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2014年1月24日 (金)

自然、奥山と里山の賢明な利用とは誰のための利用か?

■2014年1月24日(金)チェコ共和国プラハ市内より、掲載。

  JFMA欧州花視察記録 → 松島義幸さん  →小川孔輔会長





■■成田空港から搭乗したオランダ・アムステルダム スキポール空港行きのKL862便は13時間、航空機内にいます。そのあいだに食事が2回、おやつ?のアイスクリームが1回でます。

 前席の背もたれに小さな液晶ディスプレイが取り付けられてそれがオン・デマンド(操作した時から要望した映画等が個別に上映される。機内の大きな画面を皆で見る仕組みではない)。
 今回のフライトでは、かすみ草の品質管理で昭和村に何度も来られてお世話になっている方もJFMAの今回の欧州視察に参加されています。オランダ到着後、同乗したC社のSさんは映画を4本観た、とオランダの搭乗待合室で語っておられました。
 私は、2冊の学術書を読み、映画は2本観ました。『007 スカイフォール』そして、宮藤官九郎脚本・阿部サダヲ主演の『謝罪の王様』(2013年9月公開)というコメディです。

 長時間滞在する機内は、締切間際の漫画家が旅館の一室に「缶詰め」にされ絵を描く、ような、どこにも逃げられない状況です。そして、ほとんど周囲の人は外国人です。そのような状況で、本は結構、長時間読むことができます。

 オランダ行き13時間の機内で読んだのは、文一総合出版が2011年に発刊した湯本貴和編の『シリーズ 日本列島三万五千年 人と自然の環境史』の『第3巻 里と林の環境史』と、『第5巻 山と森の環境史』です。機内は乾燥しているので、ハードカバーの表紙が外に向けてそり出してしまいます。乗り継いだ航空機の最終目的地、チェコ共和国のプラハの宿の7階(グランド階は0階で表記は6階となっている実際には7階の部屋)に出しておいたら朝までにハードカバー紙質の外反は、もとに戻っていました。
 搭乗、離陸後から、まず本を読み続け、黄色の蛍光ペンで重要だと感じたところにラインをつけます。縦書き書籍なのでアンダーラインではなく、サイドラインです。そして気づいたことをページの余白にノートを取るように書いていきます。全集ものはインスピレーションが多く詰まっています。本の表紙裏に四角い貼り紙(3M)を張り、そこにも関連して感じた着想をメモしていきます。
 本を読む、というのは、自分の潜在意識を問う作業です。講演を聴きながら、メモを取るような作業です。そして初出誌一覧(引用文献)もそのたび見て、知らない論文が多数でてくれば、今後必要になる書籍をリスト抽出します。事実、調査内容等からどのような方法で研究が進められ議論があり、このような考察結果を導いたのかという骨組みの部分の研究者としての構想・証明、そしてそれを読者につたえるための表現技法を読み解きます。
 今回は、第3巻の佐々木尚子・高原光「花粉分析と微粒炭からみた近畿地方のさまざまな里山の歴史」の新しい分析化学の手法。井之本泰「京都府北部の植物繊維の利用 宮津市上世屋地区を例に(藤布)」をまず読みました。
 第5巻では、荒垣恒明「巣鷹をめぐる信越国境地帯の土地利用規制」、村上一馬「両市鉄砲の地域格差 仙台藩を中心として」、永松敦「マタギ文書の特質 九州狩猟文書との比較から」を読みました。
 単行本は、「はじめに」「目次」「著者略歴」「引用文献リスト」を読んでから、「終章  あとがき」を読みます。編者の考えをまず読み込みます。その後、各論を読みます。
 この本は、学際的に横断して総合地球環境学研究所のプロジェクトの成果をまとめたものです。予備研究に三年、本研究に五年かけた共同研究です。
「日本列島はなぜ生物多様性が高いのか?」
「生物資源の利用で持続性と破綻を分ける経済的な条件は何か?」
「人間と自然との関係はこれからいかにあるべきなのか?」
「誰の、誰による、誰のための賢明な利用なのか?」
 をテーマとしたものです。
 2011年3月の大震災・原発事故前に編まれ出版されたものであり、2011年の3月20日に発刊されています。したがって、この未曾有の災害・人災・文明論の見直しの歴史的な契機を踏まえない学説として読む必要があります。

