« かすみ草種苗勉強会(12月10日午後、昭和村) | トップページ | 大荒れの一日(雪) 三島町・大谷地区調査 »

2015年12月 3日 (木)

湿地の葦(ヨシ)を折り、焼く

■2015年12月3日(木)小雨


 お弁当つくり奉仕作業 → 森のかすみ草

---
 明日は奥会津・三島町。

 12月8日午前9時、昭和村大芦での講座。からむし栽培・生産・製繊の調査記録の勉強(多田滋さんの津南町史資料編の仕事より学ぶ)。まだ空きがあります。今季最終回。 → 大芦家

-----------
 
 花の品質管理認証の申込 生産者は、団体で80団体(1940人)、個人で101名。流通は、市場:12社、仲卸:8社、加工:20社、輸送:3社。小売は、団体で20社(610店舗)、専門店:74店舗 → 松島義幸さん 


 生産者の → 品質管理とは?
 
 



■ 11月の終わりに山形県内での低湿地の縄文遺跡(前期)の報告会があり、湿地内での水場遺構のことを考えました。

 井原今朝男『中世日本の信用経済と徳政令』(吉川弘文館、2015年11月20日刊)を、いま読んでいますが、苧麻・青苧の流通や、北陸道を経由して京都に至る内陸の内廻り循環路など興味ある論考が多くあり、、、、

 266ページに「関東の塩屋と葦の燃料化」というトピックがあります。15世紀ころ(文明18年、1486年)聖護院の道興の『廻国雑記』に芝浦で詠んだ歌に、製塩業の塩木を運ぶ舟が頻繁に往来していたものがある。
  『東路のつと』で宗長が市川の善養寺に着いたとき「この所は炭薪(すみ・まき)なども稀にして、葦(よし)を折り焼き、豆腐を焼きて一杯をすすめし」という記録から、著者は

 利根川・荒川・隅田川流域に葦原が大規模に分布し、葦こそが東国の薪炭材としての役割を果たし、製塩業のための燃料もこれを活用していた可能性が高い。これは自給的製塩業ではないか、としている。

 305ページの「注54」で、『廻国雑記』の芝浦の塩については、盛本昌広「中世東国における塩の生産と流通」(『三浦古文化』45,1988年)が、追記でふれているが、独自性に触れた論考は見当たらない、としている。

 引用文献を3冊、古書店(日本の古本屋)に発注。
 
 


 
 先の山形県高畠町の縄文前期の押出(おんだし)遺跡では、水戸部秀樹氏による報告では、
 炭化集中地点1から採取した試料に含まれる炭化材は、全て河畔などに生息するヤナギ属である。燃料材はヤナギ属を用いたを想定。
 植物珪酸体ではヨシ属が目立つ。試料からは灰像が検出されなかったため、イネ科植物体が燃料材として利用された可能性は少ない、としている。

 ヨシ属はイネ科である。

 また、炭化集中地点2の試料から、燃料材としては湿地等に生息するヤナギ属・トネリコ属を検出したが、灰像は検出されなかったため、周囲から入手しやすい木材を利用していた可能性が高い。

 この遺跡では、遺物包含層の上位堆積物より、紀元前3400年頃に噴出した福島県会津地域の沼沢火山の沼沢湖テフラ(Nm-N)が検出されている。(『縄文時代前期シンポジウム資料集』13ページ)

-----
■ 宮城県石巻市・かやぶき屋根工事の熊谷秋雄さん → ヨシ原の復元 

■ 自然や生態系をなるべく壊さないように、持続可能な形で関わっていく。誰も巨大な利益を得ることはなく、得たものは分け合う。そういう人と自然、人と人との交わり方が求められているのです。

 シェアするとか、あるいはコモンズとか共同とか、古めかしく聞こえるものをうまく組み込むことで、新しい社会のかたちが見えてくる。大地に根ざして、身の丈を忘れず、自分たちで地域社会を組み立てていく。



« かすみ草種苗勉強会(12月10日午後、昭和村) | トップページ | 大荒れの一日(雪) 三島町・大谷地区調査 »

会津学」カテゴリの記事

September 2020
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30      

KANKE/リンク

かすみ草写真集1

  • 20061010img_3904
    348枚。菅家博昭撮影。かすみ草生産地での撮影。

奥会津の風景01

  • 20060801img_4064
    387枚、菅家博昭撮影。おもに昭和村など。

2006欧州視察

  • 20061101dsc00245
    2006年11月 JELFA欧州視察の個人写真記録。菅家博昭撮影。

2010年1月

  • 20100131dsc00811
    2010年1月25日~27日、熊本県

2010年02月 かすみ草栽培

  • 20100212dsc00221_2
    2010年2月12日 かすみ草ファンタイムの砂あげ苗のポット仮植作業。撮影菅家博昭。

2006年夏の記憶

  • 20060913img_9418
    2006年の奥会津・昭和村、カスミソウ栽培の風景。菅家博昭撮影。

2006年秋の記憶

  • 20061114img_1169
    2006年秋の福島県奥会津の風景、カスミソウ栽培の様子など。菅家博昭撮影。

2006年12月冬の沖縄

  • 20061203img_3812
    2006年12月の沖縄県内。花の生産地や街の様子。菅家博昭撮影。

2007年1月から

  • 20070401img_9892
    2007年1月から奥会津などの風景、菅家博昭撮影。

2006北海道かすみ草サミット写真誌

  • 20060715img_0143
    2006年7月13日、14日。北海道夕張郡由仁町で開催された第4回全国カスミソウ北海道サミットinみなみそらち・ゆに

2007静岡カスミサミット東京

  • 20070201img_9619
    2007年2月1日に東京都内・大田市場で開催。

2007年4月から

  • 20070426img_5713
    2007年4月から、奥会津の風景、かすみ草生産作業風景など、菅家博昭撮影。

2007年5月の風景

  • 20070520img_0193
    2007年5月の奥会津の風景、かすみ草生産。菅家博昭撮影。

IFEX2007_TOKYO_01

  • 20071011ifexdsc02602
    144枚、菅家博昭撮影。幕張メッセ花の展示会。

2007年11月

  • 20071108dsc04006
    2007年10月オランダ、アムステルダムのホルティフェア、アールスメールマーケットでの印刷物資料

2015 からむしフェア

  • 201507_19img_6580
    2015-07-18,19福島県’奥会津’昭和村で開催された第30回からむし織りの里フェアより。昭和村佐倉(からむしフェア)、喰丸小学校(新作記録映画 春よこい)大芦(からむし畑見学・からむし剥ぎ、からむし挽き。保存協会)地内。菅家博昭撮影。76枚掲載(372枚撮影)。キャノンEOS、ソニーTX。
無料ブログはココログ