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2006年6月30日 (金)

かすみ草品種紹介文、産地の約束

 福島県昭和村大岐 2006年 (C)昭和花き研究会

<個性的な品種>

宿根カスミソウ

ニューホープ

昭和花き研究会での出荷時期 7月~10月。

においが少ない。花持ちが良い。茎は硬い。国内では昭和花き研究会が独占生産。

イスラエル・ダンジガー社育種。1999年発売。染色に最適。大輪。

昭和花き研究会産の日持ち期間15日間。

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宿根カスミソウ

ニューラブ

昭和花き研究会での出荷時期 7月~10月

ダンジガー社育種。2000年発売。

花持ち性の良い品種。染色にも向く。中輪。

昭和花き研究会産の日持ち期間15日間

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宿根カスミソウ

ホワイト・フェアリー      

昭和花き研究会での出荷時期 7月~10月

ダンジガー社育種。2003年発売。

立ち性で上位節に枝が付くすっきり草姿。枝からみしない。大輪。

昭和花き研究会産の日持ち期間12日間

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宿根カスミソウ

ミリオンスター

昭和花き研究会での出荷時期 7月21日頃から~10月

ダンジガー社育種。1997年発売。とても小さな花のかすみ草で発売以来世界中に広まった。エクアドル、ケニア、イスラエル、オランダ、スペイン、イタリア等で生産されている。今後はエチオピア等でも生産される。

昭和花き研究会産の日持ち期間12日間

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宿根カスミソウ

マイピンク    自然のピンク色の八重咲き。

昭和花き研究会での出荷時期 7月20日頃から~10月

ダンジガー社育種。2005年発売。2003年に先行して一重咲きのピンクオリナが発表されたが、休止し、2006年からはすべてマイピンクになった。

昭和花き研究会産の日持ち期間13日間

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<ベーシック・アイテム>

宿根カスミソウ

ブリストル・フェアリーBF

昭和花き研究会での出荷時期 7月~10月

日本のかすみ草というのは、この品種。アメリカで育成され、日本に渡来した。中輪。

しなやかさ、ボリューム感など、かすみ草のイメージを作って来た品種。

ここからの選抜した品種として雪景色(BF似)、早生系のニューフェイスやビッグミスターなどがある。

昭和花き研究会産の日持ち期間8日間

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宿根カスミソウ

雪ん子   ゆきんこ

昭和花き研究会での出荷時期 7月~10月

ダンジガー社により育成され、日本では1995年ころより栽培がはじめられ、2000年以降は国内の主流になった。品種は分かれて、昭和花き研究会では「雪ん子360」を中心として栽培している。「雪ん子」が基本種だが、低温でピンク発色するため発色しにくい「雪ん子クリスタル」、すっきりとした草形の「雪乙女」、花の大きい系統「スノークイーン」などが生産されている。

昭和花き研究会産の日持ち期間8日間

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<試作品種>

アルタイル、インバル~ミヨシから発売。育成者はダンジガー社のブリーダーのクララ氏。欧州テイスト。栽培法はニューラブ等に準ずる。インバルは細く軟弱化あり。インバルは2004年欧州先行発売。アルタイルは2005年発売。

ホワイトロード~ミヨシから発売。大輪。早生種。高温障害に弱く夏植秋だしは仕立てを2回ピンチにするなどニューホープに準じた栽培で対応する。土壌条件で生育過多、水分不足で矮性化するので注意。多産系なので下枝を採花する方式を取ること。苗は現在生産発売中止中。2005年発売。昭和花き研究会次期推奨検討種。現在作型、栽培技法の研究中。

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※ 2001年より25度の日本標準でのかすみ草の花持ち試験を繰り返し実施しています。昭和花き研究会産の日持ち期間は市場渡し時のため、店頭陳列を3日間とすると、それを差引、通常は消費者のご家庭での5日間、7日間の保障が可能です。この場合、取り扱い市場による花持ち試験に加え、店頭でのバケットへの抗菌剤の使用や、消費者のフラワーフードの使用、市場から生花店等への輸送の低温化等が必要です。売場は直射日光を避けていただければ、常温で販売が可能です。

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資料②:昭和花き研究会 2001年9月検討資料(参考)

(参考)品質保証(劣化時)の基準 全体の開花小花の50%がしぼんだ(黒花)状態

 A.生花店での取扱
 ①店着後すぐに開箱し、根元3cm切り戻しし、
 ②生花店用殺菌剤入希釈液等で(塩素殺菌した水道水を使用)にて水揚げ
   水揚げ溶液は、20本あたり1リットル(水深5cm)
 ③気温20度以内、湿度60%以内の場所で保管

 ④消費者段階では、初回水揚時のみ根元を3cm切り戻し、
   後処理剤(各社フラワーフード等)に活ける。
   (この場合も気温20度での環境が望ましい)

 B.保管等の場合
 ①②の処理後、温度5度から15度の保冷庫で保管
 5度の場合は5日間保管可能です。

 C.「開花を促進したい場合」
 ①②の処理後、気温20度の蛍光灯下(できるだけ明るいところ)に置く
 この場合、新聞等に巻かずに、未開花下枝にも光が当たるようにする。
 *気温が22度を超えると黒花が発生しはじめます。
 *開花分の花びらが呼吸旺盛になり早期老化するためです。

