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2007年1月29日 (月)

計画の大きな変更

■2007年1月26日の全国農業新聞の記事。

 切り花 重油高で生産計画に変化
 冬期の生産量しぼる

 重油の価格は、落ち着いたものの決して安くはなっていない。
 それに伴い切り花の流通状況が一変した。
 厳寒期に向けて重油がたけず出荷が減るという単純なものではなく、生産計画自体に変更が行われ始めている。

 10月から12月までを第一次出荷期とし、3月から5月を第二次出荷期、1~2月は少量でつなぐというものだ。

 この現象は、海外からの輸入商品を敵に回しながら展開してきた論理に反し、1~2月はどんどん入って来て下さいと言わんばかりの計画だ。12月からトルコギキョウを中心に大量に輸入されている。

 非需要期だが、国産品をしっかり流通させてほしい。どうしても無理なら、流通量は少なくなったとしても品質面で流通トップに君臨できるよう生産者には努力してもらいたい。

■1月28日→「トルコ桔梗の入荷が、少ないです。
業務需要に使われる淡い紫系の品種は、あっと言う間になくなっています。
先日店頭に並んだ少ないトルコ桔梗を見て、まだトルコ桔梗が並ぶのかと花屋さんに聞かれました。
業務需要だけでなく、花屋さんもまだトルコ桔梗を欲しているです。
しかしトルコ桔梗は、輸入物を含めて強保合いです。
気軽に店頭に並べるには、勇気が必要になります。
トルコ桔梗は、明日少ない入荷です」

1月23日→「輸入のトルコ桔梗が、多く入荷しています。
以前は白系を中心に、業務需要に重宝されていました。
そしてそれは今も変わらないのですが、このところの少ないトルコ桔梗の影響から多くの花屋さんが使い始めています。
価格は以前と大違い、国産並みの価格です。
競りでもそうなのですから、価値感が何か混沌としているように見えます。
国産物も高い、輸入物も高い、困ったことです」(仲卸クロリスの日記より)

■1月27日の夢り人のコメントより→→→ カスミソウの単価低迷で、他の花(トルコ、ラナンなど)に移行されている方が多いようですが、需給バランスで評価されるだけではなく、丁寧にいい物を作って評価されるように期待します。
 (札幌 お花とはなそう より)

■→→→ 宮崎中央花き1月19日

 →→→ 京橋花き産地情報

 →→→ FAJ入荷情報

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■2006年10月から12月、1月のかすみ草の出荷は暖冬による前進開花ということだけではなく、暖房費による経費超過を防ぐために、どの産地の生産者も早生系品種を導入し、生産計画そのものが前年比150%以上の出荷量の計画で進めていた。これはかすみ草以外の品目、ストック、ラナンキュラス等でも同じだった。暖冬のせいではない。計画自体が大きく変化していた。

 その分、1月中下旬の出荷量は少ない。4~5月に大量出荷が計画されており、その販売対策が講じられないまま事態は推移している。これは2006年5月から続いていると指摘する卸市場の担当者は多い。暖地産地はこの1年ずっとよいときが無い(夏秋の高冷地はこの5年間良いときが無い)。各産地とも出荷計画の変更や品目転換がすべて超過に重なり、すべての品目が売れない、産地の大小、JA共選や個選(個人出荷、グループ)にかかわらず低迷が続く。顧客の実需者の声を聞くことは、まず行われずに産地の都合だけで生産計画は変更され、その計画通りの出荷が続いて安値を継続している。

■昨年秋からこの1月、実需者の大手花束加工業者へのインタビューをしている。2006年の5月から、つまり母の日から国産5割・輸入5割としていたカーネーションを輸入10割にする加工業者が増えている。

 理由をたずねると、「国産の規格は品質・ボリューム・選別に幅がありすぎて、再選別が必要」であり、「輸入は産地国、輸入商社を間違わなければ再選別する必要もロスも出ない」

 これは12月のスプレーマム等でも起きてきていることで、「その規格の揃い」「ロスの出るような規格幅」がポイントで価格ではない。

 経済環境の変化への対応を生産者・生産地は計画の変更でとる、実需者も数量が不安定となっていて品質揃いの問題を持つ国産から、輸入の切り花に大きくシフトしている。すべてが変化への対応。その間をつなぐのが卸市場の仕事なのだが、、、、、調整が難しい。

 責任産地という産地が無くなってきたのが2006年の講評だった。2007年はつまりこれまでとは異なる時代に入った、ということで、出荷時期、価格設定等すべてをはじめから組み立てなければならない。その後に品目、品種が決定される。行き先が決まらないまま列車にのり、行き先はどこなのか、、、、そうした時代は終わった。ひかれたレールを歩く必要が無い、自らレールをひく産地もある。

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■顧客が誰であるか?を考える時期に来ている。

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