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2006年10月22日 (日)

ミーティング・ポイント

■2006年10月22日(日)今日から日常に戻る。20061020ifeximg_7752

 会長とうい職はたいへんで、初日にはJFMA会長の奥様も和服でIFEXに参加された。国外からの来賓に会長とともに挨拶をされるから。

 福井先生も、会期中に千葉県の関係の生産者集会で講演されて、21日は専門セミナーを担当された。私とマツヤマさんは、セミナー講師控え室で一緒になり、近況をうかがった。九州、本州などバラ生産者や、キク共選産地、かすみ草などのおもに暖地の生産地でのMPSの取得のための取り組みがはじまるようだ。福井先生のセミナー資料を見せていただいた。マツヤマさんは「作り込んでいる資料だな、、、、」と。僕等二人のセミナーには県の農政関係担当者や、JAの営農・販売担当者、そして軽トラオフ会の参加者らが聴講してくれた。30名弱だった。マーチャンダイジングという共通した切り口で時代が求めるものを創るという話で、実際の取り組み事例で話した。20061020ifeximg_7781_1

 通常、専門セミナーでは、聴講参加者は、講師とコンタクトを取るために参加しているので、セミナー修了後に講師と名刺交換をする。今回、偶然取り上げた沖縄の太陽の花の関係者(JA職員、情報指導課)の方が聴講されていて、挨拶に来られた。一呼吸おいて、私はその後、展示会場に戻り、その方をたずねて太陽の花のブースに行った。3日間で昼食が採れたのは講師として時間が拘束された最終日だけで、展示会場にいなかったために昼食できた。そのとき、湯田君の奥様にリンゴジュースをいただいた。

 太陽の花の、箱、、、麦わら帽子の少年や、ミニパインにつけた丸いシールは先の太陽の花の情報指導課の方がデザインされたのだそうです。それを偶然、セミナーで紹介し、縁を感じました。展示会場内のいくつか、タグとか展示とか、デザイン、冊子、商品開発のあり方がわかるブースに案内していくつかお話しをしました。そのKさんは、なぜ僕たちのセミナーを一人受講されたのだろうか?を聞き忘れてしまいました。12月中旬に沖縄を訪問することを約束してお別れしました。 20061020ifeximg_7940

 たいへんお世話になった中央花卉ブース。かすみ草を展示して説明してくれました。土曜の最終日は、大田市場内の仲卸で働く社員の皆さんも多く展示場に来られていました。市場関係者、生産者は土曜の午後になって大量に来場されていました。帰宅するつもりで中央花卉ブースの斧田社長、中谷さんに挨拶をして会場を出たら、取引先の沖縄県花卉の中村部長から電話があり、会場に来たからという連絡、中央花卉で聞いたら、いまカンケ氏は帰ったというので、どこにいるか?という、、、、、太陽の花のブース前を集合場所として再会した。11月上旬までの出荷の内容を打合せして、12月中旬に沖縄には行くのでそのときに販売担当者を含めて、顧客生花店・花束加工業者をまわることを約束した。沖縄は境界にある島。境界、、、、は、中心から遠く離れ、でも世界がよく見える。山奥の会津の僕等の村も境界にある、、、、それは過去(自然界)と未来(高齢化社会)を先取りしている、という点で、先駆的だ。自然の圧力、、、たとえばクマが集落に出てくる、、、、というのは象徴的だ。未来はいつでも周縁、、、、、マージナルな境界からはじまる。今回の大阪の「なにわ花市場」は「日本の秋」をテーマにした。たぶん、日本的文化を象徴する季節感のもっともすぐれたテーマだったと思う。遷移するその時間的境界をしめすのが秋という時制だからだ。社会は成熟している(と思う、、、、退化したと感じるニュース、時代が逆戻りしたと思う事件が多いが)。秋の時代、冬の時代、春の時代。

 IFEXでは、オランダ大使館主催のセミナーで、オランダ人講師が量販店の花陳列技法について実際の店舗の写真をつかって陳列技法のクリニックをした。某著名な量販店(O国)のA社では、花売場の60アイテムを、この5年かけて1週間の陳列数は3アイテムに減らした、という。そこで週替わりでその3アイテムを入れ替えることで季節感や鮮度を演出するようにして販売額を回復した、という。売場写真(欧州各国の各企業)をみて批評するのは「この写真では季節感を感じない」ということが強調されていた。20061020ifeximg_7963

