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2006年9月22日 (金)

見上げる秋

■2006年9月22日(金)。会津盆地は放射冷却で11度。昨日は監査のため会津若松市。朝、博士峠を越えて昭和村に。昭和村大岐は14度。20060922img_0698

 天、、、空は秋のうろこ雲。夏のわきたつ積乱雲がなつかしい。空を見上げるようになると秋が来る。白い、高い雲。絵になる雲。そしてあと1ヶ月で、その天空から白い雪が降ってくる。

 何カ所かで写真を撮っていると何人かすれ違った地元の生産者が話しかけてくる。今日の販売数、JA部会は1700箱(!!!)らしい、、、、新種カスミの評価など聞かれる。保冷措置をとったハウスではかすみ草が咲いているので、採花、、、調整、、、が仕事だ。20060922img_0718

 明日の午前10時から会津若松市の鶴ヶ城から市内にかけて白虎行列、武者姿の武士団と歴代藩公に扮した人びとの行列が行われる。会津戦争(戊辰の役)で敗戦した戦死者や町民を供養するための行事だ。秋では最大の観光行事。そして彼岸。

■朝7時前、博士峠の近くでオミナエシとアワを刈る婆様。元気に毎日、台車を押して遠距離を歩く。20060922img_0683

→→→秋の記憶

■金曜配信のフロレッタちゃん、は松山誠編集長によるマーチャンダイジングに関する、、、、、711便利店のことなど、、、が取り上げられています。マッチャンダイジング、、、、、、オミナエシのポスターが作られていたので、今朝は秋の空を入れてオミナエシの風景を撮りました。

 春の黄色、秋の黄色。季節の変わり目は黄色、、、、、山が赤くなった。この赤には古語で、黄色から赤、茶色まで入っています。山があおくなったには、緑・青が入ります。ブナは黄葉となり、茶色になりあと1ヶ20060922img_0713月で全山落葉します。そして白い雪が天から落ちてきます。落ち葉、とは呼びません。落ち葉のことは、昭和村では木の葉(きのは)、と呼びます。落ちた葉ではなく、木の葉が樹冠から落ちているからです。木の葉は樹木の根まわりに降り積もり、その木を寒害から守るだけでなく水を蓄え、たくさんの微生物や菌類を保持します。そして土に還っていきます。

 オミナエシは花が終わり、種子化し、葉や茎は紅葉してきます。そして枯れます。枯れることで根と地上部を分かち、土に還ります。土の中の部分と地際から出た葉で秋の短い日に養分を根に蓄え、冬越しします。枯れることで来年に命を残します。それは土が守る。20060922img_0788

 この時期、有機質肥料、、、油かすなどを株元にそっと置きます。秋の雨で溶けて、、、、これを「お礼肥(おれいごえ)」といいます。何にお礼するのか、、、、、よくいつも考えます。

 「ヒロアキ君、××の花の株には、いつごろお礼肥をやんの?」と電話がよく来ます。それは「、、、、、、、、、」わからないことは応えられないので、自分で考えてみて下さい、、、、そして、花の栽培技法は、県の金山普及所の小林祐一先生に電話して相談して下さい、ということにしています。

 庭のヘレニウムが、次第に、アカク、なっていく。かつて栽培して30円以下の相場が1年続き、廃作となった品種、、、、様々な宿根草がこの20年、当地でも100品種以上が導入され、ほとんど残っていない。でも農家は家のまわりや庭にその1株を植えて残している。次の時代に活躍するかもしれないのです。人が住まなくなった廃村でも、こうして残された植物が野の花となり咲き、かつての人の活動を想起させます。いつの時代でも、農山村は、次の時代への備えを考えて生きています。戦後の特殊な経済事情・生活環境が長く続いたなかで生まれ育った僕たちは、とても異常な社会に暮らしている、と自覚しないと、この時代は乗り切れない。こうした使い捨て助長するような社会は、長く続く時代ではないでしょう。

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