会津学夏季講座8月19日
■8月19(土)~20日(日)、会津地方の三島町名入地区の公共施設「やまびこ」で、会津学夏季講座が開催されます。地域の文化をどのように考えるか?ということが長く国内を歩き古老の話を聞いてきたフィールドワーカーの泰斗が4名講演されます。
是非、参加下さい。『会津学2号』は8月19日に印刷したばかりのものが来る予定で、当・会場受付で販売致します。
■会津学などが紹介されました→→→読売新聞8月5日、東北特集で紹介
「地域に学び、いまを考える」会津学夏季講座
『会津学』2号の発刊を記念して、昨年に続き夏季講座を福島県奥会津の三島町で開催いたします。地域の人々はいままでどのような暮らし方で自然と関係をもってきたのか?
地域のこれからを考える手がかりを探る講座。
日 時:2006年8月19日(土)・20日(日)
場 所:三島町交流センター山びこ
〒969-7402福島県三島町名入字諏訪上418 (電話0241-52-2165)
受講費用:大人1名2000円、高校生以下1名500円
●1日、両日、いずれも同額です。
●テキストとして『会津学2号』を実費頒布(1500円)します。
主 催:会津学研究会・後 援:三島町教育委員会
申込締切:8月10日(木)
◆ 第1日目 8月19日(土)午後1時30分から ◆
挨拶 赤坂憲雄氏 「東北学、会津学、それぞれの地域学がめざすもの」
東北芸術工科大学大学院教授、福島県立博物館長 (午後1時30分~1時45分)
講演① 野本寛一氏
「山村における暮らしのたてかた~会津桐の民俗土壌~カノ(焼畑)を窓口として」
昨年の夏季講座でも講演。近刊『会津学2号』に会津桐についての調査と考察を行っており、そのことを通して会津地方の人々の暮らしを考える。野本氏は生態民俗学の提唱者。著書に『栃と餅』(岩波書店、2005年刊)、『神と自然の景観論』(講談社学術文庫、2006年7月刊)。1937年静岡生まれ、近畿大民俗学研究所長。
(午後1時45分~午後3時)
講演② 赤羽正春氏「採集 ブナ林の恵み」
1952年長野県生まれ、新潟県在住で考古学、民俗学専攻。新潟県教育公務員。山形、福島、新潟三県の狩猟・採集を行う人々をたずねて聞き書きを行っている。著書に『採集 ブナ林の恵み』(法政大出版会、2001年)、『鮭・鱒』(同、2006年)。
(午後3時15分~午後4時)
講演③ 佐々木長生氏「植物の暮らしへの利用に学ぶ~民具と風俗帳」
昭和24年南相馬市生まれ。福島県立博物館専門学芸員。民俗学(民具学)専攻。著書に『農具が語る稲と暮らし』(歴史春秋社、2001年)、『ふくしまの農具』(福島県立博物館、2001年)、『会津農書・会津農書附録』(日本農書全集第19巻、農文協、1982年)
(午後4時~午後4時30分)
質疑応答
(午後4時30分~午後5時)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・夕方より懇親会(桐の里クラブ 3000円)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆ 第2日目 8月20日(日)午前8時30分から午後11時30分まで ◆
午前の部 <聞き書きの心得を学ぶ>
会津学研究会員が聞き手となって、19日の講師からそれぞれの聞き書きの歩みや聞き書きの技術、心得の話をうかがいます。普段聞き役の講師の皆さんを語り手として、地域の人々から何を学び、どのようにまとめるのか、その聞き書きの手法を小さな班ごとに考えます。
午前8時30分から午前10時30分まで
第①班 話者:野本寛一氏 聞き手:渡辺和(会津学研究会・三島町)
第②班 話者:佐々木長生 聞き手:菅敬浩(会津学研究会・会津坂下町)
第③班 話者:赤羽正春氏 聞き手:菅家博昭(会津学研究会・昭和村)
午前10時45分~午前11時30分まで まとめ
<午後の部> 鮭立磨崖仏の現地視察(金山町) 移動
※ 宿泊について
お電話いただければご予約等の対応をさせていただきます。
※ オプション
ご希望の方には2日目以降のフィールドワークとして、三島町早戸地区の「神々の道」の探索を計画しておりますので、早めにお申し込みください。
申込・各種お問い合わせは奥会津書房までお願いいたします。
℡:0241-52-3580 fax:0241-52-3581
e-mail:oab@topaz.ocn.ne.jp
| 固定リンク
コメント