 このセミナーに参加したデザイナー、国内バイヤーや花束加工業など80名くらい。講演後の質疑応答では3名の人が質問した。マツヤマさん(店頭調査の仕方?)、私(60アイテムを3アイテムにするためにかかった年月)、富山のはなまつの松村社長(MPS)。品目が増えることは仕入者にとっては素敵なことだが、消費者にとっては選びにくいことだ。機能を限定する、、、、トレードオフする、、、というのが量販店の鉄則である、とういことをセミナーでは強調していたと思う。最終日に、小川先生にはこのセミナーの様子と、JFMAが今後とるべき情報提供のあり方についてもお伝えした。今年は専門セミナーの参加者申込がかなり少なく、テーマ設定、講師選定を含め、大きく見直すことになるだろう、、、と感じた。

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→→→小川先生

→→→福井先生

■今回の展示会で、オランダのセミナーで英国の花束売場が伸び続けることを、あらためて講師は強調した。いまポーランドの花の消費が伸びている、という。その理由は英国の業者がそれをリテイルしているからだ、、、、という説明だった。英国の花束売場(花売場ではない、、、、花束)に学ぶことは多いだろう、、、、、ということだった。20061019ifeximg_7638

 今回の展示会で、ある出展ブース社のテーブルの上に、英国のテスコの花束売場の写真が置いてあった。それは黒い角バケツ(プロコナ)による店頭陳列であった。昨年から試験導入の試験を行い、現在の英国内の全域で納品業者のワールドフラワー社所有の角バケツ(台車で納品)での加工場から陳列容器として使用されている、、、、ということを知った。会場内で掲示されている情報は、その出展企業が伝えたいこと。しかし多くの人は課題と展望を持ち来場されている。いまあらためて開会前夜からのことを思い出して、見たこと、聞いたこと、会った人、、、考えたこと、、、、を整理している。無造作に、会場内の、とあるテーブルの上にあったテスコの店頭写真が、僕が感じたなかでは、いちばん大きな情報だったかもしれない。それは、そのときは、必要とは感じなかったから写真には撮っていない。帰路の新幹線で、名刺の記載項目をすべてノートに書き写す作業(いつも出張で新幹線を利用するのは、その出張での出来事を、帰り車中で、すべての記録を乗車中の90分で行うため)をしているなかで思い出したことだった。名刺の名前、会社の住所、電話、、、、をノートに書き写す作業は、その作業を通じてその人を記憶するためにこの数年行っていることだ。今回も100名を超す新しい人々に出会うと、なかなか記憶することができない。以前は名刺をホルダーに納めるか、名刺を全部並べてコピーをとって綴る作業をしていた。それは作業であって全然意味がなかった。自分の記憶に残らないからだ。帰路の新幹線で、その出張で出会った人の名刺を出会った時間順にすべてノート(メモ帳)に書き写す作業を通じて、一日を振り返る。あとでノートを見ると、それはすぐ記憶がよみがえる。すでに年齢も若くないので、新たな手法をいつも開発するよう、、、、考えて仕事をしている。20061019ifeximg_7644

 でも、軽トラオフ会で、自己紹介を聞いていて、その後、僕の隣に座った花屋さんのタロウさんをバラの生産者だと思って、話をしていて、恥ずかしくなった。「僕は花屋ですよ、、、」タロウさんは、中央花卉店頭から僕等のかすみ草を買ってくれている人だった。僕のかなり以前のウェブサイトのツエッペリンの天国の階段のタブ譜問題、、、、から話を切り出して、、、、彼の記憶力に助けられて自分が書いた文章を思い出した。そのことがあったから、最終日にJFMAブースの前を横切ったタロウさんには、目で軽く会釈することができた。一日に1万人の人が登録をして入場されている。そのなかから、すぐ知っている人を識別できるぼくらの目は、やはり能力としてすばらしいものを持っている。

 タロウさんに、ロックバンドを辞めて、どうして花屋さんになったんですか?と聞いたら、、、、「花を買いに来る人に悪い人は居ないから、、、、花屋だと思った」という応えが帰ってきた。

日本人の10人のうち花を買うのは4人。おこづかいがなく買えない人は矢野TEAさん方式で対応しましよう。

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