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2006年9月25日 (月)

モノとココロ

■2006年9月25日(月)晴れ。今朝は会津盆地が11度。周囲は12~13度。盆地の底に冷気とともにガス(濃霧)がたまっている上空は青空だ。新鶴から広域農道で柳津、西山を経由して大岐に入った。20060925img_1754

 稲刈りがはじまっている。会津盆地は大型コンバイン。西山の山間地は手刈りも多く、耕耘機に似たバインダーを自然乾燥、、、、同じ会津でも農業の技法は全くことなる。

 我が家はJA(農協)の関連会社に刈り取り委託している。

■先日、子どもと話しをしたときに、道具を大切にする、、、という話しの展開になった。いつも通る西山温泉の通りの県道沿いの空き地に、耕耘機(こううんき)が停めてある。ビニルをかけている。夏はこのうえに樹枝で日除けをしていた。20060925img_1697

 耕耘機はいまでも地域で活躍している。運搬、、、畑への移動が主だ。前はこのタイヤをはずし耕起のための車輪をつけて、荷台から切り離せば土を耕したり、田んぼのシロを掻いたりできた。

 雨から機械を避けるため、野ざらしにしない、、、、という心遣いは、とうに失っている。でも、この耕耘機にはいつもビニルが掛けてある。この夏以降は活躍していないが、稲刈りの節(せつ)になったので、また活躍するのだろう。20060925img_1635

 ある集落の対岸の、やまあい(山間)にある小屋、、、、の屋根のペンキも青く新しく塗り替えられていた。この小屋を管理して使っている人の意志が感じられる。まだまだ大切にして使うという意志だ。

 キノコが出始めた。共有地、共有林、集落で保持している山林(広葉樹林)に管理地域を明示するビニルテープ(赤や黄色)がまわされた。入山禁止の意味がある。この看板も新しく書き直され、ペンキの色がきれいだった。20060925img_1737

 以前、10数年前、とある財団の地域の研究コンクールに参加したときに、函館のグループが、函館に残る建物、、、洋館のペンキの塗り替えを調査して、時代背景を明らかにする、というのがあった。戦時中は目立たない色、、、、時代を映す流行色、、、、、それはサンドペーパーで洋館の外装の一部を丸く磨き、、、、年輪のような、うろこのような塗り替え色の輪を出して、その色を記録する、、、、という手法で、この結果得られたものに、「時層色環」(じそうしきかん)と名付け、それにより地域の年代色、つまり風景の再現をしていた。20060925img_1774

 おなじコンクールでは沖縄の石垣島の珊瑚の海の埋め立て空港を見直してほしいという、珊瑚のうみの漁法の豊かさを調査していく新たな調査手法を提案した。

 僕らは、カラムシの栽培体験記録、、、、で、報告書出版までこぎつけた。

■地域の風景は、細かく見ていくと、新しいものと古いものが混在している。それは何が規定しているのか、、、、経済的な、つまりお金を持っているほど新しいものを求めることができる。新しいものはお金が集まる地域、お金を生み出す地域から出てくる。20060925img_1792

 では、古いものを大切にずっと使い続ける道は、何を教えてくれているのだろうか?

 僕らは植物でも根付きではない「切り花」を扱っている。すぐ枯れて、腐って命を無くしてしまうものだ。でも写真や絵に残ることができる。そして記憶や思い出のなかで大切に残されることができる。

 

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