

 色による色粒子の揚がりにくさは、やはりあり、その克服が課題です。品種間の格差と、前処理具合、切り前も大きく影響します。よくわかるのは、白く開花してすでに死んだ花(ふけ花)は、色が乗らないのでよくわかります。この場合、適正前処理であったのか?という点も考慮して、切り前を判断する、、、、前処理を開花室利用に切り替える、、、、など、染色により水揚がりの良否を視覚化できるので、通常の品質維持や前処理の適否のチェックに「マーカー」「トレーサー」として援用できるのです。20060414img_9596

 2002年6月から昭和花き研究会ではカラーリングを開始、花良品の店頭でかすみ草の販売(七夕フェア)をはじめました。9月、昭和花き研究会のかすみ草がはじめて中央花卉の店頭に並びました。白と染色。このカラーリングを受け入れてくれたのは、ここがはじめてでした。偶然8月31日(土)に中央花卉の斧田社長と大田花きの高村さんが来村したのがきっかけです。9月2日(月)より相対納品を開始しました。店頭陳列、販売する場所があってはじめて生産者らの工夫が可能となります。1984年に花栽培をはじめてから、この年のここに至るまで19年かかりました。

 

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 2002年9月からは大田市場花き部の仲卸街に通うようになるのですが、中央花卉の隣はフローレ21大田店(2001年4月13日の金曜日にハナヤス店名のまま、現体制に)、マツヤマさんが店長だったそうですが、まったく当時は出会いませんでした。そして当時の店頭も覚えていません。2003年11月のJFMA欧州視察でマツヤマさんに会うのですが、、、、、つまり取引先店頭しか見ていなかった、、、、ということがよくわかります。存在していても自分のなかには存在しない、、、、まさにイルカの「風にのせて」(1975年発売)状態です。このことは反省点です。「見ようとしなければ何も見えない、、、、、」20060414img_9597

 この年以降、取引先ではない店頭も注視、それを動かしている人々の仕事を見るようにしました。それは「マーカー」として社会を見るものさしになることに気づいたからです。社会のなかで、仕事を通して何を行おうとしているのか、その意志を読もうと考えたのです。仕事を支える理念といってよいかもしれません。完成されていなくとも、まだ成功していなくとも、それは見ようとすると良く見えます。生産地、生産者でも同じです。

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