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2015年4月24日 (金)

チカバンジョの、からむし機織り道具製作

■2015年4月24日(金)


 本日の夕方、喜多方市内で座談会に参加(会津の文化を問い直す)。→ 座談会
 
 25日(土)の明日は、上京し、12時、15時30分からの、民映研の記録映画2本(奥会津のからむし、、、奄美の、、、)上映会に、いずれも参加します。上映後の座談会にて、からむし栽培・生産の現状について説明します。
 
 26日朝6時の始発機で訪沖します。
 
■ 三島町教委(山びこ)の川合さんと電子メールで打ち合わせ、5月4日に浅岐調査(聞き書き)を行います。
 
 
■ 昭和村下中津川字宿ノ原(しゅくのはら)の、鈴木木工所工房に鈴木ちかしさん(昭和4年生、1928年生、85歳)を訪問し、からむしの機織り道具類の製造等について話をうかがいました。大工として働いた後の、22年前から「ハタ(機)」を30台以上製作されました。

 「昔のことを取り入れて、やらないとだめだ」と。
 
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 一度体調を崩されたそうですが、現在は、イトヨリ(紡ぎ)に使う 糸車を2台、製作中。
 
 ちかしさんは、「チカバンジョ(番匠=大工のこと)」と呼ばれています。

 勥(キョウ、ちから、強の字の下に力という字)で「ちかし」と呼びます。
 この名前では苦労してきた、といいます。
 でもセイハン(製材)をしていた父親が付けてくれた良い名前です。

 平成24年8月29日に、第15回いきいき長寿県民賞を佐藤雄平福島県知事より表彰されています。

 
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第15回いきいき長寿県民賞より(平成24年)。福島県社会福祉協議会より 写真転載
 
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83cmの幅の布を織るための地機(いざり機)用のヒ。杼
軽いといわれ、オンノレの木で作り直したもの。
中央の凹みに横糸を入れる。
通常は、硬い梨の木を使う。
通常のヒの2倍の長さで、実際に使用されたもの。


ハタ(機)はホオノキが多いが、ベイマツで製作されたという。
ハタオリキカイなので、ちかしさんは「キカイ」と機をよぶ。
からむし織体験生の14期生までは終了時に、ちかしさん製作のハタを1台、村役場より贈与されたという。

キカイ(ハタ)に使うホオノキは、
太い木の、真っ直ぐなものから取ったものでないとだめだという。
 
糸車も製作された。

いずれも、よい材料(木材)を使わないとだめで、
くるわない木、よく乾燥した木を使うこと、という。

 
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伝統的な地機(いざり機)の腰板。ケヤキの柾目(まさめ)の板を曲げて使用。
「ケヤキのマサ」でないとだめだ、という。
昭和村では、かつての腰板は、ケヤキの外皮(樹皮)の曲がりを利用して製作していたそうです。

 
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ろくろ、ではなく、木工旋盤で製作した花瓶(ケヤキ)。
昭和村の老人ホーム竣工記念に依頼があり30個ほど製作。

昭和18年、14歳で東京都下の軍需工場に昭和村から動員。
その工場ではじめて木工旋盤に出会った。
敗戦で帰郷後、下中津川気多淵の栗城一喜さん(大工・番匠)の弟子となった後に、独立。60歳まで大工を続ける。

 
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10年ほど前に、お孫さんが描かれた「ちかばんじょ」の絵。

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