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2014年1月25日 (土)

零下3度の寒いプラハ市内を歩く、歩く

■2014年1月25日(土) プラハ市内滞在

 現在、現地時間午前2時。時差ぼけのため現地時間で午後8時頃に就寝しても零時には目が覚めてしまう(日本時間午前8時)。体内時計はまだ日本時間で動いています。
  日本の会津地域の状況を、持参したノートパソコンでブログ等で確認すると、1月24日の会津は、田島で零下20度(ひおこし君ツイート)、昭和村大芦で零下12度(大芦家佐藤さん)、会津若松で零下9度(立川さん)。
 
 24日、チェコ共和国に来て二日目、終日、市内を徒歩で歩きました。時折風花(雪を含んだ風)が舞う、積雪のある曇りの零下日です。アウトドア用の靴(アディダスのトレッキング用 Thinsulate 底部ソールはウインター・グリップ装備、中国製)は石畳、煉瓦敷きの雪路でも滑りませんでした。靴下は普通のものを1枚はいていますが、全く指先など冷たくなりませんでした。
 ズボンは、ジーンズ1枚では、風が冷たく肌に入ってくるため、インナー(ももひき)を1枚、ジーンズのなかに、はくべきでした。
 上は長袖の下着1枚に、会津木綿 玄宰(げんさい)織りの長袖シャツ1枚です(2013年11月28日に会津若松市内の原山織物で購入しました。1万円以上しましたが、織りが稠密で木綿とは思われない保温性があり、今回の厳冬期期の欧州視察では外出時に一週間着続けます。ぬれない 場所での使用)。それに脱着ダウン入りのポリエステル製(中国製ユニクロ)の6800円のアウタージャケット1枚、フード付きです。毛糸の帽子は役立ちましたが、手袋も必要でした。手袋は持参したのですが、成田空港の宿の駐車場に停車した自動車内に忘れてきました。
 衣類・靴の装備は、適合しました。靴下はアクリル製の薄手ではないものを5組持参しました。かといってスキー靴や登山靴にはくような厚手は持参していません。航空機での長時間移動があるためです。
 午前9時、空港と市街の中間にあるホテルから借り上げバスでプラハ城の北の道路で停車し下車。そこから城内を歩き、ボルガ川をカレル橋で渡り旧市街へ。最終的に聖インドシフ協会前でバスに乗り、中央駅から右折しイラーセク橋から新しい商業地にある大型施設(テスコ)。そして宿に16時に戻りました。
 生花店は市内の2店、テスコのある場所で2カ所。かすみ草を使った花束はテスコが販売していましたが、使われていたミリオンスターの状態はよくありませんでした。ひとつは前処理不足でつぼみが開花していないもの、開花したものは1~2段の黒花がありました。花売り場で、製作(加工)された花束を購入される市民は多くいました。1束(ミックスブーケ)1000~1600コルナ。黒バケツが40個ほど、1バケツに3~5束での販売で、柱には白い百合の花のポスターが貼られています。苗、鉢花もセールで陳列されています。
 単種花束(モノブーケ)を大量に陳列しているモンソーフラワー(パリ本部)方式の生花店も郵便局近くの店舗を一店見ました。店内撮影は禁止されています。1束99コルナ。
 物価は高いと感じました。ユーロ(欧州共同体)に加盟しましたが、通貨は自国通貨コルナを使用しています。特に政府系機関ではユーロ、ドルは受け取りません。小売店も少額はユーロを使えますが、高額紙幣は使えません。コルナに両替して使用することを求められます。またトイレは有料が多く、0.5ユーロ(硬貨で入り口の人に支払う)必要です。
 外出時には、必ずパスポートと旅行保険の所持を求められています。観光地には紙コップを持ちお金を求める男性、歩きながら少額の金額を求める男性もみかけられました。特にカレル橋周辺では多いようです。2012年10月末から11月にかけかすみ草栽培地調査で訪問したスペインのバルセロナ市内よりは少なく感じました。バルセロナ市内では協会付近、繁華街に男性・女性を問わず物乞いが紙コップを持ち、あるいは足下において喜捨を求めます。

 
   寒いのでカメラの充電池(バッテリー)の持ちが悪く2本使用し、926枚を撮影。朝、写真整理。
 
 
 
■1月24日の昼食はプラハ市内の地下食堂で食べました。ヒレ肉2枚を野菜スープに浸し、あんまん・肉まんを包む白い皮のようなパン?が3枚でした。テーブルは16名なので3カ所に分散しました。同席した一人は、石川県農林総合研究センター専門研究員の村濱稔さん。花(フリージア、ブランド名はエアリーフローラ)の育種担当者です。花の試験場が育種した花を、プロモーションすることを石川県は継続して取り組んでいます。IFEXでは秋田県はダリアの新種を、岩手県はリンドウを、毎回プロモーション(宣伝)しています。
 
