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2006年11月18日 (土)

吉池貞蔵さん

■2006年11月18日(土)、和歌山県の田辺市にいる。東急の紀州田辺ハーベストホテルという熊野灘に面した宿。昨夕、羽田空港からJALで南紀白浜空港に着き、計8名で居酒屋で懇談会があった。空港には県農の鈴木隆文さんが迎えに来て下さった。20061118kinanimg_1373

 和歌山県の経済連・県農の井口圭司さん、JA紀南の職員岡田調査役・山本旭利さん、生産部会の山中正二部会長、山崎さんほか役員の皆さんと、東京大田仲卸・中央花卉の斧田社長と中谷さん。かすみ草は日照量が多いため平年比140%での出荷量が続いており、前進開花傾向だ、ということだった。夏の産地として昭和花き研究会が中央花卉にかすみ草を納品しているのですが4年前から取引がはじまったにすぎず、紀南産のかすみ草を冬場から春にかけて中央花卉は20年来販売している。その店頭での顧客へのリレー納品を懇談した。梅、みかん、花の複合栽培が多い。お話を聞くと5月の母の日出荷が終われば梅の収穫になるので、6月までの出荷というのは難しい、ということだった。20061118kinanimg_1443

 品種傾向もビッグミスターを中心に新しいアルタイルや雪の舞、従来からのBFも少しあり、ニューフェイスはほとんど無くなったという。もっとも早生系かすみ草のニューフェイスがビッグミスター(大輪)に置き換わったもので、それと雪ん子が導入されていると思われた。今日、集荷所・管内を視察する予定になっている。それと染色技法の伝授が今日の訪問の私への要請であった。

 和歌山県にはJA紀州中央、JAみなべいなみ、JA紀南などがかすみ草を生産しており、JAみなべいなみはカラーリング(染色)や開花室利用の生産体系(花持ち延長技術)、バケット低温輸送などでサミット開催以来、先駆的に仕事を続けている。その隣のJAが紀南で南紀白浜空港を持つ地域。20061118kinanimg_1459 この和歌山県はスターチスとかすみ草と、梅、スイートピーなどの農業複合経営で若い生産者が多く就農しているところで、東北の農村の高齢者集団とは全く異なる活気がある。高齢者の集団にはそのよさがあり、そのなかでの私たちの役割もあるのだが、日本の農業が抱える課題はいまは販路・販売技法の開発がなされないまま20年経過してしまったところにある。

 今後のかすみ草生産には、MPSやエコファーマーといった「取り組み」のほか、花持ち延長技術としての開花室(オープニング・ルーム)の設置は必須条件になる。これが無いと輸入されるアフリカや中南米産のかすみ草に対抗できない。日本各地で集荷所の立て替え時期に来ているが、保冷装置(空調)と開花室と花持ち試験室は必須3要素となっている。開花調整の技法と染色技法は、同じ技法の系譜にあり、つまり商品開発にとって、開花室・保冷室・花持ち試験室は一括技術なのです。前進開花等、開花遅延等の問題と原油高、エネルギーの転換という課題のなかで、これら開花調整技術がつまり定価販売の時代での納品体制の最低要件になってくる。特に開花室の設置は保冷室と共通項でできるので、昭和村農産物集出荷所やJAみなべいなみ花きセンターの先行2事例の視察で要諦を把握してほしい。20061118kinanimg_1527

 

 →→→ JA紀南

 →→→ 中央花卉

  →→→ JAみなべいなみ

 →→→ 昭和村農産物集出荷所

■昨日、11月17日の午前。昭和村は雪(小野川・大岐地区)。午前、しらかば荘(村営温泉)で、岩手県西和賀町からのご一行の方と懇談した。農業振興センター設定検討委員会・昭和村視察研修会、ということで15名ほどの皆さんが16日午後より来村された。そのヒアリングに、金山普及所の小林祐一先生にも参加していただいた。山村での産業のあり方、とういうのが大きなテーマで、旧・沢内村のリンドウを中心とした花の今後の振興策を考えるのが目的で来村された。20061118kinandsc01284

 来村された、そのなかにリンドウの仕事人の吉池貞蔵さんがいらっしゃった。もと安代町花き開発センター所長。現在は安代リンドウ開発の顧問をされている。誠文堂新光社より1992年に『リンドウ』という育種と生産に関する本を出版されている。私は思いがけず、東北の花の仕事では歴史上の人物であり、特に著名な方と偶然にも昭和村でお会いできたことに感謝した。西和賀町の生産組合長、農業士会長、認定農業者協議会長、助役、県農業普及センター、、、、などの皆さん。

 →→→岩手県 安代リンドウ開発

■11月21日の午後に会津若松市内で開催される欧州視察報告会(富樫淳・菅家の報告)の場所が会津若松駅前のワシントンホテルに変更になりました。当初予定していた会場では収容しきれないということでの変更だということです。当初予定していた倍の50名の参加者になったそうで、各種苗会社や卸売市場、首都圏の花屋さん、県内外の生産農家等が参加申込をされたそうです。会津管内の青年農業士の皆さんの会なのですが、公開講座としたため、予定数を大きく上回った、ということでした。20061118kinandsc01289

 →→→花職人Aizu

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