« 2006年11月 | トップページ | 2007年1月 »

2006年12月の投稿

2006年12月31日 (日)

子どもが未来をつくる

→→→大内宿場は未来

20061231img_6800

子どもをまもるヤマビコ。

|

お別れ

■2006年12月31日(日)曇り。今年は仲間の告別式で1年を閉じた。会津若松市内宮町にある葬儀場には、友人仲間が100名ほど、かつてのバンドの仲間やそのスタッフ、照明やPAを手伝ってくれた仲間、わたぼうしコンサートの仲間、、、、障害者の支援をしている仲間、、、、25年のなかよしバンドの歴史にかかわる人たちも集まった。S君は39歳で旅立った。僕は彼が10代の時にはじめて会った。僕らのライブの準備や企画、そして時にステージで歌う、、、、ということをしてくれた。現在のバンドのメンバーの僕と孝雄君と中井君が葬祭場ではいちばん前列に座した。葬儀はS君が所属していた祭連(みこし)の仲間が出棺まで手伝っていた。僕はS君とつきあって20年になるが、はじめて彼の両親に告別式でお会いした。12月に体調を崩し急逝したS君は、僕らにとても大きな思い出を残してくれた。ありがとう。 今年最後の太陽が雪の山に沈んだ。

 

20061231img_6681_1

|

機能の省略

■2006年12月31日(日)曇。20061231ksmt2007

■2007年2月1日の全国カスミソウ静岡サミットin東京について→→→ウェブサイト

+++++

■個人からの出発が基礎となる社会に入っています。必要とされるのは「自立した個人」の創造性を最重要視する、柔軟な小集団(3人から30人)。それらのゆるやかな連携も、必要です。集団や連携協会によりかかるのではありません。自ら動くことが必要な時代です。個や小集団ではかなえられないことがあるとすれば、それは連携のなかで可能かを考えることが必要ですが、連携協会がそれを行うことに期待して自らの歩みを止めることがないようにします。

 独自商品には、新しい専門的・職人的こだわりが求められますが、サービス力や、情報連携力、提案力、社会性も含みます。ブランドや価格よりも良い商品とはなにか、その品質とはなにか、、、、そしてトレードオフ。

 ほとんどの実需者・消費者にとって、商品の使用回数経験が、その商品の情報量となります。品質の持つ意味をよく考える必要があります。複合的機能をもつ商品から、単機能商品へと変化する時代には品質を絞ってトレードオフすることが重要になります。

 生産性の向上をめざすのは、あくまでも個人の経済的自立と自由時間の拡大のためであったはずです。生産性の向上そのものが目的ではなかったはずです。

 そして情報には、長期的に有効な情報と、刻々と変化する時事的な情報があります。

 、、、、、、藤田悦史『日本的経営の限界と新しい組織づくり』(1995年刊、白順社)より

■今日は、正午よりS君の告別式。39歳。

20040120migs_3

|

2006年12月30日 (土)

大塚實著作

■学校教師、県会議員、町長を経験した郷土史研究家の大塚實(実)氏。歴史春秋社から『奥会津・大内宿』(歴春ブックレット6、2005年刊、500円)は62ページで、大内宿のことが簡潔にまとめられている。20061229img_6602

 また『大内宿』(1998年刊、歴史春秋社、2000円)は、大塚氏自身が下郷町長であった時代に大内宿場の町並み保存に対してどのような仕事をしたのかを含めてまとめた309ページの著作である。

 この82ページに「沼尾沼の雨乞いの由来」が書かれている。

-----

 大内には、牛と沼尾沼の伝説があります。

 むかし、頭のよい牛がいて、小野嶽にあった小野明神様と若松の材木町の「えいほう屋」との間を往復して、お使いをしていました。取引のための米・炭・栗木羽を運んだり、手紙を運んだりしました。ある日、鬼次郎という悪人がこの牛を殺して金品を奪い、その頭を沼尾沼に投げ込んでしまいました。沼尾沼は、その日から七日七夜荒れました。村人がその首を沼からあげたら、天気はおさまりました。後の人は、雨乞いのために牛の頭をかたどったものを沼尾沼に入れるようになったということです。(昭和44年12月20日)

|

会津の屋根職人

■菅野康二『会津の屋根職人~茅手出稼ぎを中心として』(歴春ふくしま文庫34、歴史春秋社、2001年刊、1200円)。20061229img_6465

 会津若松市の郷土史を中心として出版活動をしている歴史春秋社からの刊行で、現在会津地方の書店で購入できる。176ページあり、読み終えた。

 著者は福島県内の高校教諭や県の教育行政にかかわり、福島地理学会長である。『茅葺きの文化と伝統』(2000年、歴史春秋社)の著作に対して、平成13年に日本民俗建築学界より竹内芳太郎賞が授与されている。

 南会津茅出(茅葺き職人)は福島県南部から関東地方が主な仕事先で、冬場の農閑期、、、の出稼ぎだった。西会津町の茅出は福島県内が仕事場で、一年中出稼ぎの専業的な仕事だった。20061229img_6449

 冬に雪が多く屋根葺きに適さない会津地方から外に出て働く。手伝いをする農家や親戚もいる冬に雪が降らない地方で、仕事をした。会津盆地では初夏から秋にかけて「さし屋根」という方法で屋根を葺き、福島県内の中通りや浜通りでは晩秋から冬にかけて「丸葺き」という方法で葺いた。

 また一般に養蚕の盛んだった南会津地方や猪苗代盆地東部では、雪の溶けるのを待って、3月末から4月はじめ頃から、農繁期に入る5月初旬頃までの期間が屋根の丸葺き期間であり、多くの職人と人足(人手)が必要であった。

20061229img_6488

|

自分たちが中心だ

■「大内宿で出すものは、モチ(餅)とソバ(蕎麦)だけだ」「昔から、ここらでは、最高のまかないが、餅・蕎麦のごっつお(御馳走)なんだ」20061229img_6556

 自分たちが中心で考えないと、自分たちを見失ってしまう。田舎らしくてよい、、、それがあたりめ(当たり前)だ。ここの文化があるから、自分たちに自信を持つ。

 観光客のために暮らしがあるわけではなく、自分たちの暮らしのなかに観光客を受け入れていく。だから観光客の意見に、自分たちの暮らしは左右されない。

 アメリカの国の歴史より、このかやぶき(茅葺)の家のほうが古いんだ。アメリカ人の観光客がきたらいつもそう言っている。20061229img_6543

■江戸時代からずっと同じ家に住み続ける、、、、というのは究極のエコライフだ。先日、湯田君の紹介で大内で暮らす人の話を聞いていて、そう思った。そして、

 「世の中は人のつながりでできている」という。江戸時代に大内宿のこの家に先祖が泊まったという記録を持って、静岡から、その子孫のお客さんが来た、という。

 このような宿場を作り、集落を作った昔の人は、経済力もあったし、心が貧乏していなかった。気持ちが豊かだった。いまはみな気持ち・心が貧乏している。

 屋根葺きは、地域の連帯をつくる。それは村が生きていくための共同作業を必要とするからだ。「結(ゆい)」で屋根を葺くからだ。世代を超えた、、、時空を超えた労働の交換をしていることになる。集落の人の手を借りてきたからこそ、雪のなかでもも人は生きてこられた。昔はものを貸したり借りたりして暮らしていた。それは人をおもいやったりすることだ。

■正月迎えの神棚作り、、、、和紙を切るなどまる二日間かかった。3段重ねの餅は、33飾った。(27日に準備し、28日に供えた)。たくさんの神々がいるのです。

20061229img_6523_1

20061229img_6524

20061229img_6514

20061229img_6519_1 

|

アソシエ

■都下板橋市場中卸の自由が丘フラワーズが運営する花問屋アソシエの、本年最後の12月30日のメールマガジンにはまとめのデータが掲載されていました。

 【はなどんや おもしろ情報公開】
 本日現在、はなどんやに会員登録されたお客様 :20924名
 今年、はなどんやから発送したお荷物の件数  :23199件
 今年、最も取扱の多かった花材(金額) :ローズユミ
 今年、最も取扱の多かった花材(本数) :タマシダ
 今年、最も取扱の多かった資材(金額) :アクアフォームスタンダード
 今年、最も取扱の多かったプリザ(金額):ヴェルディシモ(STDバラ)赤6輪入り

 ちなみに取扱の多かった花材(金額)の2位はティネケ、3位はイブミオラ。
やはり年間を通しブライダルブーケに使えるバラが人気だったようです。
想像通り?それとも意外?

|

消費と創造

■内山節『農の営みから』(1996年、農文協人間選書) ~抄~20061230dsc02142

 商品の価値を決めるのは、その商品を生産するのに必要とした労働時間とみなすことによって、商品に合理的な価値を与えたのが近代的な商品経済だった。

 何をつくったではなく、何時間働いたかに尺度が変わった。

 職人労働の時代なら、見習いが10時間働いてつくったものより、親方が1時間働いてつくったもののほうがはるかに価値があった。労働の平準化がすすむと、誰が働いても、一時間の価値は一時間というようになった。

 少なくとも働く側にとっては、何時間働いたかが重要なものになりました。つまり何をつくったかではなく、何時間働いたかが労働になった。20061230dsc02120

 それは労働を時間の消費に変えました。そしてその時、工場のなかで消費される時間と、自分の裁量で消費する時間があらわれたのです。後者の時間は、生活の時間として生まれてきますが、この生活の時間を無駄なく、賢く消費することがよき生活者と評されるようになっていった。(208ページ)

+++++

■他者とどんな時間をつくっていくのか

 他者との関係をどうするのかが、ポイントになってくる。

 たとえば、私たちは、自然との関係をつくりだしているとき、自然との関係なかで時間が生まれているという感覚をもつことができるでしょう。それは決して、1時間とか2時間とかという単位で計測される時間ではない。20061230dsc02124

 自然と人間の共同の時間が、いまここに展開している、というものです。

 他者との関係のなかに存在しているとき、その他者と共同で私たちは時間を創造している。ですからこの時間は、はじめに絶対的で客観的な時間があって、それを消費していくという個人的な時間とは異なっています。

 とすると、私たちの課題は、他者と一緒に、どんなふうに時間を創って行くのか、ということだと思うのです。

 いまの都会の生活は、ひたすらお金を消費し、つまり貨幣を売り、ひたすら時間を消費する生活になってしまっている。 20061230dsc02132

 つまり貨幣も時間も、底をつくまで消費するようになってしまいました。ですから、すごい不安が出てくる。底をついたらどうしようか、みたいな恐怖。お金が底をつくことを破綻としてみているし、自分の時間が底をつくことはみたくない。

 ところが都会を離れて(地方)の高齢者たちは、他者との関係のなかで生きている。自然と一緒に時間をつくり、畑や山や村の人たちと一緒に時間をつくりながら暮らしている。でずから、時間は減っていかない。いつでも、つくりだしているだけなのですから。

 私たちは、他者と共同した時間の創造者になっていかなければならないのではないか。そう考えたとき、時間を創造する「場所」が再び視野に入ってくる。共同体という「場所」での時間の創造。そして他者との関係がつくりだす「場所」のなかで、どうやって共同の時間をつくっていくのか。20061230dsc02138

 ある意味では、生産者と消費者が結びつくということは、共同で、作物をつくり、それを使う時間を創造していくことでもあるのです。共同で時間をつくりながら、相互的な交通のルール、習慣をつくっていく。この過程のなかで貨幣も用いられる。そんなふうなことができたら、貨幣はすでに権力としての近代的な貨幣ではないし、やりとりされる作物は、労働時間量によって価値を与えられた近代的な商品でもない。

 そんなふうにして、貨幣や商品の地位を引き下げていきたい(211ページ)。

 

|

年末の花束売場

■12月30日(土)14~17時まで10店舗調査しました。そのほか3店は駐車場が満車で入れないため、調査を今日は断念しました。20061230dsc02143 農協の直売所(旬菜館)は閉まっていました。ホームセンター4社は売場を縮小していました。2004年→05年→06年とさらに縮小しています。SM(スーパーマーケット)は4社6店舗みましたが、1社には学ぶべきMDが出来てきたSMがありました。売場の位置もよかった。正月用花束は980円が中心価格帯でした。アレンジメントは2980円。

 その他、野菜・魚・果物・惣菜等も見ました。

 結論から言えば、SM1社(各店)のみが花束売場を積極的に伸ばそうとするMDが見れ、それ以外は当地(会津)では、縮小していく様子です。

------

■山梨県での年末の様子→→→ ソーマさんの見方

|

農の営みから「場所」とは

20061229img_6400 ■内山節『農の営みから 創造的であるということ(上)』(農文協・人間選書、2006年3月)。

 202~203ページ

 産直を、消費者が安全で安くておいしい作物を商品として購入する方法だと勘違いすると、あるいは逆に生産者が有利な商品販売の方法だと勘違いすると、いつの間にかこの活動は変質して破綻してしまうでしょう。それなら生産者の名前まで商品価値にしてしまう流通業者にまかせたほうが、多分長続きする。

 そうではなく、消費者は作物を買っているのだけれど、そのことをとおして農業をつくる側にまわる、農業や農民を支える側にまわる。

 農民は作物を売っているけれど、消費者の生活を支える側にまわる。20061229img_6381

 そのことによって、共同で農業や農民、農村と、消費者の生活や文化的な暮らしを創造する。そういう共同の「場所」をつくりながら、この「場所」のなかで諒解できる交換ルール、交換習慣をつくる。その結果儀礼的な手段として貨幣もやりとりされる。こんな考えが、小さな産直をいっぱいつくりだしていくうえでは必要なのでしょう。

 一人の人間にとっても、自分の存在する「場所」はひとつである必要はない。共同体的な「場所」もあるし、その前に家族もひとつの「場所」かもしれない。地域的につくられる「場所」にも、それをつくりだす関係によって、いろいろなものがありうる。20061229img_6370

 さらに関係がつくりだす「場所」を考えるなら、それも関係がつくりだす世界としてさまざまがあっていい。そういう多種類の「場所」のなかに、つまり多層的な「場所」のなかで、一人の人間も存在している。もちろんそのさまざまな「場所」のなかには、自分が濃密に存在している「場所」もあるし、どちらかというと薄く存在している「場所」もある。

 産直活動をしたからといって、生産者は自分の存在のすべてを産直にかける必要もないし、逆に消費者はその産直に自分の必要とする農作物のすべてをゆだねる必要もない。つまり、そのどちらもが、多層的な「場所」のなかで存在していい。

 それはドライな関係をつくろうという意味ではけっしてありません。20061229img_6414

 さまざまな「場所」の重なるところで暮らし、その「場所」ひとつひとつには自分の存在のかかわりの濃淡はあるものの、すべて「場所」を大事にしながら、そのそれぞれの「場所」で共同のルール、共同の価値をつくりだしていく、そのくらいのたくらみを私たちは回復していきたいと思っているのです。

------

■昨日訪問した南会津の下郷町・大内宿、、、、そこの「場所」で感じたことを、内山節の本から拾ってみた。

|

順調な降雪

20061230img_6641 2006年12月30日(土)曇。朝、米をといで炊飯器にかけてから、コップ一杯の水を飲んでから、家廻りの雪かたしをはじめた。今日は、昼食だけにする。会津若松の東方尾根上にあるこの地区は雪は少なくなく、強風で有名だ。昨夜は重い雪、、、つまり湿った雪が降り、昨夜から今朝までで40cmの新雪が積もっていた。春に屋根のペンキを塗り替えたので、東面の屋根は半分の雪が雪止めがあるにもかかわらずに地上に落下して山となっていた。

 車を停めておくところなど、長靴より深く(長靴は40cm高さ)積もっていた。ホームセンターから買っておいたアイリス・オーヤマ製のプラスティックの雪かき(雪はね)で、すべて今日は雪をかたづけた。1時間と少しかかった。20061230img_6653

  この人は二時間、雪掘りをしている。→→→→新潟県魚沼

 庭の植木はコーシキ(父が作った木製)で幹をたたいて、雪を落とした。

 冬は畑にハウスは無いが、家、小屋、作業小屋や苗の管理をする鉄骨ハウスなどの雪の始末、、、、は相当な量になる。

 昨日の早朝が国道・県道等の除雪作業を冬の仕事にしている昭和花き研究会の本名敬君(副会長)は、本格的な雪で、未明から夜までの除雪の仕事がスタートしている。20061230img_6655

 昭和村の家に電話をしたところ、昨夜から今朝までで50cm降ったので、積雪は1mになったことと、今朝の雪はトラクターの荷台雪よけでも押せなかった(重い)という。

 Tシャツとそのうえに着た長袖のシャツが汗で濡れて重くなったので、これから風呂を沸かして午前中は風呂で哲学者・内山節の本を読むことにした。浴室と台所の大掃除と洗濯。

■午後は会津若松市内のホームセンター・スーパー等量販店の正月向けの花束売場の調査を半日行う予定にしている。午前中は各店とも除雪で駐車場が混雑するだろう。毎年、十数店舗を盆・彼岸・暮れと定点観察している。価格帯と陳列・MDなどを見る。

| | コメント (0)