 2010年2月26日に、金沢市で北陸農政局の依頼で、事前に訪問地域の花の生産状況を視察して、その後に講演したことがあります(講演の依頼を受けたときは前日に訪問し主催者に主要産地の現地を案内いただき、現場の視察することにしています。また講演後に参加者・主催者と懇談し意見交換を深めます)。
 石川県は、また、昨年のIFEXの生産者ブースにも村濱さんが育種されたフリージアを宣伝していました。この新しいフリージア・エアリーフローラは、JA全農いしかわが販売しています。今年の石川県はあまり雪が降らないようです。
 
  昼食時には、暮らしを豊かにする「草花」を生産する人びとが少なくなっていること、それを解決するヒントが愛知県名古屋市の松原にある花問屋街(特に中京花き園芸)や、今回訪問するフランス・パリ市のランジス市場の花の仲卸街にあるのではないか?ということ。そして、ちいさな生花店が、ちいさな生産者とできる取り組みの可能性について懇談しました。
 
 
■旅程三日目(プラハ三日目)は、午前視察し午後空港に移動しパリ行き航空機に搭乗します。明日はパリ市での展示会を見ます。
 
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チェコの宿で出た朝食のビュッフェ(日本でいうバイキング方式)の野菜は、キュウリとトマトだけです。パン類、チーズ類、ウインナー類は多様です。
 
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チェコのプラハ城の北側道路でバスを降り、歩いて行くと大きな堀をはさんで、城郭が築城されているのがわかります。今回はあまり事前調査をしていないので、歩いて感じた城郭内を、見た感覚で伝えてみます。ガイドさんよりはるか後方を観察しながら遅れて、歩きましたので、あまり説明を聞いていません。
地図を見ると、東側をボルガ川が南下し東に流れを変える場所の左岸丘陵頂部にプラハ城は築城されています。中世には成立しているようですから、自然地形をうまく利用して縄張りをしています。
 バスを降りて坂を下りながら歩くと橋があり衛兵(門番)が2名城壁門を守衛しています。この橋のかかる大きな溝は、「鹿の堀」と呼ばれているようで、現在は水などはたまっていない空堀(からぼり)になってい ます。帰
宿後にガイドブックを見てみると、この堀でルドルフ2世が鹿狩りに通っていた谷間という表現があるため、自然地形の凹地を利用したのかもしれませんが、結構深い谷です。
 会津若松城の北側から廊下橋を渡るような規模の堀です。
 城壁は何度も改修されているようで、その修景技法は、過去の築城をわざと見せて(残して)修復しているようです。城内の建物も、過去の石積み、煉瓦をわざと見せて表面に現代の修復をしている箇所がいくつもあります。また一部では、城内の古い煉瓦・石積みの壁をガラス(プラスティック)越しに見せる展示の工夫もありました。これは1999年にかすみ草生産地調査で一人訪問したイスラエル・エルサレムの中心部などの歴史的建造物を見せる手法で多用されている博物館展示技法のひとつです。
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左が城北をめぐる鹿の谷と呼ばれる外堀遺構。右がプラハ城の城壁。
 
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北側の城壁 2種類の構造が見える
 
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古い時代の壁の見せ方事例
 
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城内のアーチ部橋脚の古材の見せ方(聖ビート大聖堂から東手、錬金術師の黄金の小道に向かうところ)。
 
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プラハ古城絵図
 
 
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ガイド(イヤホン方式)の案内パネル
 
今回、プラハ市内のガラス製品の土産物店で休憩中、先頭の日本人ガイド氏がヘッドセットのマイクで話しながら、その後にデイバック(リュック)を背負った日本人旅団がイヤホンをセットして指示を聞きながら行列して行き去る、という光景を見ました(トイレに行ったようでした)。野外のフィールド体験などで使用する無線によるシステムです。ハンドマイクやラッパ型の拡声器で話すと動物が逃げてしまうためです。ガイドのささやき声を皆が聞くことができます。
 
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 プラハ城を出る場所にあった砦(要塞)施設には、挾間(はざま)と思われる縦スリットが入っていました。ダリボルカ塔に比定される場所と思われる。
 
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手前の開口部が広く、城壁側の外は狭く、内側から外に向け武器(弓、鉄砲等)で城外に撃つための施設、と思われる。日本の城には多い。
 
