2015年12月27日 (日)

長い冬が楽しみ(植物繊維で、糸を作る)

■2015年12月27日(日) 雪


 まもなく新しい年を迎えます。

 26日(土)は、未明からの新雪が5cmくらい。日中は、時折晴れ間、みぞれ、雪が繰り返す天候でした。

 午前9時30分、大芦中見沢の五十嵐良(りょう)さん宅にて、持参した植物繊維(20年前のもの等)を裂く、績むについて教わった。スキンノウは一本入れでナナツナカだった、撚りは経(たて)が6回くらい、緯(よこ)が4回撚り。
 
 昔は葉タバコ栽培しているときは、それが終わるのが12月から1月だったから、ハタオリ(糸を作る、紡ぐ、織る)の時間が短かった。平成元年からかすみ草の栽培に転換してからは10月で野良仕事が終わるので、ハタオリするための「長い冬」が楽しみになった。いつも明るい笑顔で話される。

 24日には8名の取材者等が来られたようです。→ CLC

 南隣で一人暮らしのトリ姉が良さん宅に来られたので、私が一緒に自宅に行き、台所の壁時計の単三電池一本を交換した。いつも見るくせがついているので、止まったままだと不便だ、という。
 
 昼過ぎ小雪舞う三島町大谷へ。中際の赤城神社を調査、近くで自宅冬囲いをされている五十嵐政人さんがおられたのであいさつをする。
 午後1時より、電話で予約していた堂免の五十嵐伊勢次さん宅を訪問し、お話しをうかがう。2時間程度。

 その後、名入の山びこへ。集落誌編さんについての来年の方向性等について担当の川合氏、調査を行っている松山の鈴木克彦先生と打合せ。これまでの調査についての会を浅岐、大谷、間方で地域の皆さん向けに行う予定。

 
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26日の朝の様子。昭和村と柳津町の境、境ノ沢付近の県道。
 
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昭和村大岐 積雪は30cm
 
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コヌカで煮て、もんだ植物繊維をおおまかに分け、手がらみを作る
 
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これを、最初に作る。その後に裂く。
 
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オサキボウに裂いた繊維をまとめる。
 
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績む(繊維を繋ぐ)
 
 
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スキンノウ 10年ほど前に作り使用しているもの
 
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植物で染色したカラムシ糸
 
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左はツキミソウで染めたカラムシ糸。右は庭の桜の木の枝で染めた。
 
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カラムシ
 
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編んだコタツガケ(下)と、木綿タテイトにして裂き織りした布
 
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2015年12月23日 (水)

越後 秋月 1730年

■2015年12月23日(水) 曇り

 
 午前9時より大岐センターの大掃除。11時まで。

 昼に大芦家へ。

 雪が無いので、村内石碑類撮影。1730年 「享保15戌年7月17日 南無阿弥陀仏  越後 秋月」というものがあった。
 
 明日(24日)は三島町集落誌のための調査。

 25日の午前は、大岐にて、繊維原料の調整作業(コヌカで煮る)。

 
 

 
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大岐センター
 
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滝谷川 昭和村大岐
 
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カワガラス2羽
 
 
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ボーガヤ(ススキ)
 
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佐倉 カヤ
 
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2015年12月 7日 (月)

青苧(あおそ、カラムシ)と麻苧(あさお、アサ)  五郎丸(布)

■2015年12月7日(月)

 本日午前は通院、午後に昭和村小野川(民具調査)。
 8日の大芦家講座の11月初回開催後の追加資料の準備。前回と同じ資料(多田滋さんの調査)を行うほか、
 麻苧(あさお、アサ)と青苧(からむし)の区別について(1804年 文化4年の『金山谷風俗帳(草稿)』)。昭和8年の小野晃嗣「三条西家と越後青苧座の活動」(『日本中世商業史』法政大出版局刊、1989年より)

 
■ まだ参加可能です。 → 12月8日午前9時、大芦家講座
 
■小中津川の6代目善右衛門は、俳諧師(狂歌) 蓬莱亭 束原安則 →12月1日発行『広報しょうわ』PDF

 2016年1月号の『広報しょうわ』野尻組の「麻」「からむし」第25回には、アサとカラムシの交織布の「五郎丸(ごろうまる)」について紹介しました。江戸時代後期から明治大正時代に奥会津地域で折られた布の名称です。
 大正三年の『南会津郡史』(『伊南村史第六巻』)、『伊南村史第三巻』六六五ページ)。明治二年の若松県生産分局の写し資料では、「五郎丸 御上下(かみしも)地 千疋 代三千両」とあります(『伊南村史第四巻』九五ページ)。