下郷町史⑤民俗編

■2006年12月29日、南会津郡下郷町大内で吉村徳男さんのお話を、湯田浩仁君と一緒に聞いて、吹雪のなかを帰った。20061229dsc02114

 帰宅してから、昭和57年(1982年)9月に刊行された『下郷町史 第5巻 民俗編』770ページを、、、、さきほどまでの時間(30日未明)で読み終えた。28日に会津大前の古書処・勉強堂から購入しておいた資料で、いくつか共通の背景を読み取れた。

 いろんなことを聞いたのですが、大内宿場の東方に小野岳があり、その山頂北に「沼尾沼」がある。その雨乞いの牛首伝説は、とても重要な内容を隠している、、、、と感じたからだ。誰が流布したのか?という点と、会津盆地と南会津のかかわりを背景に持っている。また年明けに吉村さんにお会いすることにしているので、そのときにあらためてお話を聞こうと思う。話はいくつかの物語を併せ持ち、たぶん話者(伝承者)により、異なる内容だと思うが、大筋は変わらないようだ。20061229img_6457

 吉村さんが言っていた「ネムタ流し」。町史531ページには、こうあった。「旧七月七日のナヌカビに、大豆の葉で三回眼をこすり、川に流す。小松川(という集落)では、こうすると朝起きがよくなり、夏の暑い日に眠けが覚めるという。この時、「ネムタは流れろ、豆っ葉はつっかかれ」と唱える。ネムタは睡魔のことで、ちょうどこの季節は労働も忙しく、暑さも厳しい。ネムタ流しはこれを追い払う呪いと考えられ、川に流すことから、本来は盆を控えての物忌み、禊(みそぎ)と思われる」20061229img_6482

 246ページには下郷町木地小屋という地区の「雪の予兆」について掲載されていた。「木地小屋では、タケノコシ山に三度雪が降ると村にも雪が積もると言われている。まだ木の葉が紅葉しない青山に雪が降ると、その年は根雪が遅く、また秋方、ホウノキの葉が風で自然に落ち、葉の表が多く出る年は雪が深く、裏が多く出る年は雪が浅い」

 129ページには、「材木の搬出用のそり(橇)について、橇材は主にオンノレなどの堅木で作られる。ミズネや白樺を使うとヤキついて(滑走面に雪がつく)困った、という。わが町の山にはオンノレは少ないので、田島の奥山の方から売りにきたものを求めた。オンノレが山にあったときなどは、宝のようにして組内で分け合った(木地小屋)。太いところでは大きな橇、細いところでは子どもの橇を作った」「橇には雪の上で使用するヨツヤマ、バチゾリがあり、雪の無い季節には土橇(どそり)を使う」20061229img_6484

-----

■この8月に出版した『会津学』2号で報告した私の原稿、、、、、私の住む大岐(おおまた)地区には博士山と裏山のクイナの2箇所にお湯が出る窪があり、そのお湯を止めるために「牛の首」を埋めた、という伝説がある。

 下郷町の小野岳山頂付近の沼尾沼では、「牛の首」を沼に入れると雨が降るので、それを利用して雨乞い、、、、それは会津盆地側からの祈願であったような内容でもあった。

 

| | コメント (0)

2006年12月29日 (金)

雪の大内宿場

■2006年12月29日(金)。吹雪。14時30分、雪の大内宿から帰宅しました。吹雪のため磐越高速道などは通行止め、列車も強風等で一時止まっているようです。

 田島の田部の湯田浩仁君といっしょに、下郷町の宿場街・大内の「そば処 こめや」さん、吉村徳男さんにお会いしてきた。28日が正月を迎える神棚のしつらえで一日かかったそうだ。屋根葺き職人としての仕事や地域での生活のこと、地名など、いろいろと教えていただきました。とても忙しい暮れのなか、紹介してくれた湯田君、応接してくれた吉村さんに感謝します。

 吹雪は強まり、視界がなくなるくらいの強風・吹雪となっていて、零下3~5度。会津盆地が零度。なんとか無事に帰宅しました。

 吉村徳男さんのウェブログ→→→ 大内宿の日々

20061229img_6549

20061229img_6540

20061229img_6412

20061229img_6561

20061229img_6581

| | コメント (0)

味噌アイスクリーム

■今日、湯田家試作のお味噌をブレンドしたアイスクリームをいただいた。おいしかったです。20061229dsc02112

| | コメント (0)

共選と個選

■熱い議論が行われています。レリシアが誕生して1年、、、、この仕事をきちんと評価できたのは、つっちーさんが初めてではないでしょうか? IFEX2006で幕張でお会いしました。そしてショーザフローレでも。→→→ つっちーさんのウェブサイト

20061229img_6564

20061229img_6616

20061229img_6612

20061229img_6624

20061229img_6635

20061229img_6636

|

5th カスミ・サミット

■静岡県ハイナン農協・相良営農経済センターの松下さんからメールが届きました。第5回全国カスミソウ静岡サミットin東京の開催要項・ポスター等ができあがってきました。現在の申込者数は約160名で、追加の参加者募集をしています。詳細はすぐに、掲載致します。

 2007年2月1日(木)13時~ 東京都大田市場花き部内で開催されます。

  2月2日(金)は午前に市場内2階中央通路で産地PR・品種検討。午後1~3時まで、池袋のサンシャインシティで、関東東海花展会場でアンケート・花束配布。

    →→→かすみ草サミット

|

596号

■2006年12月29日(金)。フロレッタちゃん金曜817号を読んだ。年末の花束加工業で深夜まで作業をしているなか、6ページもの、と力作だった。読者は596人。20061216img_5608

花日記リンク集は、576人が毎日、、、チェックしている人がいる。(ランキングのページから)。

■ひとつのウェブwebが形成するコミュニティ数が約600人ということだろう。そこから先はなかなか伸びない。それでも無償の行為により運営されるという、オルタナティブなウェブサイトの集合体としての精神を持つことは素晴らしいことだ。仲間がこれだけいる、といことと、この外にも社会がある、、、ということを自覚しなくてはいけない。

-----

■12月28日の23時6分にバンドのN君から短い電子メール、訃報が届いた。なかよしバンドを20数年間支援し、時に出演してくれていた会津若松のS君が年を越せずに亡くなった。彼は病気を抱えながらも菓子製造業ではたらき、社会参加をしていた。まだ40歳だ。。30日17時から通夜、31日12時30分から告別式が市内宮町のS典礼で行われる。彼は、プロレス観戦と、みこし担ぎが好きだった。秋の会津風雅堂での、わたぼうしコンサートで彼を見かけなかったことが気になっていた、、、、、合掌。

|

2006年12月28日 (木)

事前の学習

■2006年12月28日(木)。雨。テレビで夕方、田島の祇園会館?が出ていた。雪になりはじめていました。明日訪問する大内宿の事前調査を27日と今日・28日は行っています。午後に会津若松市内の書店2軒と、会津大学前の古書処・勉強堂で、合計2万円で、計5冊書籍を購入し、2万5千分の1地図を6区画(@270円)購入しました。購入したかった20年ほど前の報告書は3万5千円だったので、購入はあきらめ、立ち読みすることにして、概要を頭に入れました。下郷町史民俗編(7,500円)を含め、大内宿、会津の茅手(屋根葺き職人)に関する資料です。半分に目を通しました。

 地図は、調査する集落の集水域とその尾根の先の集落まで入った範囲のものを購入し、細かく沢や地形で地図を読みます。1月3日にも田島町(南会津町)に聞き取り調査に行くので、その地域の地図も購入しました。

 今夜から明日は雪。大雪の注意報になっています。朝早く出て、調査集落の全景を写真に撮り、あとは歩いて可能な限り調査開始の時間までを観察と撮影をしてすごします。記事に掲載する写真のイメージを数枚決めました。あとは現地で発見したことにまかせてふくらませます。雪が降るので、そのような対応を考えています。写真機の電池と替え電池の充電、記録メディアの準備、承諾が得られれば録音取材するので、その器材の点検。防寒衣の準備、必要な資料のコピーなどがほぼ終了しました。あとは明日の成り行きで進めます。市内の菓子舗で手持ち(土産)も購入しました。訪問先への謝礼です。

 取材計画のなかで、質問項目は作りました。今後の展開を予想した3ヶ月の取材計画と執筆計画、対談の計画もシナリオを素描しました。

■これから関連する人に会うため、籠太に向かい、事前の知見とします。2002年に籠太(当時はふくまん)で阿賀野川に関する座談会が開かれていました。

| | コメント (0)

対話力

■ちょうど1年ほど前に買って置いた雑誌を読んでいる。

大修館書店の月刊誌『言語』2006年2月号。特集は、

<聞く>ことが拓く世界~内奥の声を引き出す対話の力

そのなかでも、小学館のアウトドア雑誌ビーパル等で著名な塩野米松さんが「聞き書きの醍醐味と喜び」として書いている。宮大工・西岡常一をはじめ多くの職人たちの聞き書きを本にまとめた。現在は高校生にその聞き書き技法を伝えようとする。Tajimaimg_6213

|

JAはまゆう販促

■宮崎県のJAはまゆう花き部会、スイートピーを購入した方から、、、、、ネット販売であれば、、、、、きんかんを進呈→→→フレネット日比谷

■今日(28日)の朝から、、、お願いして、、、明日12月29日(金)、午前、、会津田島の湯田浩仁君に下郷町大内宿(近世宿場街路の保存地区)を案内してもらうことになった。暮れの忙しい時期に申し訳ありません。味噌の販路(販売先)の調査です。Img_5263

 28日の11時、奥会津書房の遠藤編集長に、会津学の構成について提案を行い、1月の取材計画のおおまかな共通イメージを持つことにしました。

■2006年はカエル姫の時代でした。

|

もちチューブ

■モチを焼くのは、なかなか難しい。とにかくこまめに裏返す、、、、返す、、、、焦げないように。20061228dsc02103

 ガスコンロにフライパンをのせ、油などはひかずに、細長チューブ状にしたモチをならべ、フライパンで箸をつかってで焦げないように転がす形状にしてみました。すぐ焼け、こげず、、、、。これは成功です。

 しょうゆをつけて食べることもできますが、どんぶりに入れて、鰹節(けずりぶし)を入れてしょうゆをさして、お湯を注ぐと、、、おいしくなります。

■製造法がことなるのですが、形状をみると、細長チューブ状のものを、さらに切って、サイコロのように、つまりキューブ状にするのが「もちあられ」です。スクエア。

■昨夜、昭和村の大岐の母に聞いたところ、すったサトイモをちっとと、なま油をちっとと、砂糖をちっと入れて、もち米で作っているそうだ。砂糖が多いと、油で揚げた後に縮む、から「あんべ」が難しい、らしい。20061228dsc02106 同じような製法で「ふくらかしもち」も作る。

| | コメント (0)

イケア

■イケアの日本進出戦略と環境への取り組み。1月16日午後セミナー。JFMA→→→ 小川先生12月27日

■政府・花き対策室。今回は近畿農政局生産経営流通部園芸特産課が担当→→→2月27日(火)に「みやこめっせ」で第4回目となる「花き生販連携交流大会in京都」が開催されます。→→→開催要領PDFファイル1枚 →→→近畿農政局

20061226img_6152

|

新聞記事

■たまっていた新聞を読んだ。 20061226img_6100

■『花卉園芸新聞』12月5日号。1面下方に10月29日に板橋市場オータムフェスティバルが開催され、その様子が掲載されている。昭和花き研究会のかすみ草の販売され、染めかすみ草は完売された、、、、と聞いていたのでその雰囲気がわかった。

 2面、オランダ2大市場合併へ、の記事と社説。フラワー・カウンシル主催のセミナー(10月20日)で、フレッシュリテールの社長の講演。

 3面、JFIフェア(10月19日、20日)の記事。東京豊洲のららぽーとのフードストアアオキの花売場。20061226img_6099

 5面、フラワーフードの正しい使い方。

■花卉園芸新聞12月15日号。2面。12月1日にアーバンホテル大田市場で開催されたFAJローズセミナーの様子が掲載されている。MPSの講演もあった。

ローズプレミアム「レスペクト告白のバラ」産地と提携し独占販売。

今後、FAJコンフィデンスセレクションの3品種、アリューシャ、バリンゴ、ドリームライト。

■日本農業新聞11月21日。消費流20061226img_6093通2面(5ページ)。

「水耕シクラメン登場 北海道の生産者 卸と共同で開発 インテリアに最適 クリスマス仕様も」(6段記事、写真)

 北海道の札幌・旭川・函館のシクラメン生産者グループ「A-ZO」と、卸の北海道植物、東京フラワーポート(葛西)、豊明花き。

■日本農業新聞12月24日。1面トップ記事。

「世界初 ヒエにもちの粘り 和菓子など用途幅広く 岩手大」 20061226img_6203

 岩手大農学部の星野教授が在来種150種のヒエから4系統を選抜し、モチ性ヒエの開発に取り組んだ。「岩手1号」

■日本農業新聞12月15日。福島版。

「トルコギキョウ 販売1億円突破 バケット出荷や本数見直し 規格改良が成果 JAそうま飯舘花卉部会」

■日本農業新聞12月27日。消費流通2面(5ページ)。

「地産地消を生かせ なるほど直売所 パートⅡ⑥ 花と米コーナー 鮮度+選択の幅が魅力」(JA総合研究所主席研究員 山本雅之)20061226img_6250

■日本農業新聞12月19日。地域営農東北欄。

「ユキヤナギ 出荷良好 初選花へ規格統一 福島 JA・すかがわ岩瀬」

 JAすかがわ岩瀬西袋営農事業所は、14日、JAの西袋開花ハウスで、ユキヤナギ「小雪」の目揃え会を開き、今年の初選花を前に、規格の統一を行った。生産者22人と作業員18人、JA職員が出席した。

 3月の彼岸ころまで、1月中旬以降のピーク時には日量500箱、札幌・仙台・福島・京浜・沖縄に出荷。20061226img_6278

 関連記事で12月14日にもJAすかがわ岩瀬花卉部会雪柳班。200万本、1億円。

■日本農業新聞12月13日。2面の論説。

「市場手数料の自由化 卸は収益構造改善急げ」

東京都中央卸売市場で営業する東京豊島青果が、業務・加工向け販売を強化する方針を明らかにした。2009年4月からはじまる定率制委託手数料の自由化に対応するため、これまでの市場業者への販売や転送に頼っていた収益構造を改める。20061226img_6204

 青果卸では、すでに横浜丸中青果や東京千住青果、東京新宿ベジフルなどが、スーパーやコンビニエンスストアとの直接取引に乗り出している。

 ノウハウを蓄積するには時間がかかるし、時間をかけられるほど財務力は強くない。

 それでも自由化への備えを仕組める卸はまだいい。何をどうすることが望ましいのか、社内の議論がかみ合わず意思統一できない卸も少なくない。出荷団体の一部はすでに、卸の絞り込みに入っていることからすれば、立ち上がりが遅れた卸の集荷力はさらに弱まり、経営を悪化する要因でもある「買い付け」を増やさざるを得ないだろう。20061226img_6262

-----

 本文と写真は関係がありません。

 写真は田島の寒干しの会のもちあられつくり(12月26日)より。

|

きれいな机の上

■後でではなく、その時に行う。→→→ ナガオカ ケンメイ日記(12月27日)

   トルコギキョウ白八重。、、→→→ へっぽこ2号(12月27日)

 卸市場のセリ人の考えとしては、、、、、→→→ 今日の花業界(12月27日)

 会津の下郷町大内宿のそば処・こめや。大内宿の日々→→→ 茅手(屋根葺き職人)とそば打ち:吉村徳男さんImg_5257

|

2006年12月27日 (水)

歳末の大雨とイワナ

■2006年12月27日(水)。豪雨・強風の一日。午後は少し陽もさした。夕方、昭和村大岐の自宅に行く。居間のコタツで日本農業新聞の12月分の切り抜きをした。20061219img_5688_1

■12月になり腰痛で大事を取って仕事量を減らし休んでいた父・清一(せいいち、74歳)は、今日(27日)午後1時すぎに山に行って、ブナ林の冬に出るキノコ・カンタケを探しに行って3時半頃帰ってきた、という。

 母・ミヨ子は行った。

「今日みてえな、強い風の吹く日に、山さ行く馬鹿あるんでね」

 父は次のように行った。

「ゆんべは大雨降って、大水出たけど、今日の午後は雨降んねがらよがった。背戸(家の後方)の柳沢峠からノミズノ沢登ってった。ずっと休猟区だったから行ってながったから、今日行ってみた。ヤシキの上のほうは、きれいなだ。そごの小さな沢にこの大水が出て15cmぐらいのユワナ(岩魚)が2匹、遊んでだっけぞ。たいしたもんだ。本沢の手前のヤシキの沢だ。あんな細い沢にいまどきユワナいんだがら、本沢には何ほどいっかわかんねぞ」

