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2014年12月 3日 (水)

葬儀続く

■2014年12月3日(水) 曇り、雪10cm

 
 朝、昭和村教委の五十嵐賢仁さんから電話がありました。4日午後に予定していた文化財保護審議会が延期になりました。このところ連日、葬儀があるため委員参加ができないためです。
 
 今日は会津若松市内で、来県された種苗会社担当者と懇談します。
 
 
■ 越後魚沼でシャクヤクの切り花を育ててきた人が亡くなりました。→ 生みの親


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鈴木健市君の原稿より引用します

TITLE: 夢 77歳
DATE: 06/10/2008 23:18:29
PRIMARY CATEGORY: 伝えたいこと 
滝沢 達雄 77歳。
滝沢達雄77歳 平成20年6月9日鈴木健市記事作成
昭和41年から始めた芍薬切花栽培。
今から40年ほど前の話になる。
花持ちがとても悪い。
自分が作った芍薬の花を見て、そう思ったという。
何とか1週間 欲を言えば10日持つ芍薬の花を育てたい。
そう思った気持ちが、芍薬の花育種へと向かう第一歩だったという。
芍薬の育種は、育種というものの例外に漏れずとても時間がかかるものだった。
交配をさせて、種を取る。
その種を畑に蒔いて、育ててゆく。
その時蒔く種の乾燥状態によって翌年芽を出すものと、2年目にようやく芽を出す
ものがあったという。
交配させてから、発芽完了まで丸三年。
その発芽させた葉を育てること丸2年。
交配させた花を見るというところまで丸5年。
その5年という歳月が過ぎなければ、自分の育種した固体の中から
気に入る花が生まれるかすら分からない。
滝沢氏が、この夢を叶えようと育種を開始したのが昭和49年のことだった。
その交配から育った種は6000粒。
その花が5年後には顔を出した。
花を3分程度見て、それでも綺麗だと思えないものはその場で抜き捨てる。
その繰り返しの中で、6000粒の中で目に留まる花があった。
それが、白とピンクの品種だった。
白の品種は、花香殿とフェスティバルマキシマの掛け合わせから。
ピンクの品種は、花香殿とマーシャルパーラント掛け合わせから。
見つかった二つの花の葉を育て、今度は株に仕上げて行く作業に入る。
大株にした時の、耐病性や増産性など切花としての性能があるかのジャッジを
せねばならない。
その株を育てながら、選抜をさらに繰り返し
白の品種は、平成2年に ピンクの品種は平成5年に育種を完結させている。
株の増殖性能があまり高くないという欠点を持ちながら、滝沢氏は自分の目を信じ
今度は、その花を市場へ送り始める。
その花を見て、評価し増やせと声を出したのが、第一花きの故荒井常務さんだった
んだと滝沢氏は言う。
その花に名前をつけようと農協の出荷場に花を持ち込んだという。
その時の農協の出荷場事務をしていた吉田女史から、その純白な花に
“白雪姫”という名前をつけてもらったという。
その時から、2年後ピンクの花を見て雄しべ雌しべが確認出来ない点と淡いピンク色をしている優しい花を見て、汚れない女性をイメージしたという。
そうしてその花に“かぐや姫”と自分で名前をつけたんだよと。
1995年3月9日
申請から4年、白雪姫はその花の持つ特性を評価され登録品種となった。
白雪姫の申請をした後で、かぐや姫を品種登録申請へ。
1997年3月7日 かぐや姫も品種登録完了へ。
滝沢のおやじが夢を見た時から今年で34年。
親父の花は、綺麗に花を咲かせている。
— 場所: 新潟県 魚沼市
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2014年11月22日
 
魚沼 雪国の芍薬 白雪姫 かぐや姫の生みの親
滝沢達雄さんが本日、お亡くなりになりました。
先日のお話をしてから1週間足らず。
病気療養中とは言えあと何年かは、、と思っていたのですが。
生前の功績とお元気だった姿を思い出し心より安らかなご冥福をお祈り申し上げます。
達雄さんの家は、今から20年くらい前まで煙草を売っていました。
それでみんなからは煙草やのじいちゃんと呼ばれていました。
僕が一眼レフを持って煙草やのじいちゃんのところに出向いたのは今から7年くらい前になります。
ほんとうによく喋るじいちゃんでした。
芍薬の写真を撮ったら帰るつもりが畑で1時間も話す。
一番長い時で4時間も話を聞きました。
芍薬を育て、百合を育て、ナルコを育て最後の最後まで
仕事仕事、畑畑。
そんなんで人生全部使い果たしたわけだ。
こつこつと育て、コツコツと語る。
古臭い仕事ですよ。
今は亡きその姿が語りかけてくるんですよ。
僕自身も、これからも古臭くやろうと心から思いました。
達雄さん ありがとうね。
お疲れ様。
天国ではたまには休めよ。
鈴木健市

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