 
■交織布には奥会津(昭和村でも)カタヤマがあります(たてアサ、横カラムシ) → 越中(富山射水市)の八講布。八講布の経糸には地元の五箇山産のアサ、緯糸にはカラムシ(苧麻)を使用  高宮晒も交織布。



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富山県射水市八講  いみずし はちこう

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富山県砺波市 五郎丸  となみし ごろうまる
 

 
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宝暦13年
 
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宝暦13年
 
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2015年11月 8日 (日)

11/15芳泉町まちづくり講演会、、、、文字にみる からむしと麻(昭和村 からむし工芸博物館20)

■2015年11月8日(日)雨


 本日の午後、喜多方市。精神の北へ、、、、プロジェクト。→ 森のかすみ草

 明日は通院。

 11日(水)車検
 
 12日(木)午後2~4時、大芦家での学習会③『村』第2章 3名。
 
 13日(金)昼、三島町川井。

 14日(土)午後、昭和学講座。
 
 15日(日)午後、米沢市 松川コミセン。


 まちづくり講演会は11月15日(日)午後1~3時、松川コミュニティセンター。会津学研究会の菅家博昭会長が「伝統を大切にしたまちづくり-かすみ草の栽培と、からむし織姫物語と」と題して講演する。定員100人で、入場無料。芳泉町生垣・町並み保存会の山岸円治郎さん0238(38)2809。


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■10月に発刊された『文字に見るからむしと麻』(福島県昭和村、からむし工芸博物館) 現在、企画展開催中。吉田有子さん編。第1章を執筆しました。
 
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2015年6月植栽からむし畑
 
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2015年10月28日 (水)

雨の日へ    柳沢(小中津川)馬頭観世音石塔

■2015年10月28日(水) 雨


 今日は雨で暖かく、気温は13度。昨日27日は晴天で3度~10℃。

 スミカの永島氏に試作種かすみ草開花分1本を今日送付する。
 
 夜は若松市内でミヨシの谷さんを囲んで6名(生産者)。
 
 29日(木)15時、大芦家にて4名で学習会②(水本邦彦『村』岩波新書2015年)。
 

■小中津川柳沢峠とブンドウ(左)の分帰路

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馬頭観世音の石塔が2基。
 
大きな方(170cm~180cm)は、1844年。
天保十五年 甲辰 四月吉日 村中

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世話人 本名忠右(左?)エ門、 同 弥惣治
束原善六、 同 七兵衛

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小さな方の馬頭観世音石塔の裏面
■十一歳八月吉日 本名太良左ェ門

文化11年だと1814年

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goo地図

2015年10月 9日 (金)

新潟県の十日町市 多田滋さんの聞き取り調査による仕事

■2015年10月9日(金) 小雨のち曇り

 →燕三条  工場の祭典参加者の記録  → ロク

 

■ 今日は、大田圃場等のハウス解体等。午後1時にファーマーズカフェ大芦家を訪問(19日催事の打ち合わせ等)。


 9日の未明より多田滋さん(昭和6年生)のことを『広報しょうわ』11月1日発行号の原稿23として執筆して(1200字)、資料写真とともに役場企画係の大堀氏宛に送付。
 今月号の分は → → 広報しょうわ 2015年10月1日号 野尻組(現・昭和村)の麻・からむし22回 1852年 嘉永5年 越後国商人衆(中向 春日神社)
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10月4日(日)に十日町市の多田滋さんにはじめてお会いできた。
その後、古書店から執筆した書籍を集め、年譜を作成したあとで、広報しょうわの原稿をまとめた。
 
1970(昭和45)年6月20日~24日、8月25日~30日、新潟県民俗資料緊急調査で秋山郷(津南町)。
 
1971(昭和45)年3月『民俗資料緊急調査報告書 秋山郷 1971』(新潟県教育委員会)の「生産・生業」(故・滝沢秀一さんと共同執筆)、「交通・交易」「芸能」を多田滋さん執筆
1980(昭和49)年、津南町史編さん開始。多田滋さんは調査執筆員。このあと、昭和村大芦の調査に来村。50歳ころ。
 成果をまとめた『津南町史 資料編 下巻』は1985(昭和59)年に発刊されています。この「苧(からむし)から縮(ちぢみ)まで」の61ページを執筆されています。からむし生産には「からむし」と付け表現することを明確にしています。「からむし焼き」「からむし引き」という言葉を記録しています。
1986(昭和61)年、十日町市史編さん委員会 織物史部会執筆員となる。55歳。12年間の聞き取り調査記録は1998(平成10)年に十日町市郷土資料双書8『越後縮の生産をめぐる生活誌』(単著)として十日町博物館より発刊。
 