「そごの日向(ひなた)にユワ(岩)あんだわ。そこに樹が2本ほど、ぶっくらけえって(ひっくり返って)んだわ。何年か前、雪降った頃行ってカンタケを2,3採ったごとあっから、それを今日、思い出して行ってみたわけ。行ってみたものの、その樹は無くなってるし、カンタケも採んにゃかった。それでドラに抜けて帰ってきたわけだ。カモシカの足跡ばっかだっけ」

「雪はこの大雨で溶けっちゃったわな」

|

3時に虹

■12月27日午後3時すぎ、二重の虹が出た。嵐の一日。強風は続いている。20061227img_6346

20061227img_6351

20061227img_6341

20061227img_6330

|

2007年の生産方針

■2006年12月13日、26日の2回、かすみ草の2007年の生産方針の検討を行い決定した。個人の生産計画は1月10日まで決定する。→→→昭和花き研究会ウェブサイト

20060730img_3001_1 

|

整理整頓

■クリザール・ジャパン社の米田社長から10時頃に電話をいただいた。米田社長には春に産地に来ていただき品質管理について講演いただき、11月のホルティ・フェアにかねて訪問したフランス、ベルギー、オランダの量販店のブーケや、新しい花瓶の洗浄剤(タブレット)入りのフラワー・フード、、、、販売現場を見ることができました。このウェブサイト(ホームページ)をいつも花に携わる人に紹介していただいています。そしてわざわざ、年末のご挨拶をいただいて、恐縮しました。お世話になりました。

 写真の男性が米田社長、左がヒガシさん。中は青山FMの桜井さん。→→→鈴木誠さんのウェブサイトより

■一年分の整理は、まず机のうえから、、、、、年末まで、それを努力目標で済ませます。20061227img_6317 ハジモチを毎日食べて生きています。

| | コメント (0)

気配を消す

■2006年12月27日(水)雨。強雨、、、嵐だった。雷も。朝8時に昭和村大岐の両親に電話をした。さすがに昨夜は雨だったようで、積もっていた雪も溶けて、大水が出ている、、、という。20061226img_6150

■山中で、ブラインドという化学繊維でできた迷彩色の小さなテントに入って、息を潜めて対岸の観察をしていると、動物は寄ってくる。怖いのがツキノワグマ。斜面のはるか上方で音がして時折小石が落ちてくる。こうしたときはトランジスタラジオのスイッチを入れる。

 とても重要な谷に入り込んだとき、夜明け前にその地点に入る必要があった。日の出では移動する姿が目立ってしまうからだ。ブラインドの迷彩生地をすっぽりかぶって斜面を登ることにした。そのまま斜面の中腹に張り付いた。20061226img_6149

 動かずに夜明けを待っていたら、しばらくして動物が頭上に乗った。これにも動かずに耐えた。尻尾がふわふわして長いリスだった。

 夜明け、明るくなって、はるか対岸の動物の巣を双眼鏡を出して、そっとのぞくと、先方もこちらを見ている。目が合ったので、そのまま観察は中止して、迷彩生地をかぶったままそろそろと斜面を降りた。この年、ヒナは無事巣立った。

20061226img_6059

|

零下の朝の雨

■2006年12月27日(水)強雨。雨音が家に響く。20061226img_6042 雷雨、強風になっている(3時)。

■12月26日(火)雨、気温零下2度。雪は無い(会津若松)。朝7時に自動車を運転して会津若松から大川(阿賀川)沿いに遡上する国道118号で下郷町から南会津町田島に向かった。50km。火曜と金曜が燃えるごみの日なので、朝は車のエンジンをかけて暖機運転してから、カルシウム入り半透明のごみ袋を集積所に持っていこうとしたら、コンクリート上は見えないが凍っていて、すべって側溝(U字溝)に落ちた。大怪我するところだった。これで凍っていることがわかった。雪がないと、視覚から危険信号が入らないので、体は日常モードで、すべりへの対応姿勢になっていなかった。20061226img_6044

 南会津町までの間、追突、転落、自損事故がすべて凍結スリップによるもので、救急車も出ている。田島は標高570m。気温零下4度。途中、便利店でホット飲料を購入しようとして道路から駐車場に入ろうとしたら車がスリップし後部が左にドリフトした。そこもコンクリート面だった。アスファルトには氷が張っているものの、観察すると凸凹があるので、車は滑らず、歩くと滑った。コンクリート面はきれいに表面なでつけ処理しているので、一面が氷結してすべり面を形成していた。何人かは、転んでいた。あるようでなかったホット飲料が新発売されてあった。「昆布茶」である。新築された便利店(コンビニ)の店内をぐるりとまわって棚割りをみた。新しいお店には最新のMD(商品政策)が投入されるからだ。20061226img_6097

■南会津町田島のJA(農協)の花の集荷所で午前9時から12時頃まで行われた「寒干しの会」(かんぼしのかい・渡部栄美子会長)の活動を取材した。昨年(2005年)12月22日に設立され、ちょうど1年を経過した地域に住む農業婦人のグループで、この日はもち米の加工品を作る日になっていた。「もちあられ」を4ウス搗(つ)いた。

 渡部会長に話をうかがった。1ウスは2升5合のもち米。色があったほうが楽しいだろうということになって、もち米だけの①白、ニンジンをすりこんだ②薄い赤、かぼちゃを入れて③黄色、草餅のヨモギ(草)を作る要領で④緑色。それぞれに1ウス(臼)ずつ。20061226img_6154

 洗浄された清潔な型枠(プラスティック)に45cm幅のラップフィルムをしいた上に、1ウスのつきたてモチをボールのなかでふたつに分け、箱にそれぞれ入れて、手のひらに水をつけて厚みを15~20mmほどの平らに伸ばし、一工程が終了する。あとは乾燥させ数日後に幅15mmほどに切り、さらにサイコロ状・正方形になるように切り、乾燥させる。

 10時7分に、電動餅つき機のスイッチが入れられ、回転する中心翼の上から、ふかしたばかりのもち米が投入される。ふたりがかりでヘラをもち、餅つき機の内壁にモチがつかないよう手を加える。20061226img_6222 すぐに、フードプロセッサーでペースト状にしておいた大豆を加えて混合する。10時15分頃、もち米の粒はなくなり、ペースト状になり、球形になり回転するモチ塊の様子をみて、仕上がり、電源を切る。直径40cmほどの金属製ボールにモチを移し、半分に割って、ラップをしいた型枠内に移し、平らに伸す。大豆はあられを作るためには決まった分量を入れる、のだそうだ。甘みも出る。

 2ウス目は、10時21分からはじまり、もち米・ペースト状の大豆を入れ、よく搗けた状態の10時25分に、ペースト状にしたニンジンを入れた。回転させ、ヘラで餅つき機の内壁とモチ塊の境界を手入れして、3分後の10時28分には仕上がり。ボールに移し、ふたつに割って、型枠に入れ伸す。20061226img_6272

 3ウス目は、カボチャを入れる。4ウス目はヨモギ。

 野菜は皮をむき、蒸かし、フードプロセッサーでペースト状にする。ニンジン、カボチャ。ヨモギは夏に摘んで湯がいてから冷水でさらして冷凍保存しておいたものを解凍してフードプロセッサーでペースト状に加工する。前回はすり鉢ですりこぎ棒でペースト状にした。

 もち米の加工品として販売する。

 店頭で、購入してから、家庭で油で揚げて「あられ」となる。20061226img_6276

■12月18日にも同じ作業が行われていて、その「もちあられ」を裁断したものが乾燥されていて、それをサイコロ状に切る作業が一部行われた。今回は9名の会員全員の女性と二人の子ども、JAの担当職員が参加した。

 朝は、雪があればスリップには注意するのだけれど、雨だったのでスリップ事故が3件ほど発生したこと。参集者の一人も車が滑ってこわかった、と話していた。いろいろな話を総合すると、零下のなかで雨が降って、降った雨が地面で凍った、、、、から、みなわからなかった、、、、ということのようだった。 20061226img_6186

■もち米を原料としてつくる加工品は、ポリ袋に入れられ、この冬の地域のお祭りや、直売所等で販売される、という。

 9月15日に田島町内の高野地区の畑に蒔かれたダイコン(野菜)は、抜き取り収穫し12月14日にゆでられ紐を通して、軒先に干されてあった。寒干しダイコンで、これがグループの名称になっている。2005年2月には寒干し作りをしている福島県内の視察をしたそうだ。

 9名の皆さんは、年齢は40歳から53歳で、この冬にあと何度か、集まって半日程度の作業を継続していく、という。20061226img_6080 1月11日の午前に、次の「もちあられ」作りが予定されている。

■寒干し、、、、ダイコンを冬の軒先で寒ざらしにする行為は、凍結・解凍で水分が蒸発しフリーズドライさせる伝統保存食の製造法で、古くから日本国内の各地で行われている。保存をする、ということも含めて、軽くすることができ、運搬が容易になる。

 干すことで、滋味・うまみ、が出る。

 山暮らしの山々から採集するキノコ類も天日で干す、あるいは裂いて室内で囲炉裏端で干す作業が続けられた。これらは、保存のためのほか、水でもどせば良質のダシがとれ、冬をすごす食料としてよりも、風味を高める調味料的な使用法とされている。手をかける、時間をかけることで得る豊かさは地域の気象とともに形成されている。

| | コメント (0)

2006年12月26日 (火)

選択の難

■2006年12月26日(火)。今日は午前9時から南会津町田島での「寒干しの会」のあられ作り作業を取材する。『会津学』3号の記事として取材計画を立てている。昼前には昭和村に戻り、午後1時30分からの昭和花き研究会・学習会(大岐センター)。その資料は1昨日まで作成して、新しい資料を加える。20061225img_5928

■『農耕と園芸』2007年1月号(誠文堂新光社)の第30回となる「オランダ便り」はフラワー・カウンシルが提供し、オランダウェブの久保麻里さんが翻訳している(124~125ページ)。IFEXの記事も先月号に続いて掲載されていて109ページにはフラワー・カウンシルが主催したセミナーの記事も掲載されている。

 101~102ページのポット苗のパック・トライアル(展示会)の報告写真を見ると、ホームセンター向けの店頭陳列の提案が多くなっている。

 113ページの滋賀県の試験場の記事で、「滋賀県では直販が増えつつあり、草花類に関しても周年での収穫が求められるようになった」とある。20061225img_5949

------

■日本の卸売市場を経由した国産切り花の流通、商社や仲卸業・加工業・葬祭業による直接輸入による切り花の実需者の変化に加えて、地域の直売所では、新たな流通がはじまっている。それはその地域でまかなう種子系草花類の周年生産で、超・多品目生産である。すべて自ら企画して自ら販売する動きで、地域内の競合は激しい。冬期間や夏季など、市場仕入して店頭販売する事例も多くなってきている。農協(JA)も積極的な直売所の経営に乗り出すところが増えている。これは市場10%、JA系統で3~5%の委託販売手数料が、現在の市場流通で生産者農家が負担しているものを、JAが15%程度の直売所での販売手数料を、JA経営の収益源としているため、である。市場経由率が下がる、、、、というのは、地域内消費、、、、いわゆる地産地消向けで、消費者の家庭には生花店や量販店経由ではない花の購買チャネルができつつあることを意味している。中京・関西地区でこうした動きは特にみられる。20061225img_5978

 種苗商がこうした種子系草花の生産地域の構造の変化をいちばん把握している。某社によれば、首都圏、、、、特に都内での草花の生産が増えている。野菜を生産して直売所を持つ農家が、買上点数を増やすために草花の小規模・多品目生産をはじめているからだ。そうしたなかから余剰分を首都圏の卸市場への出荷にまわすような事例も出てきている。

 概観してみると、地域密着型は生産意欲、品種栽培欲、低コストの種子系草花の直売で意気が高い。一方、地方立地の大型共選産地は、さらなる規模拡大とするか、燃料コスト高のなかで品目転換、、、つまり単品栽培から複数品目栽培に移行するか?そうした帰路にある。またこれを機に離農という選択肢も多い。卸市場の流通の先の小売業の現状を考えてみること、卸市場流通ではないチャネルでの販路創造も考える時代になったこと、、、、つまり鋳型のように決まったこれまでの仕事を、いったん解体して考え直すことをしてみると、栽培品目に問題があるのではなく、販路・チャネル・販売手法・販促手法に問題があることが、すぐ理解される。しかし、そのことに気づく、、、、気づいても取り組むことができるのは、千分の一の割合にも満たない生産グループでしかない。20061225img_5836

 愛知県内の直売所で花の生産をしている農家を取材したとき、、、、、毎日朝直売所にパックした花を納品、昼に売れた分を追加補充、閉店前にはすべての花を持ち帰り、翌朝にはすべて新しい花で納品、、、、そうした鮮度管理をしている。仕事の質が大きく変わっている。そして顧客が見える、、、、、明確な顧客管理を行っていることが、生産意欲につながっている。売れなければ価格を下げる、下げても売れない商品は、売れない商品(品種)だということがわかる。その理由は単純だ。売れない理由を天候や相場や、品種や他産地にすべて課題があるとすることは全く無い。すべて自分に責任がある。これは通販で農産加工品を売っている人々にも共通する。顧客管理と変化対応が可能かどうか?適正価格、商品の価値、、、、すべて自己責任だ。自立した個が集まった集団でなければ、時代に合わせる変化対応と、時代が変わっても替えては行けない芯の部分と、、、それをすりあわせすることはとても難しい。やらないこと、課題を先送りすることをよいこととして、変化しないことをよいとする、、、、つまり変化は抜け駆けであるとする組織文化を持つ組織になってしまっているのが、個の自立を妨げている。自立した個が、目的を持って集団となることが必要な時代になった。個のままではとても厳しい時代だからだ。それは法人(会社・企業)と個は戦えないからだ。農業法人対法人(株式会社・企業)では、勝ち目が無い。個の集合たる集団なら、企業なら競争しても勝ち目があることは歴史が教えている。20061225img_5888

 大河に架かる大橋梁の太いワイヤーは、細い強靭なワイヤーを撚り合わせたものだ。それが人々が通る重みと、風雪の年月に耐える。細いワイヤーになろう。

|

2006年12月25日 (月)

新品種が安いわけ

■新品種が安いわけ、、、、、仲卸店頭フェア(販促)の意味→→→磯村氏のコラム12月25日評価眼

 →→→フローレ21小池社長 異変12月25日

 →→→板橋仲卸クロリス 12月25日

 →→→相場の急落 12月25日

------

  →→→仲卸が花屋をはじめる、メーカーが直売する、、、

20061225img_5897_1

|

来年の仕事のはじまり

■2006年12月中旬、、、、3月に除雪して定植するかすみ草のプラグ苗が到着した。少しの間、地面において寒さに慣らせる。零下にならないよう電球1個を入れた保温装置、ビニル被覆して、、、、ひよこの管理のような、、、、、1~5度で管理する。1月中旬に2寸5分のポリポットに仮植する。低温管理し、2月より芽を伸ばす管理にしてポットで摘芯(ピンチ)して芽吹かせる。1月からは新しいプラグ苗も入荷してくる。すべて山々から集めて3年腐食させた腐葉土に、籾殻くんたん(自家製)、山土を混合したポット用土を使用する。20061225img_5916

|

圃場を歩く

■2006年12月25日(月)晴れ。零下。朝から、午前中いっぱい、自分の圃場(かすみ草の栽培地)をすべて歩いた。昭和村の役場のある野尻川流域には雪は無い。それが標高700mより上になると道路や山々に雪がある。小野川・大岐・境の沢、、、この3集落には積雪が10~20cmある。晴れは今日だけで、あとは吹雪になる。小野川の喰丸(くいまる)峠のトンネル入り口付近に、携帯電話の鉄塔建設のクレーンが稼動していた。

■雪を迎えた畑は、人間の足跡は無く、野ウサギや鳥類の足跡、、、、フィールドサインが多く見られた。3月の堅雪(かたゆき)のような風情だ。あまり雪が少ないと、宿根草のかすみ草は凍結してしまい凍害となり来春に芽吹きはできなくなる。雪が根を零下から守っているのだ。無雪地帯は凍害の心配が出ている。

 極寒の時代を生き抜いた針葉樹は、その葉のまわりに雪をまとう構造にして、雪を付けて寒さから身を守ってきた。雪は、その内部は凍害にはならない。

■夜、河北新報(仙台の新聞社)のS記者から連絡があり、1月から半年、月に1回、エッセイを書くことになった。4人の東北在住者が「かれいどすこーぷ」という暮らし面の記事。1月30日、2月27日、3月27日、4月10日、5月22日、6月19日に掲載予定。原稿はその2週間前に送る。800字。

20061225img_5813

20061225img_5885_1

20061225img_5864

20061225img_5897

20061225img_5910

20061225img_5932

20061225img_5980

20061225img_5924

20061225img_5824

20061225img_5889

20061225img_6005_1

20061225img_5996

20061225img_6027

20061225img_6037

|

伝えるなかみ

■先日、会津若松市内でウェブサイトのアクセス研究会がありました。籠太の親父・真也さんから電話があり、「おまえも来い」というので、夜の会でしたが参加しました。新しくお二人の方に出会いました。駅前でビジネスホテルに勤務している支配人のHさん。このひとのブログには品格があります。ウェブサイトのデザインの会社を起業したMさん。Mさんは若いのですが、、、10月13日に昭和村のしらかば荘で講演をしています。20061225img_5885

