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2006年11月 3日 (金)

流れにまかせて

■2006年11月3日、オランダ3日目。朝5時半で真っ暗です。パソコンは日本時間設定のままなので、画面の右下の時計は13時30分を指しています。あと30分で朝食。今日はチェックアウトしてバスにも7時30分に乗るので忙しい朝です。20061102img_0633

 予定していた取材計画(調査)の1割くらいしかできませんでした。アムステルダムでは雨に打たれながら、傘は持っていましたがささずにシンゲル運河脇の花露店市を見ました。雨のオランダは珍しくないのですが、気持ちを切り替えて雨を撮影することにしました。たぶん町の風景、雨の風景は撮れないと思ったからです。300枚撮影しました。バスのなかからも結構撮りました。バスに乗ると陽が差してきます。外に出ると雨が降ってきます。外では寒く手がきかなくなる(かじかむ)。10度以下ですから。

 結局、早めにRAI見本市会場に入り、そこで開場を待ちながら、幾人かの人たちの問題意識を探りました。こうした立ち話というのは、とても重要です。食事のときの話も重要です。

 日本を出てから、初日の夜に寝たのは3時間のみで、2日目の夜も3時間睡眠で、いままで来ています。昨日は、ホルティフェアの会場では、時間がなくて、飲食はできませんでした。ダンジガー社のブースでライトコーラを2杯のんだだけです。朝はゆったりしていましたが、、、、、20061102img_2771

 ホルティフェアの11時、開場と同時に米田社長に敬意を表して、皆でクリザールの展示ブースにまず行き、僕は緑茶を飲みました。そこで姫路から来ているK課長と対面座となり少しお話をしました。IFEXでも会ったばかりですが、オランダでも会って、、、11月下旬に訪問する予定であることをお話ししました。環瀬戸内350店舗ほどの食品スーパー店頭に花束を納品していて私たちの取引先です。

 隣には東京クリザール駐在の植松さん。今回ヒガシさんはお留守番?のようですが、彼女が翻訳したと思われる10月26日のオランダ発ニュース(フローラホランドとアールスメールの合併)が、米田社長から昨夕転送されてきていました。

 クリザール社のチェリックさんといくつかかすみ草の品質管理(トリートメント)と処理剤の関係で植松さんをはさんで議論しました。1年前、海上輸送コンテナでのかすみ草プロジェクトの取材の際に、ヒガシさんに連れられて皆とは別日程でクリザールのオランダ本社のチェリックさんをたずねています。IFEXにも来ていましたが、詳しくかすみ草の前処理と輸送後のリパックの処理について意見を聞きました。20061102img_3207_1

 そこで分散してそのフロアしか、、、結果として見れない、、、、14時(午後2時)30分に鈴木のり子さんにはじめてお会いして、一緒に20時まで、途中から新潟の富樫君も加わって会場を歩きました。夜8時までやっているのですが、夜の時間は各ブースでのパーティ、ディスカッションが多く、音響も出ています。セントラルローズの大西社長もおられました。

 ガーベラだと思うのですが、プレスマンというブースで夜の部で、新種、、、緑のスパイダー咲のような変わり種の発表会を行っていてひとだかりでした。その後3~4人のライブ演奏(歌)が行われています。

 昨年のフローラホランド市場のグループをあげて取り組んだ「リテイル・プラザ」は大きな影響をオランダ花の社会に与えたと思いました。まず、今回は同社のリテイル・プラザが、このフロアのフロントに位置し、アールスメールの合併を10月26日に発表しているので、社名はフローラホランド、(本社はたぶんアールスメールに起き)、会社のロゴマークはアールスメールのマークを使用します。フローラホランドのブースとアールスメール市場のブースは道の両脇を固める配置で、その街路の頭上には液晶ディスプレイでハウスオブトレンドで画像を流していました。20061102img_2641

 まず、全体の11の会場のブースは、街路をイメージして方形割りを基本して、中心通りには「ストリート名」を付けています。昨年までのホルティフェアは、フラクタルな構造、つまり中心をもたない区割りを持たないブース構造で、どのブースも主役になれるかたちを設計者は意図していたと思います。そのため行き場所がわかりにくい、、、、見落としもある。

 今回はつまり街路の主役は明確で脇道にそれれば、歩く人が少なくなります。そこはIFEXでもおおきな課題で、食品スーパーの野菜、鮮魚、総菜の売場は人が多いのですが、それに囲まれたグローサリー売場(お菓子とか、長期保存の利く加工品)にはほとんど人がいません。それと同じなのですが、街路の構成では店頭の構成とおなじで、要所に人の集まるマグネットを作ります。そこが行き当たりのデモ場所だったりしています。

