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2006年12月30日 (土)

大塚實著作

■学校教師、県会議員、町長を経験した郷土史研究家の大塚實(実)氏。歴史春秋社から『奥会津・大内宿』(歴春ブックレット6、2005年刊、500円)は62ページで、大内宿のことが簡潔にまとめられている。20061229img_6602

 また『大内宿』(1998年刊、歴史春秋社、2000円)は、大塚氏自身が下郷町長であった時代に大内宿場の町並み保存に対してどのような仕事をしたのかを含めてまとめた309ページの著作である。

 この82ページに「沼尾沼の雨乞いの由来」が書かれている。

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 大内には、牛と沼尾沼の伝説があります。

 むかし、頭のよい牛がいて、小野嶽にあった小野明神様と若松の材木町の「えいほう屋」との間を往復して、お使いをしていました。取引のための米・炭・栗木羽を運んだり、手紙を運んだりしました。ある日、鬼次郎という悪人がこの牛を殺して金品を奪い、その頭を沼尾沼に投げ込んでしまいました。沼尾沼は、その日から七日七夜荒れました。村人がその首を沼からあげたら、天気はおさまりました。後の人は、雨乞いのために牛の頭をかたどったものを沼尾沼に入れるようになったということです。(昭和44年12月20日)

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