 →→→ H支配人のブログ

 →→→ デザイニウム

■この会で、数年前にK生花のM氏がJFMAの総会で話した内容①を紹介したのですが、同類の、いろいろと話が出てきました。

①現代は、「健康のためなら、死んでも良い」という時代

②中高年になって人間ドッグ・健康診断に行かない人が語った言葉、、、、「もし病気が見つかったらどうするんだ、、、、、」(病気を見つけるために行くのです)

③病院の待合室で、通院客の高齢者の話題、、、、、、「××さん、最近、病院に来ないね?」「たぶん病気になったんで、病院には、来れないんじゃないですか?」(早く入院して下さい、、、、)20061225img_6005

■このH支配人さんから、JAの生産部会の生産者T氏のブログを教えてもらいまいした。会津若松に住み、昭和村で花の栽培をしています。→→→会津っ子日記

| | コメント (0)

2006年12月24日 (日)

誤算

■2006年12月24日(日)。浴槽の掃除と、衣類の洗濯をして、午前10時すぎになる。日曜なのでCDをセットして大音量でデレク・アンド・ドミノスの『いとしのレイラ』14曲入り、、、を聴いていた。1970年にアメリカで創り上げたレコードのCD再発盤(2006年6月、1680円)。エリック・クラプトン先生とデュアン・オールマンのギターバトルの「いとしのレイラ」ほか、、、リトル・ウイングも収録されている。20061216img_5581

 10時35分に小池社長から携帯電話に着信があった。SO(そ)開店後の様子をきかせていただいた(昨夜8時半頃にも着信があったのだが、すでに眠りに付いていたので)。

 「たいへんな見込み違いが、、、多くある、、、、」という小池社長。そのひとつは、「かすみ草が思った以上に売れるので、カンケさんに伝えておこうと電話したんです」という。

 御礼を申し上げた。

 小池社長による報告→→→SOの1週間(12月24日)

  →→→ SOのウェブサイト  

■店内の最近の写真→SO訪問記→→→マック鈴木氏

| | コメント (0)

園芸学会

■ SO訪問記→→→マック鈴木氏

市場外流通 →→→ 宮崎12月22日

→→→ 園芸学会

日本の卸売市場の現況 →→→ 2003年 園芸情報取引論

花きの流通チャネル →→→ 量販店の伸び

蒸散と乾燥。染色をすると仕組みがわかる。 →→→ 植物のしくみ

IPM(総合的病害虫防除・雑草管理)→→→防除基準オンライン

|

ドリフト

■2006年12月24日(日)。雨。

■昨夜、本名敬副会長と26日の学習会について電話協議した。そのなかで、共立静電噴口の話が出てきた。

→→→農経しんぽう

→→→商品政策(生協の農薬削減プログラム)

■→→→ IFEXの花育について11月3日

→→→インターグリーン

| | コメント (0)

2006年12月23日 (土)

販売部会の仕事

■静岡県の生産者による販売部会の仕事→→→生産者の思い(PCガーベラ12月23日)    →→→ 生産者の活動

 →→→先進地研修(きたいあいづの花)

 →→→いちご研究会の現地指導会20061223dsc02072

 →→→キクの集荷所便り

 →→→フラワーモーション作業日誌

■小川先生の意見陳述→→→12月23日

 油をたかなくとも良い時期に出荷する→→→12月18日

 

|

人気商品

20061223dsc02074 ■市街地の便利店にいったら、冷蔵ケース内に新しいアイスクリームがあった。飲料水を売る棚では、「新商品」のPOPのほか、「人気商品」というPOP、水については詳細な文字が書かれているPOPが置かれていた。1000円のくじも菓子コーナーのエンド陳列にあった。

■ほんとうに久しぶりに「かごた」に行ってみた。一人である。午後5時の開店時。かにおにぎり、と、オリーブオイルで揚げた鶏肉のから揚げなどを夕食にして、来店客が入り始めた6時すぎには店を出た。22日(金)の夜は、忘年会が多く入っていて満員御礼だったそうだ。20061223dsc02078

■ブラジルのサッカーの持つ意味。代表選手が一人もいないクラブチームが世界一になる。→→→ しみついたたたかいかた

■しりあがり寿『マンガ入門』(講談社現代新書)の199ページに、、、、

①もともと、読者のボリューム層との関心領域の差がある。

②どんなテーマであれ、それを読者にオモシロクていねいに伝える技術がない。

③いろんなタイプの作品を描いていて、読者から見ればイメージが一定しない。

 と、自分の描くマンガがちゃんとブランド(個性)になるのでしょうか????と言っている。有名ビールメーカーのマーケッターであった作者。13年間勤務して退職して専業のマンガ家になっている。「少年マーケッター五郎」(竹書房)というのが出ている。20061223dsc02076

|

不気味な安さ

■師走なのに、ずっと安い、、、、暴落、、、、→→→花の仲卸 クロリス

■いままでと違うこれから。私は規模に頼らない、借金(負債)による施設化ではない営農類型が今後は価値が高まると見ています。企業と競うことになれば、競争の基礎が異なるからです。販売手法や生産規格・時期を見直さないで、取り組む生産は課題を解決できません。日本の農業は花の生産を含め、販売に課題を抱えて、それを課題とせずに、規模拡大、つまり生産や品種、栽培だけを見直そうとして、かんじんの販売を見直さずに時間を経過していて、自己崩壊を待つだけのように、特に農業外の資本からは見えるそうです。栽培・生産ではなく、販売に課題があります。出口が詰まったホースにいくらモノを押し込んでも、あふれるだけです。水道の蛇口が閉じられ、別な配管を行っている、、、、ということです。たとえば地上デジタルテレビの放送やBS、CSのテレビということと似ています。NHKには失礼ですが、日本農業はNHKです。民間は民間会社が取り組もうとしている株式会社による農業参入を意味します。みな、NHKを批判します。特に年末の紅白歌合戦の是非など、、、、、NHKを農業に置き換えるとその意味はよくわかります。

 株式会社が農業をはじめています。氷山の一角です。各地で様々なことがはじまっています。知らないのは農家だけです。現地の報告がなされています。→→→ 南会津町田島20061207img_4267

 

 →→→日本経済新聞 2003年5月11日

 →→→読売新聞 2005年3月15日

 →→→農業への株式会社の参入

 →→→農水省 2006年3月 

 企業は仕組みで動くので、手続論としてのISO、、、、、農業版のGAP(ユーロギャップ)の導入も検討されています。そうした位置づけにMPSも存在します。当然販売・流通チャネルは変えてくるので、顧客の囲い込みが進むことになります。卸市場経由率が下がるという背景を支える動きは、輸入商材だけではありません。多くは計画的に予算が組まれパートーナーを固定して仕事が進みます。20061207img_4362

 生産にかかわる会社(企業)が小売りをするのは難しいのですが、小売りをしている(飲食業を含む)が生産をすることは容易です。特に加工して提供する商材としては規格の均一化が不要ですから。そのため市場調達していたものが、基本は自社関連で内製か、アウトソーシングされ、、、市場調達率が減ります。市場は逆にオーバーフローした時の出荷先になり、仮に不足した場合の「保険」としての調達先になります。花も同じです。オランダで起きていることは、このようなことが基本にあります。中南米やアフリカから直接仕入れる英国の量販店テスコがモデルです。スイスの生協やミグロスも同じです。オランダ経由率をさげてダイレクトで産地を支えるビジネスモデルがフェアトレードです。20061207img_4352

 沖縄には米軍基地の返還用地に今年だけで20ヘクタールのオランダ型温室等が建設されました。今後40ヘクタール分の土地に温室が建設されます。これだけで、日本の相場は大きく動きます。実際に12月に訪問して見て、オランダと違うのは温度制御のための暖房機がないことだけでした。ここでは、現在アジア各国から輸入がはじまった冬期間の草花が、今後5年以内に栽培・出荷されるでしょう。栽培のための技術陣も入っています。

■ヤオコーと南会津の野菜→→→福島民報12月21日

   →→→会津の集落営農とアスパラガス

 特許と実用新案→→→軽トラ日記20061221dsc02058_1  品種ではなく、栽培管理と発見→→→レリシア

■ハイエンド体験は環境(景観)へ。顧客は文化へ向かう。歴史・自然・人間の絆→→→谷口正和氏12月25日

 ハイエンドな体験は地元でも→→→親子地鶏料理教室(会津若松)

 大志のなかみとクラーク・コイン→→→札幌・薄木さん

|

60cmの生産を拡大へ

20061223nagaglf ■2005年からシフトチェンジして、60cmのかすみ草の生産を増産している。今年(06年)は、43万本で、出荷量の19%となった。このために最適な品種が「雪ん子360」で、出荷数量の42%は「360」で、他の雪ん子系を入れて60%になっている。

 現在は、品種よりも長さ(サイズ・ボリューム)に価値があり、特に60cmの商品に価値がある。価値と価格は同じではないが、60cmの品質を上げることで、採算のとれる価格帯にすることは可能だ。

 Sの60cmというのは枝切りで、Mの60cmとは元切り。受注希望はM60cmが多いのだが、これはほぼ選別で発生するもので、作っている訳ではない。20061223honglf

 栽培管理としての方針は、しっかりした80cmの元切りと、枝切りの60cmを栽培する品種として「雪ん子360」を昭和花き研究会のベーシックアイテムとして位置づけ、販促を行っている。この品種は、つまり採花本数をベースとして採花率を高める管理をしなければ利益はでない。つまり枝を多く取りきる労働があって成り立つ。 ていねいに採花を続ける、、、、、努力が大切になる。つまり労働時間が採算につながる商品。労働をしないで売れる(利益の出る)品種は無い。

 品種よりも、規格(長さ・サイズ・その品質)に価値がある。もっとも取引先の業態が昭和花き研究会は国内の量販店にターゲットを絞っているので、このような考え方を採用している。育種が国外が主体のかすみ草では、種苗費が経営に占める割合がとても高い。それを坪当たり採花本数で考えることをしていかないと、投入したエネルギーの効率も悪くなる。栽培で解決できない問題は販路、販売方針に課題があり、そこを見つめる作業をしないと、栽培の労苦は全くむくわれない。

 →→→井野農園の種苗コストと提案20041208atzu_3

■ベーシックアイテムと、トレンドのバランスと、その位置づけ、営業の仕方は異なる。ユーザーを脇に新しく作っていく商品構成でなければ、単なる「買い換え」がおきるだけ。具体的に言えば、BFが好きで継続購入している実需者に、雪ん子を勧めたことが縮小していくきっかけとなった。BFから雪ん子に買い換えただけで、枠は広がらない。新しい品種は別に顧客を作るか、販売チャネルを変えるか、、、、そうしないと、品目が抱える顧客は増えることはない。戦略が無いのだ。品種を置き換えるだけでは、向上は無い。品種と新規顧客創造はセット、、、つまり同時に進めるべきで、新しいユーザーの意見を聞いて新しい品種を取り入れてもらい、既存顧客には既存品種の品質向上と、規格(長さやボリューム、、、、60cmが中心)での満足感を創出することが必要だ。そこが欠けているので、80cmを60cmの価格で仕切られてしまう、、、、、つまり仕入は計画的に予算化されて行われているので、良い品種を出しても評価されない仕入の構造に変わってしまっている。

|

CSA1215号のイケア

■『チェーンストア・エイジCSA』12月15日・1月1日合併号(1400円、ダイヤモンド社)の巻末は、連載4回目となる法政大・小川孔輔先生の「マーケティング・フィールドノート」。「バンコク伊勢丹6階 東北3市の特産品販売キャンペーン」が紹介されている。仙台市、福島市、山形市が11月3日から12日までタイで開催した。Ikea20060424_1

■前述誌には二神康郎氏による IKEA の記事が2ページ掲載されている。イケアの収益を支えるのは国際的なアウトソーシング戦略である、、、としている。仕入額で見ると、中国18%、ポーランド9%。商品戦略MDの基本理念は、優れたデザインと機能性の家庭家具を幅広く揃え、低価格で販売するというものだったが、商品のデザイン設計、欧米風のカラーコントロール、トータルコーディネーションによる生活提案型の売場などが消費者の関心をひいている。スウェーデンを本拠とするイケアは、2006年に日本に再進出し、4大陸35カ国で230店。進出国数第一位は43カ国に進出しているフランスのルイ・ヴィトンLVMHで、イケアは2位。

 →→→二神康郎

■同誌の特集は、「世界の小売業」。ウオルマートの成長神話の終わりと、中国・インド・ロシアへの小売業の進出が取り上げられている。イギリスのテスコは、7月にポーランドの142店舗を買収している。これはポーランドに英国スタイル量販店(リテイル)の花束売場が作られることを意味している。フラワー・フード・イノベーションの採用は、消費を伸ばす。

|

バルセロナ

■敗戦に泣く →→→バルセロナ敗戦2006122200000038spnavispoview000

バルセロナにとっても、日本の少年がバルセロナの試合結果に一喜一憂し、悲しみの涙を流している事実は敗戦の痛みを癒すものだった。クラブのみならずバルセロナの地元ファンにとっても、日本から届いた温かいクリスマスプレゼントとなって受け止められている。(本文より転載)

■敗者の問題は、大きい。また白虎隊がテレビで放映される。

|

2006年12月22日 (金)

冬枯れの庭

20061222img_5760 ■2006年12月22日(金)。販売データの集計を続けています。輸送費や出荷梱包費の精算作業もしました。要望が多いので、先の定例会(13日)に続いて26日(火)午後に大岐(おおまた)センターでかすみ草の品種をどのように考えるか?といった種苗注文の参考になるような昭和花き研究会の品種構成を理解していただく会員向けの会を開くことになりました。

 6月はピュアスプリング。ホワイトロードを少し。無加温促成。

 7月は各品種を4本仕立てで(越冬株)。21世紀系は多本数したてで箱に入るボリュームで。BFをはじめ雪系が多い。20061222img_5764

 8月から9月は雪ん子360を6割。ニューホープ2割。BF系は少し。

10月は低温発色化がすすむので、21世紀系(ホープ、ホワイトフェアリー等)と、マイピンク。

■午後、雨の合間に庭の樹木の冬囲いをした。夜、会津若松市内の書店へ。高3の子どもと一緒に行く。車中で、質問された小論文の書き方で、少し話しをする。進路では、迷っても良いけれど、モラトリアムにならないよう、、、、少し人生論、職業論を話しあった。Img_5702

 しりあがり寿『マンガ入門』(講談社現代新書)2006年7月刊・720円

 白石豊『心を鍛える言葉』(NHK出版 生活人新書)2005年刊、06年3刷 680円。

 立松和平『芭蕉の旅、円空の旅 ~ 自利と利他』(NHKライブラリー)2006年11月刊、920円

 中沢新一『対称性人類学』(講談社選書メチエ)2004年刊・06年10刷、1700円。

|

コト・を売る。作り方、保存法が書いてある

■実際に黒米(古代米)を買うときに、自分が買った商品には、作り方や保存法が書いてあるものを買った、、、、、、モノではなくコトを売る、、、、、、核心ですね。かんぼしかい。→→→南会津町田島の、寒干し会の総会(12月21日) 20060829img_8207

■昨年、首都圏のS市場のM西さんに言われたことがある。

「カンケさん、千葉の草花園のダイスケ君は、一包みずつ花にその品種名と説明文を付けてますよ。かすみ草は品種が多くなってきてるので、同じような小さなチラシを作って、エルフバケット1個に1枚、、、セロハンスリーブ内に入れてホチキス止めしてくれませんか?」

「いいアイディアですね。ダイスケ君のチラシの見本をコピーしてファクスで送ってくれませんか?」

+++++

結局、2年経っても、それをやっていないのである。なぜか?20060917img_0131

必要なことはわかっているが、「いそがしい」のだ、、、、、

■今年に訪問したかすみ草の産地で、会議で生産者多数に言われたこと。

「カンケさん、サミットやったって、この安値が3ヶ月も続くんじゃ、意味がないですよ」

「生産者の皆さん、カラーリング、、、、染めかすみ草はどうしてやらないんですか?定価販売して仲卸でとてもよく売れていますよ。単価だってとても高い、、、、、」と私は言った。

生産者の皆さんはこう返してきた。

「カンケさん、暖冬で前進開花で、通常の2倍量の出荷が続いて、花切り(採花)がいそがしくて、染めどころじゃないんです。いそがしいんですよ、、、、、、」

「・・・・・」(カンケのため息)

気を取り直して、

「皆さん、サミットでは染め方や、店頭販促の仕方など、もうかるための産地はこのようにしている、、、という具体的な事例をいくつも、その産地の生産者が報告しています。なぜその内容を、少しでも取り入れて自らの産地でやってみようとしないんですか?」

「・・・・・」(会場、、、、)Dsc_4856_1

■僕は、生産者である。生産者の「いそがしい」から、そんなことはできません、、、、というのは、自分自身のことを振り返ってみても、同じで、、、、、いつも課題がわかっているのに先送りしている。約束したことは、いつも先送りする。いつも、自分自身のことを含めて、できないこと、提案されたことをに取り組めない、、、、、いいわけの毎日。

 最盛出荷期(大量出荷期)に、採算割れせずに売れる仕組みを構築できなければ、品薄時期でも対応できない時代になっている。つまり、毎週の販売の数字をもとに対応策を日々打つ、、、、それを支える基本路線とオプションが必要になっている。目の前のことも変えられないで、1ヶ月・2ヶ月後のことは変わらない、、、、、今年・来年は産地が生まれ変わる最大のチャンスだと、思う。

|

かすみ草は三位

20061102img_2475■首都圏のK社のO氏からメールが届いていた。現在、首都圏の地下鉄等の駅で無料配布されているフリーペーパー『R25』(12月22日~1月4日、リクルート刊、無料)の19ページに、かすみ草の事が掲載されている、、、、という。→どうして女性は花束で喜ぶの?

