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2006年12月23日 (土)

60cmの生産を拡大へ

20061223nagaglf ■2005年からシフトチェンジして、60cmのかすみ草の生産を増産している。今年(06年)は、43万本で、出荷量の19%となった。このために最適な品種が「雪ん子360」で、出荷数量の42%は「360」で、他の雪ん子系を入れて60%になっている。

 現在は、品種よりも長さ(サイズ・ボリューム)に価値があり、特に60cmの商品に価値がある。価値と価格は同じではないが、60cmの品質を上げることで、採算のとれる価格帯にすることは可能だ。

 Sの60cmというのは枝切りで、Mの60cmとは元切り。受注希望はM60cmが多いのだが、これはほぼ選別で発生するもので、作っている訳ではない。20061223honglf

 栽培管理としての方針は、しっかりした80cmの元切りと、枝切りの60cmを栽培する品種として「雪ん子360」を昭和花き研究会のベーシックアイテムとして位置づけ、販促を行っている。この品種は、つまり採花本数をベースとして採花率を高める管理をしなければ利益はでない。つまり枝を多く取りきる労働があって成り立つ。 ていねいに採花を続ける、、、、、努力が大切になる。つまり労働時間が採算につながる商品。労働をしないで売れる(利益の出る)品種は無い。

 品種よりも、規格(長さ・サイズ・その品質)に価値がある。もっとも取引先の業態が昭和花き研究会は国内の量販店にターゲットを絞っているので、このような考え方を採用している。育種が国外が主体のかすみ草では、種苗費が経営に占める割合がとても高い。それを坪当たり採花本数で考えることをしていかないと、投入したエネルギーの効率も悪くなる。栽培で解決できない問題は販路、販売方針に課題があり、そこを見つめる作業をしないと、栽培の労苦は全くむくわれない。

 →→→井野農園の種苗コストと提案20041208atzu_3

■ベーシックアイテムと、トレンドのバランスと、その位置づけ、営業の仕方は異なる。ユーザーを脇に新しく作っていく商品構成でなければ、単なる「買い換え」がおきるだけ。具体的に言えば、BFが好きで継続購入している実需者に、雪ん子を勧めたことが縮小していくきっかけとなった。BFから雪ん子に買い換えただけで、枠は広がらない。新しい品種は別に顧客を作るか、販売チャネルを変えるか、、、、そうしないと、品目が抱える顧客は増えることはない。戦略が無いのだ。品種を置き換えるだけでは、向上は無い。品種と新規顧客創造はセット、、、つまり同時に進めるべきで、新しいユーザーの意見を聞いて新しい品種を取り入れてもらい、既存顧客には既存品種の品質向上と、規格(長さやボリューム、、、、60cmが中心)での満足感を創出することが必要だ。そこが欠けているので、80cmを60cmの価格で仕切られてしまう、、、、、つまり仕入は計画的に予算化されて行われているので、良い品種を出しても評価されない仕入の構造に変わってしまっている。

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