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階段には往来者の滑り止めのために、砂をまく人が一人、ほうきで雪をはく人、砂を広げる人など計4名で作業しています。黄色い衣服3人、一人はオレンジ色を着ています。
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  この自動車の人たちが砂をまいていた人たちのものでしょう。
 
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   プラハ城内、西側
 
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    プラハ城より南西域
 
 
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鳥の巣であった枝の集成も7カ所ほどにありました。架巣位置が樹冠(キャノピー)近くや、枝先などいくつか類型がみられるので数種の鳥類と思われる。
 
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ボルガ川左岸。
下はバードフィーダー(えさ台
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ハクトウワシ
 
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かつて昭和村の大岐でも生産(私も1980~90年代に育成していました)していたエリカの深紅紫の花(花壇植え付け、鉢花)が多くみられます。耐寒性宿根花木です。オレンジやブルーに染色したものもありました。
また生花店では葉ボタンを染めたもの(ペインティング)も販売されていました。
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12月24日の昼食。
 プラハ市内からの帰途、チェコのお好み焼き(ブランボーグ)の調査のため居酒屋に一人向かうマーケティングの小川孔輔教授。途中でバスを降りられました。
 
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 ベルズ フルール(プラハ市内 中央郵便局脇)
 
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気になったのはこの装置(ゴミ箱等)上に針葉樹の枝が置かれているのでクリスマス関連装飾と思われる。
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プラハは人形劇の街
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カレル橋 左岸 橋脚付近河岸
 
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拍手すると奇声を発し動く人形(露店で売られている)
下の人形は高さ1m。髪やマフラー等の植物繊維の同定は難しい。麻類。
 
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植物繊維群
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   草の幹を乾燥して糸で結わえた星(雪?)
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植物繊維、草の幹の装飾(かぼちゃの下)
 
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窓の両脇に束ねた柳の枝を2カ所ワラ?で結束し、勝負に飾りの赤い布を巻いている。
 
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 1階は0階。2階は1階の表記エレベータ。
 
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KANKE/リンク

かすみ草写真集1

  • 20061010img_3904
    348枚。菅家博昭撮影。かすみ草生産地での撮影。

奥会津の風景01

  • 20060801img_4064
    387枚、菅家博昭撮影。おもに昭和村など。

2006欧州視察

  • 20061101dsc00245
    2006年11月 JELFA欧州視察の個人写真記録。菅家博昭撮影。

2010年1月

  • 20100131dsc00811
    2010年1月25日~27日、熊本県

2010年02月 かすみ草栽培

  • 20100212dsc00221_2
    2010年2月12日 かすみ草ファンタイムの砂あげ苗のポット仮植作業。撮影菅家博昭。

2006年夏の記憶

  • 20060913img_9418
    2006年の奥会津・昭和村、カスミソウ栽培の風景。菅家博昭撮影。

2006年秋の記憶

  • 20061114img_1169
    2006年秋の福島県奥会津の風景、カスミソウ栽培の様子など。菅家博昭撮影。

2006年12月冬の沖縄

  • 20061203img_3812
    2006年12月の沖縄県内。花の生産地や街の様子。菅家博昭撮影。

2007年1月から

  • 20070401img_9892
    2007年1月から奥会津などの風景、菅家博昭撮影。

2006北海道かすみ草サミット写真誌

  • 20060715img_0143
    2006年7月13日、14日。北海道夕張郡由仁町で開催された第4回全国カスミソウ北海道サミットinみなみそらち・ゆに

2007静岡カスミサミット東京

  • 20070201img_9619
    2007年2月1日に東京都内・大田市場で開催。

2007年4月から

  • 20070426img_5713
    2007年4月から、奥会津の風景、かすみ草生産作業風景など、菅家博昭撮影。

2007年5月の風景

  • 20070520img_0193
    2007年5月の奥会津の風景、かすみ草生産。菅家博昭撮影。

IFEX2007_TOKYO_01

  • 20071011ifexdsc02602
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2007年11月

  • 20071108dsc04006
    2007年10月オランダ、アムステルダムのホルティフェア、アールスメールマーケットでの印刷物資料

2015 からむしフェア

  • 201507_19img_6580
    2015-07-18,19福島県’奥会津’昭和村で開催された第30回からむし織りの里フェアより。昭和村佐倉(からむしフェア)、喰丸小学校(新作記録映画 春よこい)大芦(からむし畑見学・からむし剥ぎ、からむし挽き。保存協会)地内。菅家博昭撮影。76枚掲載(372枚撮影)。キャノンEOS、ソニーTX。
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