 GOOランキングで、女性が男性からもらいたいと思う花束ランキングで、

 第1位 バラ

 第2位 チューリップ

 第3位 かすみ草

 第4位 ひまわり

 第5位 ガーベラ

-------

■2006年12月22日(金)発行のフロレッタちゃん814号は、花育事業のまとめが行われています。20060907bimg_9190

20060923gyp_1

|

伝わらないのは なぜ?

■失敗学を樹立した畑村洋太郎先生の最新刊は、講談社現代新書より2006年12月20日に発刊された。『組織を強くする 技術の伝え方』(700円)。現在、新書コーナーに平積みになって見つけやすい。20061221dsc02070_1

 12月21日に通院先の待合室での、とても長い待ち時間に1冊読み終えた。

 技術は、要求される機能や制約条件の変化によって、時代とともにダイナミックに変化します。しかしその本質部分がきちんと伝わらないと、大きな変化にも対応が出来ないのです。

 「伝承」ではなく「伝達」。「伝承」という言葉には、時間をかけて確立されたものが世代を超えて変わることなく引き継がれるというイメージがあります。しかし、受け継がれた技術は「絶対に変えてはいけない」ということはないからです。

 自分が持っている技術を「世代を超えて」、あるいは「異動の際」「ある場所から別の場所」「分野を超えて」、、、「伝えたい」と考える場合。逆に、先人・先輩たちが持っている技術を「自分のものにしたい」と考えている人にとっても活用できる。Pict11

 1.まず体験させる

 2.はじめに全体像を見せる

 3.やったことの結果を確認する

 4.一度に全部を伝える必要はない

 5.個はそれぞれに違うことを認める

 ※いつも全体像を意識する、、、、ということが重要。

 「心」(どう考えるか)、「技」(どんな工夫をするか)、「体」(どんな動作をするか)。日頃から、技術の変化を前提に、全体を見ながら何をどのように考えるかの訓練を社員一人ひとりが行っている、、、、このような会社は組織として強くなる。Pict9

 私は、農業生産現場で、栽培技術・選別技術、品質管理のための技術を開発し、あるいは学んで、それを標準化して伝える、、、、という作業を日常的に行っているが、そのことを頭に置いて本を読む。ただ市場調査の技術や、店頭販売技術、、、、などもこれに含まれる。

 個別経営の農家をグループとしてどのように力を発揮するか?という課題もいつも考えている。たとえば品種選定の問題、出荷規格の問題、切り前の問題、販路・チャネルの問題、、、出荷容器(品質管理)の問題は、時代に合わせるために行うのだけれども、それが規格を守るための「検査・検品」のための規格になって産地をしばっているのが現状だ。Pict12

------

 157ページから個人知と共有知の関係論を述べている。「個の独立」が集団の基本としたうえで、、、、、、

 導き出された共有知だけに意味があると思わないことです。実際は、そこからさらにそれぞれが考えを進めていかなければ全体として進化していくことはできないのです。

 ところが、従来の企業活動では、集団の中で検討されたものだけが大事に扱われ続けるというのがお決まりのパターンになっています。そのため、せっかくできあがったものでも、まわりの環境の変化に対して適応性が極めて弱いものにしかできなかったのです。

 この原因は、知識を共有したうえで、再び個がきちんと考える作業を怠ってきたことにあります。それが結果として、外部の制約条件の変化に対して柔軟にかつ正確に対応することができない状態を招いたのです。Pict8

 集団の中で使えるのは、共有知だけとする従来の発想は「AND」が基本です。その場合、カバーできる範囲は全体が重なる狭い範囲に限定されます。しかし、個人知の存在を認めて「OR」の発想で考えると、カバーできる範囲は、そこに集まっている人たちが持っているすべての領域にまで広がります。(組織横断のプロジェクトの意味)

-----

→→→ 畑村先生の失敗まんだら  

→→→ 政府の失敗知識データベース

20061221dsc02069_1

|

昭和30年代の豊かさ

20061221dsc02050■かつての豊かさというのは、「量(ボリューム)」であった時代がある。それが店内の有り様とともに、記念物のように残っている。たとえば、会津若松市内では昨年、ソースカツ丼の会というのが出来た。JR東日本の会津へ観光客を呼ぼうというキャンペーンに呼応して、それまでの個店に連携ができた。

 僕らが高校時代に通った店には、いまでも店内はそのままで、、、、、残っている。たとえばSというソースカツ丼(現在は千円)とラーメンを名物にしているお店では、巨大なトンカツが2枚はみでてフタ付きどんぶりで出てくる。フタに1枚を取り置いてでなければ、食べられないのだ。質より量の時代があった(いまでもたとえば世代のことを考えれば中学生・高校生はそのような世代)。こうしたフタ使いの作法は、店内で食べている他の客の作法を見て学ぶ。20061221dsc02052

 一昨日、高校三年の子どもに、このソースカツ丼のことを話したら、入店したくない、、、という。女子なので、そうかもしれない、、、、、でもデザートのケーキとかの注文を見ていると、二品食べるので、、、量の質が変わっているのだろう。

■これを食べたら一日一食でもよい、、、、と考える。青島幸夫氏が亡くなったテレビ番組を見ていたら、、、、ハンガーストライキをしたことが映像で流れていた、、、、、ムーミンの声の女性も亡くなっていた、、、、あの声がそうかと、岸田氏とは思わなかった。スナフキンは楽天トラベルのキャラクター(もと旅の窓)になっている。20061221dsc02056

|

2006年12月21日 (木)

咲いた かすみ草

■12月20日(水)。冬休みに入った高三の子どもから連絡があり、待ち合わせして、夕方、会津若松市内の書店を三軒まわった。10月末で、行きつけの書店・宝文館が閉店してしまったので、書店に行く意欲がこのところ無くなっていた。冬休みでも、例の履修不足問題でずっと登校して補習がある、ということだった。彼女は、参考書を七千円分ほど買った。アニメの鉄コン筋クリートのムック本が出ていて、これを見たいねということになった。12月23日から上映がはじまる。→→→ 鉄コン筋クリート

 私は9月からの出張はすべて自費で行っているので、今年は支出を抑制しているので、物は買わないようにしている。単行本は図書館でも、アマゾンでも古本での流通があるからいいのだけど、社会から消えてしまう雑誌のうちで、必要になるだろう雑誌を5冊ほど買った。

 毎日新聞社が今年(2006)の7月に創刊した季刊『プランテッド3号』が12月14日に発売されていた。毎日ムック、という形での出版で、売れ行きを見ながら月刊化も考えるスタイルだろう。838円。雑誌はコンセプトに同意した会社の広告で成り立つ媒体なので、それを読むようにしている。裏表紙は無印良品。なかみはオーガニックの大地の会など、、、、記事でも大地宅配が取り上げられている。ミスチルのプロデューサーとして有名な小林武史が、環境と消費を考えるクルック・プロジェクトとしてプロデュースした都内神宮前のレストランに大地の会の代表が訪問する、、、、というスタイル。

 雑誌は本文ではなく、写真やキャプション(写真の説明文を含む)に編集・記者の精神が濃縮されて書き込みされるので、、、、、大地宅配の習志野物流センターの写真は5度の温度管理、ピッキングシステム、商品カタログの撮影、、、、ドッグ方式のターミナル(オランダの花市場のような、、、、)天然ガス車・ハイブリッド車を使用する、、、、、土を健康にして農薬を抑えた栽培であっても、流通は近代化していることがわかる。

 →→→クルック・キッチン

 →→→大地の会

 →→→季刊誌 プランテッド

 初夏に発売された『プランテッド』創刊号には、かすみ草の種子が付録として付いていた。フラワーカード、という様式だった。国産の市場流通しているかすみ草のほとんどは宿根草で品種が異なるのだが、ホームセンターなどで売っているのは種子のかすみ草で草丈が短いので庭用で、グランドカバーとして使う。

 71ページに読者からのメールが掲載されていて、千葉県のkikutaさんという28歳の女性は、「(プランテッド1号)の付録に付いていたかすみ草が先日咲きました。間引いていないのが原因なのか、下のほうで、わさわさ茂るばかりだったのですが、ある時、1本だけすくっと伸びてきて、あっという間に咲きました。」

 このメールを読むと、間引きとか、植物を育てる経験のある人だろう、ということがわかるのですが、小さな写真が1枚掲載されていてプランターでシュートを伸ばしたかすみ草が写っています。

 いとうせいこう編集長は次のようにコメントしています。

 「すごい、見事です。うらやましいです。嫉妬します。僕は編集長特権でもうひとつかすみ草の種をもらったのですが、今育てているところです。数センチ伸びたところ。冬が越せるかどうか心配で仕方ありません。でも、成功例を見るとやる気は増しますね。必ず僕も咲かせて見せます!」

 大きな雑誌の片隅にわずか5行の記事です。

 今回は植物を巡る旅の特集なので、オーストラリアが取り上げられていて、10月のIFEXにもサントリーフラワーズが大きく取り上げていたBonzaの園芸植物が記事と広告と境界のないかたちで取り上げられている。

 記事と広告が境界なく、、、、というスタイルがこの雑誌の特徴で、表参道ヒルズのUGGオーストラリアの靴を基本に、都内の5件の花屋が紹介されている。すべてUGGの靴への花あしらい、登場人物がUGGの靴を着用している、、、、、という取り上げ方。青山、代官山・中目黒・恵比寿付近。

 カントリーハーベスト、HPDEKO、フラワーズネスト、GINNGO、マティルダ

 この『プランテッド』という雑誌は、植物を通して構成されているが、オーガニックな、、、成功資本からの広告、有名人、、、、という構成で、優香が育てるかすみ草という創刊号から少しづつスタイルを変えてきているが、広告主やその商品を使う有名人ユーザーの対話を通して、広告とわからない記事広告としての広告宣伝媒体の雑誌になってきている。

 巻末にはアレンジ・オーキッドとして、10月に開店したエイチケイプラス白金プラチナ通りショールーム(白金台4-19-21)と、小林美枝子氏(日比谷花壇フラワーデザイナー)が紹介されている。HKとは日比谷花壇、、、、の新しいトレンド・スタイルの提案

 →→→ エイチケイプラスモード

 雑誌の持つ情報量は大きく、ほとんどが「新しいお店」のインデックスとして「インテリジェンス」を持つものです。

■『DTPワールド』1月号(ワークス、1280円)は、特集 伝える思い、伝える力。コミュニケーション・デザイン。この手のパソコン・ソフト・デザインの本は書店で立ち読みして終わることにしている。ただ今回だけは買った。コミュニケーションとピクトグラムの可能性、、、、という記事があったからだ。オフィス・スローライフの林文博氏が書いている。ユニバーサル・デザインの境界のない考え方が基層にある。

 雑誌は、単行本にはならない情報量、小さな記事に鮮度とかインテリジェンスが入っている。

 →→→ オフィス・スローライフ

■12月のある日、都内でフローレ21の高杉さん、松山さんが取り組んでいる「花育(はないく)」の現場を取材した。フロレッタちゃん、で紹介され、、、、あるいはフローレ21のウェブサイトでもその事業は報告されている。こうした動きに対して、三鷹市のコテージガーデンでも、これまでずっと継続してきた子どもとの花の取り組みをウェブサイトに紹介してきている。どこの地域での花屋さんでも、こうした動きは行っている(たとえば札幌の森直子さんたちも、、、、子ども向けに長い活動をしています)。それが、ウェブサイトで紹介されることがなぜなかったのだろうか?ということを考えている。

  →→→ ハルデザインスタジオ(札幌)

 パブリック(公的・社会)に連なる事業が、実はその業態(そのお店の)の社会的存在意義なのだが、それはあまり自ら語られることは少ない。

 つまり、どこでも行われているだろうことは、雑誌や自らの情報を伝える媒体には乗りにくいということを示している。これは非日常のみを取り上げるマスコミとは逆の立場の個のメディアとしては課題を残す。たとえば重要な意味を持つ農村地域での婦人会活動などもそうだ。社会を支えている活動こそが、ほんとうは社会の表に出てくることが、活力を生む(土っ子田島味噌通信の創刊)。できるだけ、自分のことではなく、地域で行われていることを自分が取材して自分のブログ(ウェブ・ログ)に取り上げる、、、、、というのはそうした意味を持っている。自己主張のブログだと長続きしない。取材というのは、取材される人や組織の同意が必要だし、文章にも制限がある、、、、そうした社会規範のなかで表現をしていく訓練をすることが、自らの仕事を社会の中に位置づけることを考えることにとても役立つ。

 花育、、、、、の高杉さんたちの工夫には、「お手本(見本)」を示さず、使う素材を見てみな参加者(子ども、お母さん)が考える、、、、、というところが、いちばんの工夫。これが花屋さんの教室とは異なるところで、このことを敷衍(ふえん)していくことができれば、60年代初頭にビートルズが起こしたレボリューションと同じことが起きる、、、、、それを感じました。つまり守破離を、逆からたどる、、、、とういことです。手仕事の意味には、最初にどのように素材と出会うか?という感動がなければ、その型を学ぶ意味には感動することがないからです。子ども、、、、が持つ可能性とは、そこにあります。

 フローレ21の花育チームの高杉さんらによって「花育」の種子は社会にまかれました。それをどのように育てるかは、595人のフローレメールマガジンの読者の仕事です。双方向性とはそういうことです。ご自身の会社はSO(そ)という新業態のトライアル(フィージスタビリティ、FS)を12月16日から鷺沼でスタートしました。それが生まれるところに立会いに行きました。

 →→→SO開店

個的な暮らし、日常を伝える、、、、、というのは、向き合っている職業や植物の写真を伝えるだけ、ではない。まず、大きな景色、景観が見えてこない。花の写真ばかりで、その人が暮らしている環境、、、、景色が撮影されない、、、、ということが、書き手としてのとらわれが大きいことを示している。いつも見ている景色が、遠景に見えることが、読み手に何か別の意味を伝えることになる。書くことがなくなったら景色、道端の草、石、、、を載せる。温室、施設、グリーンハウス、、、、、ハウスの外の写真がとても重要なのです。ハウスの中には花や植物がありますが、そこに社会はありません。ハウスの外に社会があります。パブリック、公的な、、、、、21世紀のキーワードです。

 ブログを開設して、1年間の保守管理作業、ご苦労様でした。→→→モルセラ君の見ている風景より

■『食品商業』1月号(商業界・1280円)には、146ページに山梨県韮崎市の㈱広島 代表の相馬孝裕さんによる「年末のこの一品・迎春アレンジメント」が写真掲載されています。新しい試みですね。

|

2006年12月20日 (水)

ホルティフェアの写真

■花日記に登録された静岡県の生産者の報告記録が掲載されています。→→→ ロシア人のガーベラ

■会津坂下町~奥会津、、、県・普及所のウェブサイト→→→ミドリ管内の情報

■11月15日に開設された、オランダ花卉情報拾い読み→→→  Tagamo nikki

20061219img_5671

|

20061219img_5688 ■2006年12月19日(火)通院の後の午後、三島町宮下の奥会津書房を訪ねた。会津学研究会の打ち合わせをした。会津学3号の原稿の集まり具合、、、、、膨大なメモを集成した90歳の方の手記が届いていて、その自分史をまとめようとする熱意が現れた紙片だった。それ以外にも、高齢、、、、つまり時間と聞き取りの時間が無くなっていくことが、いちばん僕らを急がせている。冬は会津で生きてきた多くの人にいろんなことを聴く、、、と決めていても、自分の体調が悪かったりと、なかなか動けずにいる。言葉や行為の奥にあるものをたいせつにしたい。

 18日(月)の夕方にお会いした南会津町の寒干し会の件も遠藤由美子編集長にお話した。

 21日(木)午後1時30分から会津若松市内の福島県立博物館で講座がある。講師は赤坂憲雄館長と学芸員。

■写真は19日の昭和村大字小野川字大岐の風景。少し溶けて、雪は20cmに減った。20061219img_5686

|

2006年12月19日 (火)