 アールスメールのフラワー・オブ・リテイル、ポッツ・オブ・リテイルの提案がまずいちばんでしょうか?ほかを見ていないで言っていますので(笑)。

 鈴木のり子さんと合流してから、彼女の見ているオランダ地元での視点が加わるので、午後から夜の見方は、のり子さんの見た視座だと思います。

 昨年のホルティフェアで種苗会社ブースでは、素材や品種の展示だけで、それを生活のなかにどのように届けるか?消費者(コンシュマー)と会う接点は量販店の店頭が多いわけです。それでたぶんリテイルプラザのコンセプトにショックを受けた(これはカンケの推察)オランダの種苗会社群がグループを新たに創ったのだと思います。それがフィデスなどによる「ダッチ・クリエイションズ」だと思います。かれら種苗会社グループの素材を使ってデモが行われ、作り込まれたリテイルプラザ的な商材(最終提案商品)がかれらの街路の中央に4色のコーナー分けをしておかれ、それとスーパーの花束売場の提案(鉢も含め)置かれていました。良いのですが、社会との接点をかんがえた上での、ソーシャル・デザインが欠けています。それが少し残念でした。

 小さなブーケメーカーの合併も進み、そうしたなかで、オランダ花卉協会BBHのコンセプトを利用して、秀逸だったのは、トップフローラらによるLELIVELD groupです。グループのコンセプトは、ナチュラル・イン・サービスです。このブースは3色に色分けされた3層構造で、そしてとても社会との接点も考え抜かれたブースデザインで、アールスメールマーケットは素材提案、売場の枠限定での提案としてトップとしてあげましたが(まだ全体を見ていないのに、、、、)、暮らしの提案というライフスタイルを見て、それと量販店スーパーとの接点、今後重要となる廃棄物と暮らしの問題を見たときに、インディーズな(それは先端で、社会の雰囲気を敏感に言葉や表現として伝えるための詩人としての役割、、、、、炭坑のカナリアの役割)を埋め込んでいました。そうしたデザインが3カ所で出ていました。ほとんどの人は見逃したと思います。ビジネスにや役立たないからです。

 IFEXの10月20日にオランダ大使館主催でBBHが行ったセミナーに、マツヤマさん、大島さんと出て聴講したのですが、そのときのマーケティング手法、、、、売り手としての売場の棚割をベーシック、トレンド、、、、ということを、具体的に利用する女性の名前でソフィー、エレン、バネッサという名前で使う花の雰囲気を限定して(トレードオフして)提案する映像を少し見ました。それを受けて、創ったブースです。

 別な包装材メーカーブースでも同じ単品ブーケと写真という小間がありましたが、LELIVELDは、のり子さんに通訳してもらって(彼女が取材した)それを聞いて、そのライフスタイルのバックヤードにスーパーの店頭を付けたという両正面の構成を創って街路に家、、、、ベランダのある家を創っていたことがあとでわかりました。

 フラワー・フォー・キッズのブースの場所には、それは無く、富樫君とのり子さんと3人で、次いで、富樫君が見たい、、、、3回見て、また今日のり子さんの説明で4回目となるブース、、、、ブルーム・コンセプトを私も2回目(撮影)で入りました。のり子さんおすすめのブースとして時間をとって案内者の説明を聞き(オランダ語)、それを通訳(日本語に翻訳)してもらいながら、見た場所です。ここは社会に開かれた場所です。若いクリエイターや障害を持つ人々が創った花に関する提案の場です。商業のさらに先を行くコンセプトが出ています。別にフローリストを目指す人たちの作り込んだ作品を並べたブースも別なところに(BBH、ダッチクリエイション、、、、が協賛)ありました。若い人を参加させようという試みには学ぶべきものがありました。

 今日の視察日程が迫っています。朝食の呼び出しがツアー事務局の佐無田さんからありました。

 昨夜はさらにダンジガー社長に誘われ、同社主催の80名ほどのパーティで23時まで。来ないタクシーを待って宿に着いたのが0時。オランダ、ポーランドの生産者と話をしました。日本からはスミカの西川部長が参加していました。韓国からは3名の参加者がありました。予定を大きく変更して、流れにまかせて、、、、人に出会うホルティフェアになり、それでよかったと思っています。今日のアールスメール市場、同トレードフェアを見て、、、、ホルティフェア会場に行きたい(個人的な行動で団体行動から抜けて)、、、、と思っています。写真は2000枚取りました(1GBフラッシュメモリで5枚)。そのほとんどが、アールスメールのリテイル提案と、LELIVELD、グローイング・コンセプトです。

 フローラホランドのオーガニックフラワーのブースには生産者が5名ほど来ていて、単独で3人の生産者に取り組みを聞きました。のり子さんを紹介しました。MPSの隣のfffpはタグ(トレーサー)をつけて英国とドイツ?で開始しています。それものり子さんに通訳してもらい聞きました。

 TFAはブルームに替えて、フェアトレードを訴求したプロモーションでした。

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