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2006年11月12日 (日)

報告⑦マム農家

20061106img_0312スプレーマム農家の訪問。→→→報告⑦

■生花店ソーマ氏の深読み。写真の映像のほうが効果が高いような気がします。写真からマネキンを出してきて、、、ファッション業界にまでまだイメージは突出していないように感じます。→→→新々花屋な日々

■25人の視察団、ほかに18人のブーケメーカー、新潟のバラ農家・富樫君などの個人訪問者、、、大田花きの社長ら一行、、、、多くの日本人がホルティフェアを中心として欧州を歩きます。

 毎回、これが最後の視察である、という覚悟で見ています。空路のため、あるいは帰国できないかもしれないというなかで、覚悟をして、渡欧では見ています。そのため出国前と帰国後では人生の意味が異なります。これまで長期入院が2回、渡航が6回、、、8回生まれ変わったと思っています。しかし全力で疾走できる年齢ではなくなっています。

 しかし、極めて限定的な視点で見ているのが私の調査です。写真は後のためにできるかぎり撮る。今回は1万枚。これまで1999年のイスラエルカスミ調査からはじまって6回の渡欧のなかで今回は撮影量は最高です。街の風景が半分です。1日に数時間に2000枚ほどシャッターを押すと、右人差し指が動かなくなります。つむった片眼への負担も大きい。昨年はSsaika_a1ブースをくまなく撮影したので疲れたので、今年はテーマを絞りました。日本での事前調査もしました。あるいみ仮説を持って渡欧し現場で検証し誤りは認め、なぜかを考える、、、、その繰り返しです。伝えることを前提としているので言葉でも表現できなければなりません。

 グローイング・コンセプトのブースは全体からすれば0.01パーセントの展示しかありません。小さなブースです。それを取り上げるとオランダ全体がそのようになってしまう(読者がそのように思ってしまう)危険性があります。現地で考える意味というのは、そのような報道する側の危険性も踏まえて、出版物・インタビューを踏まえて表現すべきもので、それを今回はきちんと行った上で、日本に欠けているものを取り混ぜて報告しています。視点としては他の視察者が見ない視座で見る、その背景を考えることにしています。ですから、通常の視察者の視点ではありません。自分で運営したらどうなるか?主催者側の視点が多いと思います。出展者側の視線と準備、その会場自体の運営者の立場で考えています。次のための「シード・種子」もまいておかなければなりません。それを探すようにします。デザイナーとしての視点も大切です。 見えないものを見えるようにするのがデザイナーですが、見えないものを見ようとする見方も必要です。それは配置とか位置とか、ヒトが動かされている導線です。20061102img_2891

 それと大切なことは、それがそこにある意味です。そのことをずっと考える。意図といえばわかりますが、配置の論理という哲学、、、、法則を考えます。そして社会におけるその現象のもつ意味です。それに時間軸を入れて歴史的に見た場合の意味を考えます。全体と個の関係もみます。見ると言うより考えます。しかし、、、自分の能力以上のことを感じることができないという限界性があります。なかなか空海のようにはいきません。

 日本でできることは数多いのです。そしてモチベーションと、相手は人間であるという素敵なことです。特に小売業は、、、、、我々生産者は自然と植物を相手にしているので、その不満はとても大きくなります。なぜならはたらきかけが実ることは天文学的に少ないからです。日々環境は変わる、、、、特に私たちのような露地栽培の場合は、難しい。そのバッファー(緩衝)機能が卸売市場と買参人の目なのですが、、、、、、消費者を相手にするほうが、努力は報われるように思っている生産者はおおいはずです。

日本の生産者を見ていると、自分も含めてですが、とても小さなことに気遣いしていて、大局を見ていません。栽培している生産物は絶対に変えてはいけないのです。変えるのは出荷方法、たとえばエルフとかレンタルバケットで出すとか、、、出荷先市場を変えるとか、直売にするとか、、、、サイズを変えるとか、、、作るものを変えることは大きな誤りに進んでいくことになります。

 そして一人で行くのか、集団で行くのかで得るものは異なることを知るべきです。あるいは我慢しどころが違います。トレードオフは集団の規則にも、人事にも必要な場合があります。そして取引先に求めることも最小限にしないといけない。なぜ自営業なのか、農家なのか、ということが大切です。誰のために働くのか?ということも。仕事を通じて個の実現を図ることが理想ですが、まずは喰っていくための規模、労働の仕方があります。

■今回は、オランダのこの若いデザイナー集団の存在が背景にあることを知ったことがいちばん20061102img_2908_1大きな収穫でした。 こうした情報が日本には全く伝わってきません。残念なことです。

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