フロラガニック

■→→→ フロラガニック

 →→→ フロラガニック(ウェブ)

 →→→ イオスタ

 →→→ オーガニック・フラワーズ

■千葉県茂原市で無農薬栽培を続ける →→→ 三宅花卉園

■市場統合も →→→ 岐阜県オランダ花卉情報

■オランダ便り →→→ フレネット日比谷

■オランダ→→→ ジェルファ定期研修ツアー報告(11月)

■→→→ 日本政府の花き振興コーナー

   →→→ JFMA・MPS

■12月24日、テレビ東京。→→→ AFM井上氏 

■施設の温度管理 →→→ 花の集まる所

■会津盆地のサンダーソニアが出ています →→→ きたあいづの花

■北海道当別町、促成栽培のかすみ草作業がはじまる →→→ 井野農園(JA北石狩当別)

■井野農園のリンクから→→→かすみ草の和歌山フラワーモーション 

 →→→ 史上最安の11月

■大分県、福岡も雪。→→→ くじゅう飯田高原 吉江氏

■カスミソウのページ・更新 →→→ 住化農業資材(株)

■花の e ラーニング→→→ フローレッジ

■セントラルローズ(岐阜)→→→ ボスjrの日記

■矢祭園芸(福島) →→→ 次期社長候補の日記

■寒干し会 協同作業→→→あられつくり

|

モチ(餅)

20061219dsc02038■2006年12月19日(火曜)。今朝は結構冷え込んだ。この冬一番、とテレビは伝える。朝は、昨夜いただいたモチを焼いて、雑煮にして食べた。かつお節は、先日高知県に行ったときに食品スーパーから買ったもの。

 モチは、水田に栽培しもち米をついて作った普通の白いモチのほか、ブナの森から拾ってきた栃の実を入れた茶色のトチモチ(土地持ちではないので注意)、野のヨモギを摘んで乾燥させて練りこんだクサモチ(緑色)の3色セットで、いただいた。

 モチろん、着色料は入っていない、森と野と田のハーモニーの自然色(食)だ。

20061219dsc02040

|

2006年12月18日 (月)

これまでと、これから

■10月から12月の売れない理由。カスミソウのことも書いてあります。ストックのことも。暖房をしないで出せる時期の出荷は今後の出荷計画が大きく変わっていくことを意味しています。→→→12月18日の大田花き・磯村社長のコラム20061216img_5359

■大量出荷は計画通り。自産地の計画と他産地の計画。2L率が高まると箱数は増える。作付計画と販売計画→→→生産計画の変更は?

■現状はどのようになっているのか?公開情報から考える→→→朝日新聞日曜版(12月2日)

■福島県の認定事業 1月18日→→→福島県農業総合センター(郡山市)

■それなりに→→→イケアとユニクロ(4月28日)

■ネットとカタログ→→→カタログ増加(12月13日)

|

雪に

■12月18日。月曜。雪になった。

■クリスマスは松坂で。20061216dsc02031 赤い靴下。

イケアのクリスマスプレゼント

1月16日、イケア講演JFMAプレゼンツ

|

2006年12月17日 (日)

原稿送付

20061218dsc02037■水曜フロレッタちゃん、の原稿をマツヤマ編集長宛送った。第6回目。11月29日に第5回目の掲載後、2週、無断でお休みしたのでたいへん迷惑をかけた。「奥会津(過去)だより」。土曜日に電話でお話ししたが、金曜は新店開店準備で未明、、、27時まで作業したそうだ。→→→フロレッタちゃん(定期購読制無料)

■トチ(栃)の実は、会津では今年大豊作だった。それを拾って加工するのはとても大きな仕事だ。時間と手間、、、そして熱意がなければ、こうした伝統の仕事は継続することは難しい。それこそ縄文時代から続いている食糧(山の木の実)だ。

 撮影された写真のなかでも1枚目に置いた栃を抱えた写真の「手のひら」がとても良かった。参考まで写真を転載します。これは『会津学』です。→→→南会津町のいとなみ(餅屋の清子さん 12月16日掲載)D0099708_2222310

■→→→丸秘ノート12月7日

→→→ありがたいメール12月17日

|

SO鷺沼店(そ・さぎぬま)の開店

■2006年12月16日(土)。雑貨と花の新しいコンセプトの小売店が、神奈川県川崎市宮前区鷺沼1丁目2-2に開店した。店名は「SO」(そ)。花のあるライフスタイルを提案している。開店日は晴天で多くの来店客があった。20061216img_5573

 店内では、新しい提案がいくつも、いくつもある。ぜひ、自分の足でたずねてみてほしい。

 渋谷駅から東急田園都市線で鷺沼駅下車。SM東急ストアの先。鷺沼交番交差点近く。地下鉄メトロ半蔵門線の連絡もいい。東急田園都市線の途中には世田谷花きのある用賀駅や、個性的な花店の多い二子玉川などがある。

→→→SO開店(12月17日)

→→→SOコンセプト(12月2日)

20061216img_5536

20061216img_5611

20061216img_5475

20061216img_5436

|

地域とは?

■月2回発刊されている通信購読制雑誌『チェーンストア・エイジ』12月1日号(ダイヤモンド社)は、全国の地域密着スーパーの特集となっている。20061216img_5377

 その別冊折込付録は「リテイル・テクノロジー」。そのなかにアメリカ小売ITレポート「マルチチャネル戦略の落とし穴」という記事がある。①消費者の65%は購入する商品についてネットで調べたうえで、実店舗に出向き購入。 ②家電量販店大手のB社では顧客の実店舗での購入の40~50%は事前にネットで調査したうえで行われている。 ③ネットで注文し、店舗で受け取る顧客は、その来店の際に、一人当たり30ドル余計に別の買い物をする。④こうしたクロスチャネル戦略には、パートナーのサプライヤーも加え、可視性と効率性を確保する。 ⑤将来は、小売業者は消費者のための注文商品の引渡しまでの情報を逐次更新するようになる。 ⑥マルチチャネルは最低限の条件でしかない、小売業者が効率的な顧客体験に道を開く内部的な業務の拡充をめざす。20061216img_5491

■→→→谷口氏・12月18日ワンコンテンツ・ベスト

■草花栽培の要諦→→→八代氏講演録 11月

|

年に一度しかない販売

20061216img_5656 20061216img_5664 20061216img_5655 ■12月17日(日)は都内の卸市場では千両市。

|

変化のなかみ

20061216img_5508 ■『農耕と園芸』12月号。107ページにオランダの海上コンテナ輸送についての記事がある。その前のページにはバラはヨーロッパ特産か?でのコラムが書かれている。日本の現況は、88ページにIFEX専門セミナーの様子が報告されており、日本国内の主要品種が輸入増でどのように変わったかを知ることが出来る。これらは1ページの4分の1にも満たない記事だが、とても重要な内容を示している。これが書店で売られているのだ。20061216img_5510

■11月に創刊された幻冬舎新書12。手嶋龍一・佐藤優『インテリジェンス 武器無き戦争』(740円)を読んでみてもわかるとおり、「秘密情報の98%は公開情報を再整理することによって得られる」。情報はインフォメイションともいうが、インテリジェンスとは情報、のこと。

 最終的にはリスクを当事者が負い判断することになる。

 小さな国が情報(インテリジェンス)の判断を誤ったら、それこそ国家がなくなってしまう。だから情報にものすごく敏感になり、情報力を真剣に育て、慎重に判断していくことになる。20061216img_5578

■佐藤優・魚住昭『ナショナリズムという迷宮』(朝日新聞社、2006年12月既刊、)は、宗教とファシズム、いまの世界の様子や、産業社会の人々の流動化、匿名化などの分析、内在的論理の問題など、について触れている。

 佐藤優・手嶋龍一の2者の書籍は、首都圏の書店で10点ほどが「店頭平積み大量陳列」されている。つまりベストセラーとなる本として認識され売場で販売されている。それを買って読んでみた。損のない内容である。

20061216dsc01958

|

バラエティ(品種)

20061216img_5256 ■品種が増えすぎても困らないようにするのは、産地がきちんとMD(商品政策)を持つこと。熊本県内でこの後、世に出てくる十数品種を見た。出てくるかすみ草には罪は無い。どのように位置づけて、ベーシックアイテムとの関係、販売戦略に位置付けてそのバラエティ(品種)の力が出る。産地が各品種をどのように位置づけて販売するか?その方針、計画にすべてがある。それは卸市場や中卸店、小売店、加工業など、多くの人々に認識されるか、あるいは相互理解のなかで位置づけを行うことになる。ただ品種より規格(サイズ)が時代にあっていない、と指摘する需要者は多い。供給は2L主体で生産、実需者はSサイズを希望、、、、、だれも品種を指定する実需者がいないのだ。 20061216img_5110

 そして価格(相対)は、地域によって異なる。商品の価値が競合関係により異なるからだ。そのことを理解しないと、価格で評価されないバラエティが無くなる。

 収量性、採花ロス率、耐病性、個性、、、、、価格で評価されずとも、収益性で品種を評価して、産地の核として位置づけないと、今後の安値安定時代には生き残れない。品種(バラエティ)から、品目の時代になっているのだ。多数の品種が出てくる、ということは選択肢が増えることで、迷うことではない。 20061216img_5096課題は、販売方針と、実需者との対話が今後はいままで以上に必要になり、その実需者とは卸市場ではなく、仲卸や加工業・小売店(チェーンストア)である。あなたが奨めたい花を使ってくれる実需者は多くいる。それは品種ではなく、品目と実需者が求めるサイズ(規格)・価格帯で決まる。 作った品種が選ばれることはまず無い。顧客管理とは、実需者の要望に沿ったサイズ・納期・数量を品目として満足させることができるか?になっている。選んだ品種が解決するものではない。つまり売れる品種は無く、売れる品目を創る時代になっている。20061216img_5128

|

染色・開花室

20061216img_5322 ■熊本県 JA菊池 集荷所改装。染色・開花室を訪問しました。

20061216img_5323

20061216img_5318

20061216img_5307

20061216img_5302

|

2006年12月16日 (土)

高知県園芸連

20061216img_5198 ■大田市場花き部

20061216img_5199

20061216img_5211

20061216img_5203

|

2006年12月15日 (金)

かすみ草の中央花卉

20061216img_5129 ■12月15日(金)朝4~7時まで大田市場花き部仲卸の中央花卉。店頭を見た。和歌山県のJA紀南のかすみ草に絞り込んで白の多品種を大量陳列し、よく売っているし、皆、買っている。中央花卉店頭だけを見れば、かすみ草はとてもよく売れる花である。12月8日からはじまった染めのかすみ草も日々品質が向上し本数も160本程度まで納品できるようになっているそうだ。これも7時までにほぼ完売している。決して安い価格ではない。

■今年、船橋と横浜に2店できたイケアの取り組みの講演が行われます。1月16日。JFMAセミナー。→→→JFMAニュース

→→→ イケア

20061216img_5138 

|

2006年12月13日 (水)

2007年の計画

20061216img_5150 ■2006年の10月から12月までの花の販売状況を見ると、切り花、鉢物も含め、とても厳しい安値の継続で、天候にその要因を押し付けるのは簡単だが、実際は、構造転換をしないといけないことを教えている。この期間の販売価格は半値以下、、、から4分の1の価格帯で推移している。これが常態となっても経営していける体質にしなければならないことを示している。たぶん今年の現在の市況が日常の価格帯になっていくのだ。

 かすみ草を例にすれば、質量ともに第一位の産地であっても80~90㎝の2L級のトレンドのアルタイルであっても1本単価が50円にしかならない状況が3ヶ月続いている。それ以外の品種であっても同じ。そこに加えてケニア産のミリオンスター、ホワイトフェアリー等は同様な値段以下での展開。20061216img_5011

 かすみ草は出荷終了の年度末に対応を検討していたら産地はつぶれる。日々の販売をいかに改善できるか?思い切った構造転換をこの数週間に取れない産地は生き残れないだろう。

 トルコギキョウは台湾産がエルフバケット様式の出荷で、1社に100箱以上入荷している(12月15日・金・都内中央市場。数社)。国産は段ボール簡易立箱で、密閉・過湿等の原因で、花にシミがついて売れないものが多く見受けられた。オープン・スタイルのエルフバケットでなければ、花は評価されない理由は、輸入の切り花の多くは輸入商社がエルフ出荷しているため、それがスタンダードになっているからだ。

 昭和花き研究会としては来年はとても厳しい年になるという共通認識でいる。この現在の再生産割れ価格が夏にも影響すると見ている。それでも耐えるための品種選定・仕立て方・販売方法を検討している。2007年は、昨年・今年以上に、とても厳しい、それをいつも心に置く。20061216img_5045 自分自身で歩き、インテリジェンスをつかみ、状況に応じたいくつもの対応策を考え、仲間に提案を伝え、根本を見直すための取り組みも、いつもすぐに実行する。立ち止まることは許されない。取り組みは素(そ)に。シンプルに。創(そ)、クリエイティブに。

|

2006年12月11日 (月)

仙台

■12月11日月曜。午後仙台の仲卸6社を市場担当者2名とともに、1社ずつ訪問し、本年の販売の結果への意見を聞いた。課題もあるので、来年の取り組みで解決する。20061216dsc01938

|

売場の主役

■桜井多恵子著『新しい売場構成』(実務教育出版、1994年1553円)。20031108wrcwf332s_1

 234ページ。

 売場の主役。

 商品そのもので季節がはっきりわかること。それが商業の世界におけるプレゼンテーション(演出)技術。~POP広告や装飾品で商品を隠さないこと~

 季節感を商品そのもので表現するということは~その季節にとくに需要の多い商品を、売場の目立つ位置に一品大量陳列することを意味している。お客にとっては、それで十分に季節がわかるのだ。この場合の大量とは、普通の陳列量の十数倍であることが望ましい条件なのである。

---------------

■コラボレーション(協業)しない、製造小売業が伸びている。生産+花束加工。→→→リアルタイム・リテール

■多店舗を支える裏方スーパーバイザーの仕事→→→熱血パートナーレポート(AFM)

 

|

最終商品と靴底の泥

■2006年12月11日(月)。鈴木健市君のユリブログを見ると16日頃?に農業士会の新潟県内視察で花プランの富樫君のところと、三条市の中越(コスモグリーン)等々に行くことが書かれてあった。いずれも量販店の店頭に納品する最終形態の商品を作っていて、そこがとても重要なポイントになる。地域で納品できる仕組みが作れるか?というのが今後の大きな岐路になる。植物の移動距離をいかに少なくできるか?が競争力になるからだ。それは「鮮度」で示しても良い。そして品種の問題。店頭で意味をなす品種構成と、今後重要になるのは収穫量のほかに、耐病性である。消費者のための品種というのは、「品目」の位置づけと「色」の表現に収斂される。季節感のある色を変化として提案できるか?あるいはそうした包装材での提案による。20061216dsc01940

 千葉県の切り花を朝取り花として、今年取り組みがはじまっているが、朝取りだから鮮度が良いというのは野菜を含めてあまり訴求すべき行為ではないとする人が多い。野菜の場合は低温管理が重要でそのことは『食品商業』で渥美氏が繰り返し述べている。香りを維持するために収穫後から店頭までの低温管理が重要なのであり、、、、、花の場合、前処理を必要とするものの場合、その適性処理と品温管理が重要。朝取り花の場合に重要なことは産地で切った花をリターナブル容器にて水付け輸送し、午後には小売店の店頭に納品する、、、、という仕組みが「革命」なので、そのことを含めて朝取り花として称している。朝取り花よりも切り前の3段階(堅・普・咲き)要請に応えて、「最短納品」という仕組みを表現することがB2Bでは必要ではないか?と思う。20061216dsc01950

■最終商品としての花束、あるいは単品単種での束としてセロハン包み、、、に加工してフラワーフードを付けて「納品」する、、、、販売する、、、、というのが「産地加工」あるいは「直売」、「直販」(卸を経由せずにリテイラーに納品)に取り組む生産者・共選産地が多くなっている。加工費の内製化、つまり産地に加工賃を落とす、ということと、人を確保しにくい首都圏でコストアップを防ぐためのものである。仲卸業がそれを営み量販店に納品する例も多い。仲卸業の取り組みでは利益確保しているところ、そうではないところ、、、いずれ「経営」の実と、商品力が問われている。

 MPSトレーサートという認証は、花束加工業のもので、温度管理や品質管理、受注品のチェックなど有用な仕組み作りに役立つ。20061216dsc02004

 生産地の集荷所・共選などのところはMPS-Q(クオリティ)で、花持ち試験室(テストルーム)があれば、、、、よい。つまり花持ちの確保をセルフチェックする、、、、機能が21世紀の品質になる。外観品質だけではないチェックを求められる。

■雑誌、、、というのは最終商品であり、JR東日本の新幹線車中で無料配布されている『月刊トランヴェール』は薄い本ながら225号になっている。12月には12月号があり、1月になれば1月号、、、、という世間の12月には1月号が出る、、、、というのとは異なる実月表示でやっている。いま車中の『トランヴェール12月号』は赤の表紙で越後の戦国武将・上杉謙信の銅像。赤はクリスマスカラーで12月を示す色。7ページには青苧(あおそ)の写真、つまりカラムシのことが以下のように書かれている。20061216dsc01933

 謙信軍を支えたのは豊かな国力だった。しかし見渡す限りの稲穂が波打つような現代のような光景はなく、潟や湿地が多く荒れ地が目立っていた。日本海を使った水運での公益の拠点、直江津を謙信はおさえていたことと、特産の青苧(からむし)や、それを原料として織った越後上布などの交易による収入が軍費を支えていたのではないか?