 D.「開花分と未開花分枝を分割し処理する場合」
 店着後すぐに、主茎部の下部から2枝を清潔なナイフ等を使用し取り外し、
 その枝を10本程度まとめて輪ゴムで根元を緩くとめ
 根元を少し切り戻し②溶液につけます。
 主茎は別なバケツの②溶液につけます。
 取り外した未開花枝は「開花を促進したい場合」の処理で処理すれば
 すぐに開花します。
 この場合、開花を促進し、その後の日持ちをあまり考慮しなくともよい場合は
 「フラワーフード(消費者用後処理剤)」液で処理すると開花はもっと早まります。
 小袋には糖類が多く添加されており、開花のためのエネルギーとなるためです。

 *これは、開花している主茎部を保冷(5から10度、15度)し、開花を抑制させ、
  取り外した2枝を室温(20度、蛍光灯下)で処理することで、開花を促進させ
  結果として、店着後翌日午後には同じ咲き前で利用できます。
  同じような開花具合で使用することを可能にします。 
 *切戻枝が、ある程度開花したら、保冷(5から15度)すれば開花を抑制できます。

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資料①:昭和花き研究会 宿根カスミソウ 出荷方法

       20分 →∥←←←   12~48時間  →→→→∥
   採花 → 前処理① → 調整・選花 → 前処理② → 出荷バケット → 出荷
             30倍液                       30倍液   バケット500倍液

<採 花>
1.朝夕の気温の低いときに採花する。ハサミはよく研ぐ。

<希釈液>                       1リットル=1,000cc=1,000ml
・プラスッチック製の清潔な容器を使用する
・水は水道水(塩素殺菌されたもの)           ・希釈液の使用は一度限りとする
・前処理①②はクリザールあるいはハイフローラかすみ30倍液
10リットル水に前処理剤を0.33リットル(30倍)
                   330ml  330cc  (コップ2杯弱)

・出荷用バケットはティーバッグ抗菌剤を使用(クリザール)

<前処理①>  採花し直後に水揚げし、その後に下葉調整する
2.採花後のカスミソウは直ちに(20分以内)、前処理剤30倍液の入ったバケットにて水揚げ(前処理)する。このときの気温は20度が好ましいが、できるだけ涼しい場所で行う。10~15度が良い。

<調整・選花>
3.作業所はできるだけ涼しくする(5~15度。現実的には25度以下で)。
4.下葉除去・枝除去・選別はすばやく行い、1束になったらすぐ前処理剤に浸ける。
5.調整時に根元を真水で洗うと処理しやすい。切り口を乾燥させないこと。

<前処理②>
6.調整の終えた切り花はコモに包み、新しい前処理剤②に浸ける。
30倍液----切り花直後①と加えて、12時間以上48時間まで
(20倍液----切り花してから10時間後に出荷するような場合は20倍液)

<出荷用バケット詰>   国産バケット中央で水深約3cm=2リットル
7.清潔なバケットに希釈液(バケット500倍液)を2リットル入れ、花を入れる。
冷蔵庫(5から10度)で保管し、出荷する。

※処理時間は温湿度、日照により吸収量が異なることから、前処理剤の吸収量、束の重量等を適宜確認し最適な方法とすること。

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宿根カスミソウ

ピュアスプリング

昭和花き研究会での出荷時期 6月

規格:80cm(エルフ30本入、SCLバケット40本入)、

   70cm(エルフ50本入、SCL60本入)が中心。

コンパクトな草姿、枝からみしない、ふんわり感とやさしさがある。昭和花き研究会産の日持ち期間8日間。20060703aimg_8489

■育種者:熊本県七城町 清泉の花出荷組合  http://www1.odn.ne.jp/seisenkaki/

2001年に住化農業資材から発売。早生。BFからの選抜。清泉の花出荷組合の穂積尚嗣さん(写真)が発見した。本種の育成にあたったのが住化の柿沼洋一さん。昭和花き研究会では育成者団体のみなさまに2004年10月に来県いただき交流を深めました。

■公開圃場データ(管理方法の紹介)

①2005年11月、堆肥、有機質肥料を施肥し耕耘。黒ポリマルチ被覆(うねたて)。

②降雪、2006年1月から2月、パイプハウス骨組みを守るため2週間おきに除雪管理。

③2月1日 プラグ苗(セル苗)購入、仮植(かしょく:2.5寸黒丸ポットに植える)。 ポット用土は、自家製。ブナ・コナラ等の落ち葉を3年腐植させた腐葉土と山土、イネ のもみがらを蒸し焼きにしたクンタンを混合。苗は鉄骨ハウスで保温管理。積雪2m。

④2月26日(500本)、3月4日(100本)ピンチ(芯止め)5本仕立て

⑤3月22日 定植(ていしょく)。保温のためハウス内にトンネル内張ビニル被覆

⑥3月24日、3月27日 多木有機液肥500倍潅水(かんすい、、、みずかけ)

⑦4月より5月、生育に合わせて下節のわき芽欠き                       ↑2月末

⑧6月1日 開花(大岐)

     その他 川流2/15苗→3/27定植、角畑3/10苗→4/23定植

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