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2013年5月14日 (火)

栗城義綱墓(昭和村小中津川上田)

■2013年5月14日(火) 

 午前中、ハウス建て。

 午後2時30分より、昭和村公民館。駒止湿原保護の総会(文化財保護審議会委員)。

 19時、会津若松市内で、花職人Aizuと土っ子田島ファーム(湯田浩仁さん)の会合に参加。6月12日の昭和村でのセミナーについてもお願いする。

■5月13日(月)暖かい日・晴れ。朝、中央花きの中谷さんからメールにて本年の販売について資料が届き、また電話で懇談した。午後4時からの昭和花き研究会の拡大役員会にて説明、他社からの意見等含めて検討した。

 大田(下)のかすみ草フォレストの越冬株の古枝剪定。

 午後3時から15日催事の最終打ち合わせ(寛之氏、金子氏、長谷川浩先生)。

■融雪した柳沢峠を大岐から小中津川まで通行し下中津川に行くことが多い。道は狭いがコナラの木立のなかを通行できる。

 上田(うわだ)地区の道路沿いで、湯田哲朗さんを見かけたので、停車して「折橋の名主、栗城義綱浜三」について話を聞いた。立ち話ながら、墓地の所在を教示いただいたので、会議開始までの時間で、現地をたずねた。

 会津戊辰戦争時、小中津川村名主として記録を残した栗城浜三は『公私摘要』と名付けた六巻(写)が現存する。これが『昭和村の歴史』『田島町史』『只見町史』等に引用されている。庄司吉之助の維新時の会津ヤーヤー一揆の研究や、また会津史学会の『歴史春秋』にも『公私摘要』は、多く取り上げられている(大塚実、海老名俊雄、星甚英)。

 湯田哲朗さんは「上田の二カ所ある墓地のうち、こちら側の墓地のなかに、大きな墓標があるのですぐわかる」という通りであった。

 右側面は逆光のため陰刻碑文が読めなかったが、正面碑文は「義綱墓」。左側面は「明治三十二年三月一日 亡 小太郎父」とある。

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 馬場勇伍編著『乱雲戊辰の晩秋~会津戊辰の役 大芦の戦い』(昭和村教育委員会、2001年)によると、小中津川村名主栗城義綱浜三は明治42年に68歳で亡くなったとしている。また馬場本、これを引用した星甚英氏の『歴史春秋』における『公私摘要』についても同様である。

 墓碑は、明治三十二年亡となっており、十年の開きがある。明治維新時に記録者は栗城浜三である。『公私摘要』の後半から義綱となっており、浜三が義綱であるのかどうか、異なる人物なのか?それと『公私摘要』の明治三十二年の没年以降の十年間分は、別の筆者が書き継いだものなのか、『公私摘要』本巻そのものの調査と、墓碑そのものの調査が必要となった。

 鹿児島県沖永良部島で会津学研究会と鹿児島県民俗学会で研究集会が開催されたとき、島内の百合栽培について調査をした。百年産地はなぜ形成されたのか、という視点で明治期の人々の顕彰碑や墓石を調べた。

   → 百合を守る島(2009年5月調査)

 今年になり、明治維新期に村に生きた人々のことを聞き取り調査をしているが、位牌と墓碑の確認がたいへん重要になっている。昭和村も墓石が新たに集合墓、「先祖の墓」「代々の墓」が多くなっており、古い墓石は埋納されたり失われたりするためで、集合新墓の墓碑にはほとんどが昭和年代に亡くなった人名しか記録されていない。

 近世中期からそこに生きた村人の記録であった墓碑・墓石も失われつつある。三十年前に村内の全墓地の悉皆調査をした(『昭和村の石仏』)記憶と、現在の墓地は大きく異なっている。

 その点、「義綱墓」は残されている。また大芦の五十嵐伊之重の墓も残されている。

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