■化学工業日報社『今月の農業』2006年12月号(865円)では、「佐賀県のトルコギキョウにおけるトマト・ブッシースタント・ウイルスTBSVの発生」が善正二郎氏(佐賀県上場営農センター特別研究員)により報告されている。概要を紹介する。20061216dsc02020

 佐賀県北西部では2000年以降、ネギアザミウマ(スリップス)が媒介するIYSVによるトルコギキョウえそ輪紋病が発生しており、その近隣圃場で2005年4月に、頂部から数節にかけてねじれや奇形を伴い、小さなえそ斑を前身に生じ、発病株は萎縮し、花弁は奇形、着色異常が見られるTBSVを発見している。

 TBSVは罹病苗による伝染が考えられるが、発生している佐賀県・静岡県の状況からみて広く国内に感染は広がっていることが予見される。土壌伝染性ウイルスLNVと血清学的性質が近縁であるため、この調査も必要となっている。20061216dsc01996

 TBSVは低率ながら種子伝染することが報告されており(Allen、1984年)、ベクターを介せずに土壌伝染するという報告もある(Tomlinson、1984年)。TBSV発生圃場では土壌消毒の実施のほか、農業機械等による土の移動にも十分注意を払う必要がある。(先進地視察で罹病圃場の土を靴底に持ち帰る、あるいは発生圃場からの土を靴底に付けたまま視察先に持ち込むということがある。特にトルコギキョウでは産地視察名目での人の往来が品目としても異常に多いと私は見ている。人とは生産者、種苗商、市場担当者等のことである)。

 TBSVの生態解明や防除技術の確立については、宇都宮大学を中核機関として平成17年度から「ウイルス病に打ち勝つトルコギキョウ健全栽培システムの構築」として研究が行われている。20061216dsc02017

■有機質施用、、、、という有機質の中味、、、、遺伝子組み換え飼料(植物・種子)であるかないか?あるいは政府機関による調査、、、、外来種子持ち込みによる圃場調査、、、おもに牧草に混じって持ち込まれ、それが広域繁殖されている。

--------

|

2006年12月10日 (日)

転回年

■2006年12月10日(日)、東京都渋谷区の国学院大学で午後に開催された日本有機農業研究会主催のシンポジウムに参加した。20061210img_4977

 12月8日に国会で162人の議員立法により提案された「有機農業の推進に関する法律」は衆院本会議で全会一致で採択された。年内にも施行される。

35年間、有機農業運動の活動をしてきた研究会の関係者の報告を聞いていても感慨ぶかさとともに、今後の地方自治体による具体的施策への提案が必要になっていると山形県高畠町の星寛治さんは語った。

 遺伝子組み換え作物を生産しない、という文言が条文に入ったことは評価できるが、輸入された牛や豚などを飼う飼料作物のほとんどが遺伝子組み換え作物といわれ、その堆肥を有機農業で使用すると大きな問題になるので、監視していかなければならない。20061210img_4949

 反体制運動であった有機農業が法的整備されたという時代の変化に、自分の存在の足場を大切にして、自主管理、自由生産、流通などが管理化されないようにしたい。

 基調講演の中屋敷宏さんは、家族農業をつぶすと多国籍企業が入ってくる。道州制に移行すると民の声が行政に通りにくくなる。知事の逮捕が続き、県は不要という世論になって道州制となれば民生は衰え、そして統治しやすい環境になるので懸念している、、、20061210img_4938

■→→→日刊ツルネン

|

会社とは?

■ナガオカケンメイの日記 →→→ 11月30日 社長とは?20061216dsc02026

■谷口正和 →→→ 12月11日 ジャパンスタディ

■→→→ 花の集まる所の一日

|

フローリスト1月号

■12月の上旬に発売され現在店頭に並んでいる雑誌『フローリスト』1月号(273号、誠文堂新光社、840円)には、11月はじめに開催されたアムステルダムでのホルティフェアの様子が掲載されています。

P37~39 ホルティフェア。グローイング・コンセプト、フィデス、エスメラルダ、アンチュラ、VBW、ロイヤルバンザンテン(回転寿司)。協力はフラワー・カウンシル。

P40~44 デコレーションフラワーの流行として、これもフラワー・カウンシルの協力で取材構成されていて、この5ページは、日本に紹介された染め、加工、などでのいちばんまとまった資料であり、貴重なものとなっています。ハッピイカラーズのリバーフラワーズのレインボーな花、マルチカラー、サッセンがきちんと紹介されています。

P66~67は、店頭陳列技法のなかでもプライスカードの位置をとてもうまく伝えています。コンタクトとリーディング、、、、、

P100には、10月20日に幕張でのIFEXで開催されたフラワー・カウンシルのセミナーのメモが掲載されています。フレッシュリテール社長のヘンク・ファンドンゲン氏。3つのカテゴリーも掲載されています。バネッサ(ポピュラー、、、日本的に言えばトレンディ)、エレン(モダン)、ソフィア(クラシック)。

P101はJELFAセミナー(8月)の記録。

P30にはかすみ草、ユリ、モンステラの装飾。

P34にもかすみ草。

P38,41、43のオランダにもかすみ草。

-------

疑問と展開。

■マツヤママコトの疑問→→→12月9日 11時25分

■たぬきのお腹→→→心と胃袋 12月9日 12時14分

■疑問へのひとつの見方。卸売イチバの評価基準と、消費者のモノサシ。第3のB2BのモノサシMPS→→→ 軽トラ日記12月10日 0時45分

■花プラン・ブログ→→→太陽とともに12月9日 午後7時56分

|

2006年12月 9日 (土)

反省会

■2006年12月9日(土)雪・みぞれ。終日、柳津町西山温泉せいざん荘。Dsc01900

 昭和花き研究会には地区別に4つの共選所(集荷所)があり、その第1と第3の反省会が開催された。第3は本来8日の予定だったが、葬儀等があったため延期して、同日の開催となった。みぞれ・雪が降っていた。

 11月のオランダ報告から、12月までの出張報告をそれぞれの会合で行った。来年の種苗の方針も検討した。昭和花き研究会のオーガニック・フラワー・プロジェクトも今回の営業結果を報告した。

 「取り組み姿勢としてのエコファーマー、MPS」から、今回の出張営業のなかで、具体的商品開発MDとしてのオーガニック・フラワーが荷受会社(卸)・花束加工・量販店の店頭チームの理解を得ることができて、2007年から始動する。6月のプロジェクトチーム来村日も決定している。本格生産の稼動は3年後の2009年を目指す。生産面積の3%を目標としている。

 12月12日には村行事のため定例会は延期となりました。

|

農の未来

明日都内で開かれる。日本有機農業研究会のメールマガジン11月27日号より掲載。20061209dsc01911

●「農業・農村の未来と有機農業」のご案内
   →→→地図等→→ 日本有機農業研究会シンポジウム

■基調講演■

 「農業をめぐる現状と有機農業運動」

  中屋敷 宏さん
 (弘前大学名誉教授、青森県有機農業研究会・日本有機農業研究会幹事)

■パネル・ディスカッション■

 「農の原点を確かめ、これからの有機農業を考える」20061209dsc01908

  星 寛治さん(有機農業・詩人・評論家、元高畠町教育委員長、まほろば共      生塾塾長、本会幹事、近著『「耕す教育」の時代』ほか)
  秦 佐子さん(愛媛有機農産生活協同組合専務理事)
  鶴巻義夫さん(津南高原農産代表、新潟県有機農業研究会、本会幹事事)
  舘野廣幸さん(有機農業、「みんなの有機農業講座」主宰、本会理事)
  魚住道郎さん(魚住農園・茨城県有機農業研究会、本会理事事)
  コーディネーター 中屋敷宏さん

 ■日 時:12月10日(日)13:30~17:00
      13:00開場

 ■会 場:國學院大學120周年記念2号館2101教室
      東京都渋谷東4-10-28
      (渋谷駅南口 バス54番線(学03)
       日赤医療センター行き、國學院大學前下車)

 ■参加費:1000円

 ■問い合わせ先 日本有機農業研究会事務局
     TEL 03-3818-3078 / FAX 03-3818-3417

-----------------

有機農業に関する基礎基準 →→→日本有機農業研究会

|

伝える

■浜松のPCガーベラの鈴木誠さんのオランダ調査の水と品質、出荷様式のまとめが掲載されています。塩素水で4時間の水揚げ(前処理)。→→→ 鈴木誠さんのブログ(12月9日)20061208img_4767

■オランダ通信も更新されました。黒のトレンド→→→オランダからの便り

 市場統合の話題も→→→BEB要約

■大分県の吉江さんは、短波無線機を出してきています。ラジオとブログの違いを言い当てています。→→→くじゅうはんだ高原

■花農家の奥様方はいつでも元気だ。

越後魚沼→→→すず妻道場(11月2日より)

南会津→→→土っ子田島・味噌通信 (2006年12月6日より)20061208img_4788

|

来年のトレンド

■2006年12月9日(土)、今日は奥会津で、花の生産者による2件の反省会(忘年会)が、午前11時より2件あり参加する。会津盆地には雪は無いが、少し山間部に入ると降雪地帯となっている。20061208img_4716

■フラワー・カウンシル(オランダ花卉協会)が提案する2007年のトレンド、、、、インスピレーション2007は、次の通りです。リンク先のバーをクリックすると→→→ インスピレーション2007

 12月8日(金)朝に大田市場花き部・仲卸街で、デフィール・スタイレンの金藤公夫さんにお会いして(11月に会津に来られていた)、通路の隅にての立ち話で、金藤さんから「インスピレーション2007を日本で行うのは誰でしょうか?」という話になった。「JFMAでしょうね」と私は応えました。20061208img_4713

■12月8日(金)には、和歌山県の田辺市付近を生産地とするJA紀南から大田花き経由で中央花卉に染めかすみ草がはじめて納品された。でも早朝に、陳列してすぐ完売してしまっている。私はそれの撮影に行ったのですが、すでに店頭からは消えていました。売れるものが作られない、、、、、仲卸から依頼があっても取り組みを行う産地が少ないのです。セリに出して売る商品ではなく、提案して店頭と相談して育てる商品が染めかすみ草です。

 いま生産している品種のなかから染色向きの品種を選び生産者が吸い上げ染色加工で、納品するだけで新しい商品が生まれるのですが、取り組みはほとんど行われません。そして安値が続く市場には多くの生産者が訪問し、あるいは販売を担う農協関係者・全農関係者が日参しています。納品先を特定してから進める仕事が染めかすみ草の仲卸での販売の鍵なのです。つまり日々のセリに頼る流通ではない、既存市場流通を使える「予約相対」の流通なのです。20061208img_4726

 日本では枝物を金・銀に染めて大量に出まわっています。

 でもかすみ草(ミリオンスター)の金・銀の染めはオランダからの輸入です。日本の白いかすみ草が価格低迷のなか、12月8日の大田仲卸街での金・銀のかすみ草の販売価格は約200円で、いくつかの仲卸で販売されていて、それが大量に売れていました。特にこの時期は銀色のかすみ草が売れています。20061208img_4777

 このことは毎年、市場に通っている人なら知っていることです。何が売れるのか?がわかっていても日本の生産者は金・銀にどぶ漬け染め加工する人も、あるいは吸い上げ染色する人も、産地もありません。季節感は色で示しましょう、というのがフラワー・カウンシルがずっと行っている提案です。それに乗って小売店は季節感を店頭で表現しています。

■小売店の店頭で、なぜ染めたかすみ草が売れるのか?この夏に中央花卉の店頭に立って観察して、毎月何度かのことですが、そのときにお会いした小売店の皆さんから教えていただいたことを、まとめてみると、、、、20061208img_4776

 通行量の多い商店街の場合、店頭に染めたかすみ草の単色束を置くと、通行人は立ち止まります。季節感のある色に目が行きます。たとえば青と赤のかすみ草が店頭にあり、青が夏だと目立ちます。買い物をして帰りに、その青のかすみ草を買おうと花屋さんに立ち寄ると、青は無く赤しかありません。それで黙って何も買わずに帰ります。

 このことは何を示しているか?というと、商品が回転している、、、、つまり売れている。色が翌週に変わると、先週に店頭にあった商品ではないことを示しているのです。つまり色の変化は仕入の変化、つまり鮮度を表現するのです。20061208img_4869

 11月に会津で行われた学習会で、松山誠さんと、宮西陽郎さんと私は、その意味を話し合っていました。その意味とは、10月のIFEXのフラワー・カウンシルのセミナーで、オランダの食品スーパー・アルバートハイン社が、花束の店頭販売を3アイテムだけに減らし、そのかわり毎週その3アイテムは入れ替えるということをはじめているのです。そうした事例報告でした。60アイテムを5年かけて3アイテムの週替わり花束に変えたのは、英断です。量販店(食品スーパー)の花束売場(花売場ではない)はトレード・オフ、鮮度の訴求、そして果敢なMDへの挑戦が必要なのです。それを行っていて、そのほしい商品が来週には無くなる、また新しい花束が入る、、、という習慣を作ろうとしているではないか?ということになり、日本国内の染めかすみ草を単色束で売っている小売店のお客様の購買行動を観察していると、ほしい色の束が無くなること、違った色が翌週には入ってくること、、、等々は、つまりいつも同じ商品が店頭には無い、、、、つまり商品の鮮度に消費者が気づいたときに、商品が購買されることを示しています。Img_4702

 その議論を聞いていた宮西さんは、「つまり金藤さんのデフィール・スタイレンがやっていることだ。毎週売る色を変えていることはお客さんにとって、今週の色は今週しかないこと、来週は新しい色が来ること、、、、色は花、、、新しい鮮度の良い花が来る」。

 宮西さんは衣料品販売業(小売)から生花市場職員になった人で、洞察力があります。

■今回それを、金藤さん本人に聞いてみましたら、やはり狙いはそこにあったようです。ただ立地によるので、通行客が多いところでは試してみる価値はあるでしょう、、、、ということでした。20061208img_4752

■店頭販売、、、、産地フェアとか、小売店の店頭を観察していると、消費者が買っているのは花の品種や品目ではなく、季節感を感じる色だということがわかります。白しかない、、、、ピンク種が出始めたと行っても、かすみ草は白が生産の中心です。それが、品種やサイズではなく、色で買われる、、、、というチャンスを生産者はいつも見のがしています。一年中染めるのはたいへんでも、仲卸店と相談してその季節感を示す時期だけは、時代が求める商品を創ることが、産地の有り様としても必要なのです。勝手に染めてセリに出す、、、、という仕事では、いつものパターンで何の変化も産みません。そのパターンから抜け出そうとする取り組みがかすみ草を染める、あるいは提案をする、、、、ことなのです。取り組み・仕組みの改良が、品種選定以上に大切になっています。20061208img_4887

|

2006年12月 8日 (金)

気温差20度、日長差2時間

■列島の琉球弧では、26度半袖。暗くなるのが18時過ぎ。今日帰郷した本州の東北・会津では16時には暗くなり、日中の気温は4度であった。朝・晩でみると2時間も陽に照らされないのだから気温も低い。

 2週間ぶりに帰宅し、まず衣類の洗濯を2回、お風呂の掃除をして、暖房をつけた。会津若松には雪は無い。昭和村大岐は30cm。

| | コメント (0)

仲卸店頭販促

20061208img_4770 ■2006年12月8日(金)午前。大田市場花き部訪問。多くの産地・生産者・JA(農協)職員・全農・県普及員が来ていた。出荷終了の御礼をする産地、出荷開始の挨拶に来る産地、、、、いずれも10月から続く安値低迷市況の現況調査も兼ねている。

■私は中央花卉店頭を中心に11時頃まで、来場している取引先・関係者と挨拶、懇談(立ち話)をした。

 大田花きの松永さん、桐生さん、宍戸さん。中央花卉の斧田社長・中谷さん・南さん。フローレ21大田店の田城さん。カネトウさん。おおたみずほさん。ドリームの森さん。トステムの唐沢さん。新日本流通の井尻さん。イオンの石森さん。千葉県の古川さん、ストック生産の中村さん。20061208img_4739