■オランダのアムステルダム・スキポール空港内でのトランジット(乗り継ぎ)は、5時間以上あり、その間にノートパソコンで書いています。インターネット接続せずに、スタンドアローンでワープロソフト(一太郎玄)で書きます。内蔵バッテリー駆動です。写真は投宿後にPCに写真を吸い上げ、縮専で小さくして、必要なものを掲載します。1月23日、成田からオランダ・チェコまではソニーの小さなカメラ DSC-TX20で、16:9の2MBの解像度で、269枚撮影しました。あと8754枚撮影できます。今回の一週間での撮影は5000枚を予定しています。毎日、そのなかの印象的な写真をピップアップしていきます(1日500枚をメモのように撮影し、必要な50枚を抽出し、ウェブサイトには5枚程度を掲載)。後日表現が必要と思える映像については別なカメラで写真で焼いたときに使えるような高解像度で撮影します。カメラは3台、予備バッテリーは計10本日本で充電し持参しています。使用した分は期宿後に充電します。プラハはCタイプACコンセント二百四十ボルトです。

 
 オランダ・スキポール空港内で出国ゲートを出て、目的地のもとのロシアの農業国でもあるチェコ共和国のプラハ向けKLM機内は90分のフライトと深夜のため、短時間フライトでひざかけ毛布も出ません。機内の音楽や映画の設備もありません。
 青木祐子『朧月(おぼろづき)夜の怪  薬師・守屋人情帖』(富士見新時代小説文庫)を読み始めました。2013年12月20日に創刊された文庫で角川が発売しています。過日、日本国内の書店の店頭に平積みにしているので買ってきました。六十五ページまで読むと、大雨の中のフライトは終了し、白い雪の積もるプラハの空港に到着していました。


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奥会津・昭和村基本文献(地域の調べ方)」カテゴリの記事

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KANKE/リンク

かすみ草写真集1

  • 20061010img_3904
    348枚。菅家博昭撮影。かすみ草生産地での撮影。

奥会津の風景01

  • 20060801img_4064
    387枚、菅家博昭撮影。おもに昭和村など。

2006欧州視察

  • 20061101dsc00245
    2006年11月 JELFA欧州視察の個人写真記録。菅家博昭撮影。

2010年1月

  • 20100131dsc00811
    2010年1月25日~27日、熊本県

2010年02月 かすみ草栽培

  • 20100212dsc00221_2
    2010年2月12日 かすみ草ファンタイムの砂あげ苗のポット仮植作業。撮影菅家博昭。

2006年夏の記憶

  • 20060913img_9418
    2006年の奥会津・昭和村、カスミソウ栽培の風景。菅家博昭撮影。

2006年秋の記憶

  • 20061114img_1169
    2006年秋の福島県奥会津の風景、カスミソウ栽培の様子など。菅家博昭撮影。

2006年12月冬の沖縄

  • 20061203img_3812
    2006年12月の沖縄県内。花の生産地や街の様子。菅家博昭撮影。

2007年1月から

  • 20070401img_9892
    2007年1月から奥会津などの風景、菅家博昭撮影。

2006北海道かすみ草サミット写真誌

  • 20060715img_0143
    2006年7月13日、14日。北海道夕張郡由仁町で開催された第4回全国カスミソウ北海道サミットinみなみそらち・ゆに

2007静岡カスミサミット東京

  • 20070201img_9619
    2007年2月1日に東京都内・大田市場で開催。

2007年4月から

  • 20070426img_5713
    2007年4月から、奥会津の風景、かすみ草生産作業風景など、菅家博昭撮影。

2007年5月の風景

  • 20070520img_0193
    2007年5月の奥会津の風景、かすみ草生産。菅家博昭撮影。

IFEX2007_TOKYO_01

  • 20071011ifexdsc02602
    144枚、菅家博昭撮影。幕張メッセ花の展示会。

2007年11月

  • 20071108dsc04006
    2007年10月オランダ、アムステルダムのホルティフェア、アールスメールマーケットでの印刷物資料

2015 からむしフェア

  • 201507_19img_6580
    2015-07-18,19福島県’奥会津’昭和村で開催された第30回からむし織りの里フェアより。昭和村佐倉(からむしフェア)、喰丸小学校(新作記録映画 春よこい)大芦(からむし畑見学・からむし剥ぎ、からむし挽き。保存協会)地内。菅家博昭撮影。76枚掲載(372枚撮影)。キャノンEOS、ソニーTX。
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