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2007年11月 9日 (金)

バイ・エアの国内問題

■2007年11月9日(金)

■オランダのフラワーカウンシル発行のインスピレイションの来年版の「トーキングフラワーズ」を見ると、この数年、大田花き商品開発室が提案してきた「モバイルブーケ」の前段階で止まっている、ように見える。日本が深く商品価値を追求し、その結果を公開していることはとても意義深いと思う。

 今年のIFEXで配布した資料は大田花きのウェブサイトで19ページのpdfファイルで提供されている。→→→ ビジブルアロマ

 見せる、自分で見るという「花の束」の効能に香りの機能を含ませるという新たな組み方の提案は、ブルーアリアの松山誠氏が以前に指摘しているように、デザインのあり方を変える可能性を含むものだ。

 オランダの提案は、持ち運ぶ花、身につける花としての提案で、首飾りは、レイに近づいてくる。そして、一方で、フォークな提案もある。フォークとは日本では民俗文化(フォークロア)とか、いわゆるフォークソングとか、なつかしさを含む、地域性、過去の思い出を含む、あるいは自然な、、、、という印象を持つ。

 花の有り様に意味をもたせる、あるいは、考える、、、、そのことで花の表情やもつ物語が変化する。そのときの花は、生産者のブランドも、ショップブランドも無く、花としての花を見せてくれる。売るための花に語らせる文化性から離れた提案がオランダの提案と、いつも見えるが、一方で取引のあり方がフェアトレードに代表されるような社会性を持つ消費スタイルが進展するなかで、生産のあり方、生産哲学、輸送のあり方、販売のあり方、つまり「装置としての仕組み」の価値の公表が求められており、そこにCO2問題を店頭で訴求するような「バイ・エア」(航空輸送利用)という問題が出ている。欧州のMPSはそれも表現しようとしている。

 日本国内の流通が転送、あるいは「行き来流通(産地から首都圏に行った荷がまた産地に戻ってくる)」という内容も問われる時代になっている。つまり、日本国内での「バイ・エア」問題が、原油高騰のなかで産地の決断と流通再編のなかで新たな配送システムの可能性を持つ。英国の量販店ウェイトローズが行っているカーボンフッドプリントはとても大切な意味を持っている。

 →→→ バイ・エアの問題 MPS松島社長のブログ

 →→→ 英国のカーボンフットプリント

■論点は違うが、「振り返る」ということ、つまり履歴とかトレーサビリティとかいうことは、「振り返る」「記録」「記憶」などが時代の新しいキーワードになっている。目標や目的を喪失した時代にはそうしたことが多い。 →→→ 振り返るライフスタイル

■昭和花き研究会としても羽田空港から国内卸市場に出荷しているが、国内の「バイ・エアの問題」について考える時期に来ている、それは輸送コストという問題の解消をめざしつつ、新しい販路開発を同時に見直す、というものになる。いわゆるモーダルシフトや代替輸送ではない近距離な商圏開発を考えている。

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