■仲卸街は北側2件目のベルが閉鎖していた。

■仲卸街の産地プロモーションでは、12月8日(金)より販売の始まった和歌山県JA紀南の染めかすみ草は入荷直後完売していた。3色。

  →→→ 中央花卉

 フローレ21大田店では、PCガーベラの品種展示板が掲示されていた。

 ハナマーケット東京には、和歌山のJAみなべいなみ産の売場が壁に常設され、スターチス(シニュアタ)売場が出来ていた。今年の新しい取り組みと思われた。20061208img_4775

 大森花き、店頭では、千葉産のラナンキュラス売場と、販促ツールのミニ・幟旗が配置されていた。

■市場2階の中央通路荷受会社には「エコ・ブルーム」が大田花き側ショーケース展示。FAJのテストルームには、いちばん注目したのが四国伝統品種選抜のアワ。埼玉のニュースタイル産のチューリップ。

■■■

20061208img_4843

20061208img_4849

20061208img_4805

| | コメント (0)

ゴールシーン

■2006年12月8日(金)の松山誠氏によるフロレッタちゃんでは、ゴールシーンをめざせ、と書いています。僕は、伝播ということを花育で見ています。それが12月6日に、先生に教授することになった、というのはひとつのステップを超えたと思います。20061102img_2343

■11月末からの西域での、かすみ草行脚では、ウェブサイト(ウェブログ・ブログ)の愛読者の皆さんから、、、、ほとんどが旧知の皆さん、、、、、いろいろな感想をうかがうことができました。読者との交流事業、、、、でもありました。

 そのなかで、やはり新潟新発田の花プランの富樫君の写真、、、、も、とても参考になったと、生花店や花束加工業、などでの人に多くよい感想を聞きました。→→→富樫君のオランダ記録

 それと2006年のまとめとして花のウェブログ界では、フローレ21の組織力に対抗して、雪国・新潟魚沼堀之内の鈴木健市君のブログが2006年を象徴したものだったと思います。文はいつ見ても詩的でした。広島からの営業から帰って、山村さん制作のクリスマス?リースとヒロシマの持つ意味を持ち帰ったようです。メールをいただきました。彼の取り上げる話題は日常の出来事なのですが、抑制された表現の奥にあるものはよく伝わってきます。→→→鈴木のユリブログ。

■沖縄レポートが新しい、我等が中央花卉のブログスタートも2006年のニュースでした。これで来年は、出張回数を減らすことができます。店頭からのニュース、物語が紡がれるからです。

20061207img_4601

| | コメント (0)

絞り込んだ提案を

■小川先生のコラムから。複数案の提案より、絞り込んだひとつの提案で→→→12月7日の記事20061207dsc01904

■岐阜大福井先生、、、、MPSプロジェクトで座長を務める。→→→生花店から種苗店への提案(11月27日)

■沖縄もチューリップだけはよく売れていた→→→板橋仲卸のクロリス社長の日記

■横浜FCがJ1昇格、というクローズアップ現代がテレビから流れていた。カズこと三浦知良はいまでの練習開始時間のはるか前の時間から来て走り込んでいた。城も引退、、、、小さな異常が日常になる危険→→→宮崎中央小倉社長のコラム12月1日

■七月のカスミサミットでお世話になった札幌の生花店主薄木さんも人に会い、講演しています。バケットの水が凍る?売れるゲーム機を自ら購入した理由→→→フルーロン花佳のコラム

■都下、はじめて投宿した地域を歩いて「あなご専門店(老舗)」に一人で入り、3000円の中箱というものを食べた。コンビニ弁当、駅弁、が多かったので、今日はきちんとしたもの?を食べた。狭い店内で予約客以外は狭い5人がけのカウンターで、先客の右隣は80才を越す女性、左隣は60才ほどの女性。あとは予約の宴会のようであった。食べ方にも作法があるようであり、左の女性にまず食事が運ばれ、その作法が店員から教示される。次いで右の老婆にも膳が届けられる。最後に入店した僕はそのなかに挟まれ、最後に僕にも食事が届く、、、、、そして繰り返される同じ食べる作法の説明を聞く。焼きとふかしの合わせというものを頼んだ。このように初めてのモノに接するときの説明、、、、、たとえばフラワーフードの使用法と目的を店頭やレジの時に伝えることが出来れば、、、、、社会は大きく変わるだろう、、、、と思って、、、、、いつものように食べる前の食事を携帯デジカメで撮影した。メニューは少なく、ボリュームを選べる、、、、大・中・小、、、、それが老舗になる条件で、時代に合わせている(変えている)部分は何かを、この老舗あなご店で、考えている。20061207dsc01906

| | コメント (0)

聴く側の立場

20061207img_4579 2006年12月8日(金)。出張12日目。東京都下に投宿中。未明、これから大田市場花き部に行き、仲卸街の店頭調査をする予定だ。中央花卉に、はじめて和歌山県のJA紀南の染めかすみ草(カラーリング)が今日100本入荷する、というので延泊している。それを記録しておきたい。ジョン・レノンの命日でもあり、本当なら大宮、、、さいたま市のさいたまアリーナ内にあるジョン・レノン・ミュージアムに立ち寄ってから、帰郷と思っていたのだが、今日に予定していた昭和花き研究会の第3共選所の反省会(せいざん荘)は、該当会員の関係者の葬儀等になったため、明日に延期となった。

■11月30日に講演した福岡県八女郡広川ガーベラ工房(JA)の生産者の皆さんの、感想が書かれているので紹介します。近藤氏、熊添氏によるコラムです。2次会のスナックにはなぜかギターが置いてあり、1曲歌いました。九州男児に敬意を表して熊本出身の小山卓治の曲です。ジョンレノンが凶弾に倒れた12月8日のダゴタハウスのことを歌ったものです→→→広川ガーベラ・産地からのお知らせ

■現場に立つことの意味は、自分の五感で感じること。目に見える形式知に頼らないことも、時に必要→→→谷口正和氏12月4日の言葉20061207img_4275

■沖縄で、新しく出会った人、、、、香川の瀬川雄幹さんと、太陽の花の営農指導課長の金城利也さん。僕は、この二人から、今後の産地運営について、多くのことを教示いただいた。講演会後の二次会、、夜遅くまで、、、、、最後の最後まで、この二人に宿まで送っていただいた。

 →→→太陽の花(沖縄県花卉園芸農協)

 →→→昭和花き研究会・更新情報をクリック

| | コメント (0)

2006年12月 7日 (木)

沖縄から東京へ

■26度の沖縄から、14度の東京へ。

 →→→ 金曜フロレッタちゃん(予約無料購読制)では、12月6日に都内の先生方を対象とした花育事業が紹介されています。先生に教える高杉女史、、、、が紹介されています。

 →→→ 600への遠い道のり・フローレ21ウェブサイト

 →→→ 沖縄のカンケ報告、東京都内・フローレ21の花育20061207img_4613

| | コメント (0)

2006年12月 5日 (火)

火曜は朝九時から鉢物セリ

火曜は朝九時から鉢物セリ

沖縄那覇

| | コメント (0)

SHADE GROWN

SHADE GROWN

シェイド・グロウンはコンサーベイション インタナショナル。日陰栽培コーヒー

| | コメント (0)

POPと、1万の家庭

■昨夜、再会した沖縄のNさんと長時間、話す機会があった。彼は花の起業をして10年になる。僕は泊まっている宿の沖縄テイストな朝食とPOP。Nさんは沖縄に2店できているヴィレッジバンガードのPOPと床の話。それを店頭の花売り場にどう生かすか?という話になった。→→→昭和花き研究会ウェブ20061204dsc01841

 僕は沖縄が日本社会に果たす役割がある、と想っていて、Nさんもそのように考えていることが、だいたいわかった。すでに小学生のときに花屋をやろうと、新聞配達をはじめていた。その新聞配達でもらったお金で、ポリポットを買って裏山の植物を植え込み栽培をしていた、ということを聞いた。その後、学校を卒業したら動物園に就職したいという悩みを抱えながらも、一般営業職、鉄筋工、大工での列島横断、帰島して花店に就職し起業している。僕が知っている花の仕事人でもとても勉強をして国内の現場を歩いている一人だ。今後のこともうかがったが、宿にたどりつく車の中で聞いた話、、、、、

 いつも社員に話していることがある、という。20061204dsc01862

 沖縄の年末にNさんの会社が加工する花の商品は1万個。それが家庭に飾られ年末年始の家族の真ん中にある。そうした飾られ方を想いながら12月の仕事をていねいに進めよう、、、、と言っている。それは盆でも彼岸でも、、、、同じ。

 1万軒の家庭が飾る花を作る、、、、、という表現、、、、、を僕ははじめて聞いた。束数を作るのはモノとしてのことだが、それを家庭の数に表現できるNさんの仕事力には、この旅の終わりにふさわしい物語を受け止めることができた、、、、、と想った。それがほんとうに帰り間際のことであった、、、、、、

■IFEXで10月にはじめてお会いしたTさんのブログでは、日本の長野県内のカーネーション農家のことを取り上げていた。→→→清らかに農を営む

| | コメント (0)

2006年12月 4日 (月)

沖縄のセリ1600 開始

沖縄のセリ1600<br />
 開始

| | コメント (0)

那覇

那覇

| | コメント (0)

22才の神田川

20061203img_3469 2006年12月4日(月)沖縄県那覇市にいる。3日(日)は那覇市民マラソンが行われていた。国際通りから第一牧志公設市場への市場本通りで、かすみ草を青に染めたものが店頭で販売されていた。昭和花き研究会は出荷が終了しているので、暖地産のものだと思う。平和通りには「海想(かいそう)」という沖縄のアイデンティティを商品化している企業の店舗を「発見」して、お店の人から話を聞いた。観光化とは別の新しい動きだった。Tシャツ(2900円)、そのデザインが優れている。実際に購入した。自分用に買うとしたら、ギフトにするなら、、、、、と時間をかけて考えてみた。沖縄の文字が入っていないものを買おうとしている自分に気づき、ギフト用なら包装材にショップ(沖縄らしさ)と、中味は日常に使える地域名が見えないもののほうが良いように思えた。国際通りは修学旅行の人並みが多く、20061203img_3662 Tシャツ(500~1000円)や菓子には沖縄を想起させる語句があふれていたからだ。海想はマングローブ、ジュゴン、レキオグランデ(大琉球国)、サバニ(これは船の構造図)、フィッシャーマンズ・ギア(手作り水中めがね)、サバニレースなど。

 沖縄の出版書籍、雑誌、フリーペーパーはとても多くある。書店の棚も壁面の一面は埋めることができるほど出ている。豊かな文化に比例した研究がなされている。レコード、、、、CD、、、音楽界も豊かだ。沖縄音楽で伝統的なものから民謡、現代の音楽まで多彩にある。CDは2カ所から6枚購入した。国際通り牧志交番近くの高良レコードと三越側の丸高レコード。しゃかり、の新譜『ゆらり』。20061203img_3706

 かぐやひも、というバンドが2005年3月26日に発売した「フォーク・ランチョンビート」には12曲が収められており、8曲目には「22才の神田川」がある。メンバーは南こっせつ、ソーミン、にせ正三、さらまわし、山田パンツ。

 新譜では、南国ドロップスが、「キャラバン」3曲入りを11月22日にリリースしている。

| | コメント (0)

2006年12月 3日 (日)

リテイル那覇

20061203img_3812 沖縄県那覇市。

| | コメント (0)

沖縄那覇牧志

沖縄那覇牧志青の染めかすみ草を発見。

| | コメント (0)

沖縄の減農薬な取り組み

■会津盆地では会津みどり農協の管内を中心に、過去に現代農業誌でも紹介されたネットハウス(目の細かなネットで防虫・防風する)でのキュウリ栽培等が行われています。沖縄では台風対策と防虫を主眼に平張りネットハウスの導入が進んでいます。中央花卉の中谷さんはその沖縄を訪問して報告をしています。→→→中央花卉20061201img_2951

■オーガニック・フラワー、つまり有機栽培を標榜する花の認証は行われていませんが、野菜等での有機認証については政府の制度・ガイドラインが明確となっていて、減農薬、低農薬や有機農産物表記についても細かなルールが定められています。通常、慣行農法からの移行期間は3カ年としています。3カ年、化学肥料や農薬の散布を控えた圃場が、認証機関によって認証されてはじめて有機農産物を名乗ることができるようになっています。花の認証では行われていません。MPSは有機無農薬栽培ではなく、全体量としての肥料・農薬・暖房エネルギー等の投入を減少させて、環境負荷への軽減をはかるプログラムです。MPSがオーガニック・フラワーではありません。欧州委員会(本部ブリュッセル)が支援しているフェアフラワー・フェアプランツFFFPでは、MPSのAランクの花を、フェアフラワーとして販売することを2月から英国とドイツでスタートしています。オランダやドイツ、フランスでは農産物一般の有機認証のルール下でのオーガニック・フラワーの生産がすでにスタートしていて、それがフロラガニック(ダッチ・フラワーグループ)や、あるいは2006年1月に結成されたオーガニック・フラワーの新グループ(バイオ・フラワー)で販促活動がはじまっています。日本では有機野菜では認証制度無しに有機を名乗ることができないため、またその認証下にある野菜も少ないため欧米との良い農産物」の定義が、あいまいになっています。長いものや、豪華なものが良いもので、花持ちするものや栽培する栽培技法への理解による商品評価に至っていません。

 エコファーマー認証が唯一であり、土による栽培と単一品目での認証となっています。MPSは栽培技法は不問で、生産農家の経営手法への評価のため、多品目栽培であっても認証されます。いずれも投入する肥料・農薬等の低減措置計画と記帳が評価基準です。この両者さえできない、、、、という場合、最低価格の維持や取引要件に該当する、、、、ということすらはずれてしまう未来であろう、と思います。取得費用や維持費用がかからない知事認証のエコファーマーは土耕栽培者であれば最低2007年中には取得する、あるいは団体一斉で不可能な場合は、団体出荷であっても個人で取得する判断が必要です。MPSはさらにその先にある有料の認証ですが、多品目、ロックウール等での栽培技法も認証が可能なので、いずれ2008年中の取得を検討している大規模産地が出ています。

 いずれ最低価格の維持と、将来の取引要件のためのもので、産地みずからのプロモーションを伴わないと無意味な制度になります。そして継続生産が可能とするための物質多投栽培からの離別が主眼なので、新たな栽培技法の開発を同時にすすめていくことが必要になります。

■アメリカの有機農産物の最新情報→→→法政大・小川孔輔先生のコラム12月2日にアップ

■セリ活性化プロジェクト。商品素材の目利きも、、→→→大田花き12月1日より

|

2006年12月 2日 (土)

SO開店へ

■12月16日に、フローレ21が考える小売り新業態『SO』が首都圏に開店する。素・一輪挿し→→→小池社長のブログ(12月2日)。

■FAJの考えるパートナーシップのあり方→→→12月1日のバラ会議の聴講報告

■現行のオーガニック、有機農産物の表現では、3カ年の移行期間後にしか表現はできないことになっている。花の有機認証はまだ進んでいない。移行期間の問題については法政大の小川先生のウェブサイトの過去の原稿に多くの記事が掲載されている。20061202dsc01758_1

| | コメント (0)

福岡から沖縄へ

20061202img_3207 12月1日は福岡市。大分県のかすみ草生産者吉江さんとも、7月の北海道サミット以来の、再会。店頭では、染めカスミ、染めバラが売れていましたね、、、→→→くじゅうハンダ高原

■「沖縄の庭を見直そう 琉球ガーデン・ブック」(ボーダーインク)という購入した本のなかに、あった言葉。2005年4月発行で、06年3月にはさらに2刷しているので売れている本なのだろう、、、

 木を1本植えると、人が来る。

 2本植えると健康になり、

 3本植えると徳が来る。

 4本植えると金徳がくる。

 だから、植物を好きな人は長生きするんだよ。

 と、教えてくれた祖母、、、、、、、、

■12月2日、沖縄は最高気温23度、最低気温20度。雨のち曇り。20061202img_3174夕方は午後6時に暗くなった。会津、昭和村では午後4時30分前には暗くなっている。途中、高知県では午後5時頃すぎると暗くなって、、、、日の長さがこれだけ違う。

 雨で低気圧の中を揺れて飛行したが、雲から沖縄の島の地上に近づいたときに航空機の窓から、山々に抱かれた白い雪の山脈を一瞬、見た、、、、よく見ると、白い波頭であった。風雨で特に山脈のような波の山が白く光っていた。

| | コメント (0)

2006年12月 1日 (金)

福岡花市場から

福岡花市場から

20061201.福岡花市場にいます。ここは農協経営市場で、オランダの市場と同じ経営形態。夜ま で営業。

| | コメント (0)

西鉄久留米駅

西鉄久留米駅

20061201.0935発福岡天神行き乗車

| | コメント (0)

広川から福岡(博多)へ

■12月1日。これから電車で久留米から博多に移動します。11月30日の広川花き部会の20周年記念の会では、たいへんお世話になりました。→→→広川ガーベラ(JAふくおか八女)20061130dsc01621

| | コメント (0)

« 2006年11月 | トップページ | 2007年1月 »