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2009年12月27日 (日)

小水力発電の可能性

■2009年12月27日(日曜日)

  松島さんが紹介しています → 『現代農業』1月号 花職人Aizu

■農村計画学・地域資源管理学が専門の小林久さん(茨城大学農学部地域環境科学科教授)が、雑誌『世界』(2010年1月号、岩波書店)に、「小水力発電の可能性」を書いている。論文の前半の要旨は以下のようである。

 日本では集団的利水行動(かんがいシステム)に、昭和10年代には全国で精米・タービンなど農事用水車が8万台稼働していたので小水力発電の立地は多くある。

 退耕環林(耕地を森林に戻す)で燃料代替小水力発電を水利事業の重要分野として位置づけるようになった中国。一方日本では2002年に「電気事業者による新エネルギー等の利用に関する特別措置法(RPS法)」が交付され、出力が1000kw以下の電力が新エネルギー等電気相当としてカウントされるが、2008年から太陽光発電や風力発電と同じように各種の支援が受けられるようになった。

 熊本、大分、高知、和歌山、岐阜、富山、山梨、長野、栃木、福島などで小水力発電施設の整備を検討しはじめた市町村がある。

−−−

 かつて日本では、平野の需要を満たすために、山からモノが運ばれ、人が動いた。かつての山村は平野の消費と結びつくことで、活発な経済活動の中心にいた。狭小な農地で細々と農産物をつくり、場所によってはコメさえつくれなかった山村が、中世以降の長い時代にわたって栄えた理由は、平野に対する資源供給地であったからである。

 建設可能な小水力発電所の数万ヶ所が、再生可能エネルギー資源の生産・供給の場所が、山間地になる。

 小水力発電は、わたしたちの先祖が農地を開発するために水路を引き、拡大してきた定住域のサト(里)とヤマ(山地森林域)との境界部での開発が、とくに有望である。それは、地形の傾斜が大きいために容易に高度差を確保でき、引いた水が使える。限界集落(里のフロンティア)こそが小水力の適地なのである。

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