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2006年6月25日 (日)

雨は降りたい

   2006年6月25日(日)。曇、午後には蒸す、湿度は70%を超える。明日か、あさってから雨の予想なので、今日の午後からは、遅れているかすみ草の定植作業をした。大田の下の圃場の3棟目にニューホープのビートブロック苗を直接定植。そして境の沢圃場の沢側のいちばん上と次の2棟に雪ん子360のプラグ苗を直接定植。境の沢は最近、クマが畑の中を歩いているので、定植を終える頃、すぐ脇の斜面の山林で物音がしたので、すぐ仕事を終えることにした。20060625img_7938

 午後、苗を植えている最中、ひたいの汗がぽたぽたと落ちてメガネの内側に当たり、曇らせ、また目の中に汗が入ると眼は痛む。Tシャツも汗で重くなった。カッコウが良く鳴いていた。

 今日のような湿気の多い、そして雨になりそうな厚い灰色の雲が、風も吹かずに、、、、「雨は、降りたいんだな、、、」という。母語(方言)では「雨、ふっちぇえだわ」という。

 雨が降りそうだ、、、雨になりそうだ、、、、というのではなく、雨の立場からみて降りたいのだが降らすことができない状態を言う。立場を変える表現が時折、新鮮に聞こえることがある。雨の立場に立って表現する、ということが広く受け入れられる会津の奥地山村の地域社会とは、やはり素敵だと思う。20060625img_7948

 夕方、カワガラスの姿を見た時、一瞬、豊かな気持ちになった。春に、集落を囲む沢で、カワガラスの巣を見つけたことを、思い出したからだ。昔、集落上流の河川の大きな土の崖にヤマセミの巣穴がいくつも開いていたのを見たのは小学生の時だった。それ以来、水に潜る鳥には興味を持っている。

 かすみ草の苗に朝と昼の2回、水をジョーロで散水(潅水)している。その沢から引いている水がホースから出なくなった。父がその取水源に行ったら、カモが沢の中を泳いで水の中に沈んでいた落ち葉をかき混ぜ、下流に流し出し、水取の口に落ち葉が詰まって水が来なくなっていた、という。これで3度目。水鳥は水取を止める。食物連鎖ならぬ、生き物の活動の小さな変化は、大きな変化となって私たちの暮らしに影響を与えている。

 野に暮らす生き物と人間の垣根が、人間の圧力低下で混沌としてきている。それは、とても人間にとっては衰えを示し悲しいことなのだけれど、もとにもどる、という復元力の強さは、人間のいとなみを見直すことを示唆している。エコファーマーの圃場そのものが、いつか自然に還っていく、、、、それは農業の崩壊を示すものだが、大きな循環のなかではいつも繰り返されていることだ。

 夜遅く、おかずを買いに行ったスーパー20060625img_7968 マーケットで、200円の総菜が、150円に値下げになった。それを買おうとしていたら、その脇で、「いま買った人には特別に50円引き」といって、手に取った総菜のバーコードをスキャンして、プリントアウトしたシールを貼った。これで200円の総菜が100円になったわけだ。50円のものは50円引きだとタダになる、、、、、値下げは買った人の特典という、新たな「鮮度・価値」の演出だった。最近まったく縁遠くなったと思い、ショートケーキも父の分として買った。

 私は畑で不在のため、今日は輸送でトラブルがいくつかあったようで、本名敬副会長が対応に追われた。その連絡を夜遅く受けた。

 いちばん上の写真は、宮西氏お手植えのかすみ草も太い葉と茎が、、、そして植え穴の雑草も元気良く、、、草取りを早く進めること、、、が次の仕事だ。

 いちばん下の写真はクモが番するかすみ草。空には厚い雲。

 明日も朝、早い。

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