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2007年1月 7日 (日)

平和の花

20061216img_5486 東部アフリカで、ソマリアの紛争でケニアに人が移動していた。難民に混じって過激派がいるとして国境封鎖や人道上の問題など、、、大きな問題となっている。ケニアはバラやかすみ草の大産地があり、隣国エチオピアにそれが移転しはじめている。エチオピアはソマリアに支援軍を出している関係から、国際テロ集団の標的になりつつある、、、、、→ソマリア問題

■花の流通の国際化は、平和のうえに成り立っている。その平和が成り立たなくなる、、、、台湾・中国・韓国・北朝鮮・日本の東アジアもきな臭い。かすみ草の苗は、日本国内の過半数以上が中東のイスラエルから空輸されてきている。ここも紛争地帯だ。20061216img_5492

■花には関税がないことから、輸入は日常的に行われているが、昨年11月の会津若松市内で開かれたオランダ花視察報告会では、次のような指摘があった。

①輸入の花に押されて国内の生産者・産地の花が売れない、安い。それに困っている、という質問。

②東京から来た卸にかかわる人からは、「輸入に押されているというのは口実であり、すでに日本国内で産地間競争に負けているのではないか?」20061216img_5558

③産地が行うべきことを適切に行っていない、課題を解決せずに先送りして、それを輸入の花のせいにしているのではないか?という指摘だった。

■卸市場は手数料自由化の問題を抱えている。これは横並びから、独自性を発揮しなさい、ということで、事実上の新しい仕組みを社会に合わせようというもの。その際、消費拡大にどれだけ取り組む卸市場であるか?あるいは社会貢献企業かどうか?が問われる。横並びではない、ということは、自社の独自性と公共性をどのように明示できるか、である。業界団体に消費拡大を求め、自社はなにひとつしないのが、これまでの卸市場、あるいは産地でも同じだった。すべて自らの手で行う、、、、、そうしたことが求められている。20061216img_5604

■国際紛争と平和。花の役割、、、、、輸入を卸市場が行う時代になっている。その際、つまり社会貢献とはフェアトレードやMPSに代表されるような「これまで欧州が先駆的に行ってきた取り組みモデル」だけでなく、日本的な取り組みが求められる。

 中南米の花の生産・流通企業から拠出された資金で運営されているフラワー・フォー・キッズ。日本ではフローレ21がきちんと理路化して多様な「花育(はないく)」プロジェクトを実践・社会化してきている。つまりこうした先駆的取り組みを卸ができるのか?ということが問われている。企業のウェブサイトは、こうした自社のパブリックな、あるいみ公的な取り組みを表現する場として機能する。そしてそれをもとに自社の取引そのものを見直し新しい価値を創るための「種子」とすることが求められる。20061216img_5102

 平和のための輸入事業ということもありうる。相互理解・国際協力のための「花」という位置づけ。

 その場合、日本の生産者(生産地)や農業、山間地や離島での生業である花生産について、「商品(素材)としての花」と、それ以外の価値を含む「花」の新しい取り組みが必要になる。その場合、商品価値が優れていること、品質が上位であることが大前提で、それにどのような社会性・公共性を持たせられるか?というのが、21世紀型の花の生産・流通となる。この場合は大量消費をまかなう大量生産ではないように思われる。

■法政大・小川孔輔先生の見方。市場系列化、生産地の変化。→→→フラワーショップ誌の記事

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■マレーシアのキク栽培。日本産より高い輸入の花が使われる理由は?取引方法か?花のボリュームか?契約のしやすさか?市場外流通か?→→→米村氏12月

■ユーロの上昇。

1999年 130円
2000年 105円
2001年9月11日 90円(最低価格)
2002年 120円
2003年 120円
2004年 140円
2005年 140円
2006年末 157円

■1月7日(日)今日の会津は風雪。強風。

 会津三里町(旧・高田町)で作られた黒米を直売所で買っておいたので、それを少量入れて夕飯を炊いた。

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