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2014年6月 8日 (日)

今日、奥会津大学 開講(6月8日、午前10時)昭和村公民館

■2014年6月8日(日)

 本日は、午前8時、野尻中向の昭和村農産物集出荷所(通称:ゆきむろ)で、初出荷のための打ち合わせ。管理者のJAの本名寛之氏と。今年から昭和花き研究会の全量の集荷業務をお願いする。昨年までは小野川、大岐の2カ所から集荷をしていただいていたが、今年から三島町川井(第3共撰所)の集荷もはじまります。
 集荷したかすみ草は、一晩、予冷(よれい)し、品温を5~8度に下げて植物の呼吸をゆっくりと整えてから冷凍車(保冷車8~15度)で取引先市場に納品します。
 
 ひとはしろ、ひとはいしがき、、、、 → はじまりの白(かすみ草)
 
 昨日は、時折、曇り、晴れ。雨カッパがいらないくらいの小雨交じりのなか、大田(下)圃場で4棟のパイプハウスを建てました。あと2棟は今日の奥会津大学修了後の午後に建てる予定です。ハウス建設はこれで終了します。
 
 畑作り(施肥、ビニルマルチ、かすみ草を植える畝立て)は、このハウス建てが終われば、5棟分のみで、あとは作って半分まで植えています。8月の盆前出荷分は定植が終わっています(植えてから約60日で開花します)。
 これから植え付けるかすみ草は盆明けの8月下旬からの出荷分ですが、南米沖太平洋のエルニーニョ現象での冷夏が予想されているため、過去3年間の高温前進開花ではない対応が求められます。2回摘心での栽培体系の場合、開花時期が遅れてくるので留意が必要です。
 今日、畑で話した生産者は、2回摘心をせずとも低温低日照なら、屋根ビニル被覆下に定植しても、草丈が確保できるから、従来のポリポットでの1回摘心で対応して、芽欠きを工夫して80cmと65cmで採花する、と言っていました。
 
 気候変動を事前に読み込み、栽培技法を変更しながら、また計画も調整しながら、必要な納品時期に納品できるような体制を考えています。かすみ草が必要とされている時期は7月を除いた、6月と8月から11月上旬までが高冷地の昭和村に求められている社会的な責任産地としての機能です。
 
 多様な品種により社会からの要請に応えます。気温変動にぶれない晩生種は草丈が確保され、求められる80cm、66cm(枝)が生産できます。冬期間の産地は暖房原油費の高騰により、すぐ咲く早生種(わせ、アルタイル等)の作付けが多くなっていますが、夏秋産地だと短く咲いてしまいます。そのためナカテ(中生)のアルタイルMD(ミドル)が高冷地には導入されてきました。しかし冬春栽培の会津盆地での生産には不適で開花せずに草丈2mまで、間延びしてしまいます。
 
 多様な特性を持ったかすみ草品種群の維持は、毎年異なる季候、水環境、そして産地の永続性の確保のために必要なこととなっています。単一品種、単一技法、大型市場への大量出荷の時期は、すでに終わっています。
 
 
 
 
■ 6月8日(日)午前10時から午後1時まで、下中津川の昭和村公民館で、奥会津大学の開校式・フォレスター弦間一郎さんの講演会が開催されるので、出席・聴講します。→奥会津大学
 
 6月18日(水)は小野川分校(現在は生涯学習センター)を会場に講座があり、その担当を私がします。午前中は集落内を歩き、人々の暮らしの痕跡の歴史を探します。その調べ方、考え方を学びます。持参された昼食を食べたあと、分校内の教室で、座学として、具体的に午前中に見たことと、社会をつなぐための調査技法の開発の仕方を考えます。
 午前中は雨天も予想され、雨傘、長靴が必要です。徒歩で集落内を歩きます。
 少人数の時は一部車両乗り合わせで、標高1000mの博士峠にある山ノ神様木造社殿跡地(巨岩上)を見ます。人数により見る場所を変更します。
 神社、寺、権現様石造群、水路、吹雪時の目印の名主家のアカマツ(植林)点在などを見ます。
 小野川には4集落(上流より見沢、小野川本村、奈良布=楢布原、大俣=大岐)がありました。それぞれに日本の社会背景を背負って開発された集落です。近世の会津藩によるうるし塗り椀の素地である木地挽きとしての見沢。戦後の食糧難時代に開墾された奈良布。時代にあわせて集落を囲む樹林・草地を利用しながら、畑(麻作、からむし作)中心の営農と水田稲作。
 
 集落に残る「カシャネコ(火車猫)」伝説の舞台となった小野川本村(母村)の、博士山地蔵尊をかつてまつっていた地蔵堂(集落内に現存)。
 自ら暮らす地域(集落)を、どのように調べればよいのか?そしてその記録の残し方、伝え方。景観が作られた基層文化を自ら発見するための「地域の調べ方」は、自ら考え工夫するものですが、これまでの諸研究成果にも学び基本はおさえておく必要があります。
 地域の基層文化のまとめかた、伝え方の一例 600字。リンク先ページのPDFは存在しません。 → 会津物語  →その2
 
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■2011年8月18日、19日版から朝日新聞福島県版で毎週金曜日に連載がはじまった会津学研究会員による聞き書き「会津物語」は、2014年6月6日で100回目となりました。金山町玉梨生まれの紀子さんが町内の古老の話を聞いています。新聞社と研究会員の間に三島町の奥会津書房の遠藤由美子さんがいて、会員原稿の文字校正やイラストの手配をされています。イラスト(絵)は会津在住の女性画家です。
 
■ 6月19日は都内・民族文化映像研究所で「もりきき」 → 民映研
  昭和村公民館事業の昭和学2年次の10月2日午後3時30分、「からむしと麻」の上映が行われる予定です。

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柳津町での撮影終了
 
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このところ3カ所から噴気。
 
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大成沢の博士沢橋梁付近の杉の伐採。道路改良。
 
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我が家(大岐)の大田(下)圃場。水田転作畑で、かすみ草を栽培。ハウス建て。
 
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下中津川フジ子姉宅の、灌水装置。靴下再利用で水圧を減。
 
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我が家(大岐)の4月定植のかすみ草:メレンゲ 発蕾(はつらい、つぼみが出てきた)。
 
右のようにつぼみが見え始め、左のように伸展していきます。
右が発雷。左は開花にむけたステージ。
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福島県大沼郡昭和村大字小野川、母村:小野川集落
 

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