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2009年12月30日 (水)

事実を正視する必要性

■2009年12月30日(水)

 2000年代に入って以降、日本の人口は減少している。

 私たちの地域でみても、拠点都市でも暮らす小さな山間地域も、この10年間で、ほとんどの建設会社(土木建設)は自己破産・会社更生で無くなっている。30年前に、大字単位の集落で小学校が維持できず、合併して一村一小学校になって、20年前から、地域の就労の場は次々と閉鎖されていく。地方、特に山間地では、日本が経験するであろうことを10年以上前から経験している。そうした意味で先進地である。山間地の集落から、その拠点都市を経て首都圏に向かうと、移動することそのものが、時空を遡ることになる。先に高齢化社会、人が少ない社会、産業が崩壊した地域から見える社会は、未来はそれほど明るくない「事実」としてそこに存在する、ということだ。それをまず認めて、何を大切にして仕事をしなければならないか、何を希望とすべきかが明確になる。すべてを自らの手で作り上げて来た貧しい社会で育った世代には語るべきものがあるけれど、これから老域に入る人々には、手には何も無い。伝承すべきことも、語るべき知恵も、自然や野山との交流から得たものも何もない。暮らすための手業を持つ人が暮らす地域で、それが学べるうちに、それに気づくことはとても大切なことだ。

 → 冬の手仕事  →奥会津の手仕事だより

 12月になって、山から5月に採取し、曲げて準備した地竹から、父上は8個(4組)のカンジキを製作した。うち3個は若い猟師に。ムラで、いちばん若い猟師と、狩猟解禁後(11月15日~)に山を歩いている。獲物を獲ることが目的ではない、と思う。

■事実をきちんと「認める」というのは、健康診断をして、自分の健康状態を認めることで、経験している、と思う。いつまでも何をしても体調は大丈夫、という年代を過ぎているのに、それを認めたくない、あるいは発見された病気の宣告は、それに向き合うことでしか、前に進めない。気力で「何とかなる」時代はもう来ない。

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2006欧州視察

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