1986年9月3日、24日、28日、10月27日の聞き取り調査については『市史リポートとおかまち第二集』(1988)に「故老の語りにより越後縮の民俗落ち穂拾い」として発表。『同第5集』(1991)には「絹織物生産をめぐる女性たちの生活世界 故老の語りによる点描」を執筆。
 

1987(昭和62)年、中里村史編さんはじまる。『中里村史 通史下巻』(1989)の「民俗編」(581ページ分量)を執筆。
新潟県民俗学会『高志路』281号(1986)から296号(1990)に「越後地方の雪語彙(2)~(7)」を執筆。279号(1)は高橋実、(2)~(7)は高橋実・多田滋の執筆。この著者住所には十日町市中条小貫(こつなぎ)と記される。
『津南町史』には新潟県民俗学会会員・日本民具学会会員と表記されるが、それ以外には日本民具学会会員と表記。
 
 

2015年9月28日 (月)

越後の間瀬大工(まぜ) 岩室村 弥彦/1823文政6年両原八幡神社

■2015年9月28日(月)


 今日は、通常の農作業(かすみ草採花・調整、後片付け)の予定。夕方よりファーマーズカフェ大芦家で30日の夜の公演のための練習。

 10月4日(日)は新潟県津南町での津南シンポジウムに参加する予定。津南町の赤沢城跡を中心に、魚沼地方の中世

 
 昨日、三島町名入の交流センター山びこで、赤坂憲雄監修『会津物語』(朝日新聞出版)の出版記念の会を会津学研究会(事務局・奥会津書房)が開催した。
 今回の取材(聞き書き)で話者として協力いただいた昭和村両原の羽染兵吉(はそめ ひょうきち)さんも参加された。昭和村1名、金山町6名、三島町3名、柳津町2名、会津若松市2名、喜多方市1名の計15名の話者が参加して下さった。今回の朝日新聞連載は108話あり、取材した話者は67名。そのうち15名の皆さんが参加して下さった。

 
 会場受付の場所で、来館された皆さんにご挨拶をしたが、そのとき、羽染兵吉さんから、越後(えちご、現在の新潟県)の間瀬(まぜ)大工に両原の八幡神社の建築を依頼した、という話をされた。柏原という姓の2名の大工だそうだ。
 8月末より屋根の葺き替え作業をしており、額を見直したそうだ。

 


 
 
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八幡神社(昭和村両原)  鳥居は信州高遠の石工が製作。神社社殿は越後の間瀬大工。
 
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今年の6月12日の村内文化財めぐり(昭和村文化財保護審議会・教委主催)。
 
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高橋恒夫(東北工業大)『近世在方集住大工の研究』(2010年、名著出版、50400円)のチラシより
 
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 2015年10月18日の喜多方プラザでの越後と会津を語る会では、
喜多方市山都町郷土史研究会の小澤弘道さんが「会津地方の民家と越後大工の活躍」
として講演されます。
 
 『民俗建築』127号(2005年5月)に、小澤弘道「福島県の間瀬大工及び民家調査、、、、」掲載。奨励賞。
中村義隆氏が2013年の同大会(会津若松)で「(越後)間瀬大工と会津の人々」で講演されています。→新潟郷土史研究会
 
 高井真希子「越後間瀬村における在方集住大工の広域的建築活動に関する研究」(2000年、北海道大学学位論文)。
 
 
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■『金山史談』第8号(福島県大沼郡金山町の金山史談会)の45ページから故・渡辺良三先生が「江戸時代の家作普請の記録について」で、金山町沼沢の五ノ井玄伯(現在は良人さん)の安政3年(1856)の「家作普請諸控帳」を紹介している。
 
 それによれば安政2年7月28日より柱木を伐り始める。元山(もとやま)は沼沢村の九兵衛。木挽は沼沢の隣り村の上ノ沢の国松。大工は越後国間瀬村の栄六統領(棟梁)で10月2日より削り立てがはじまる。そのほか、大工は越後国の新之丞・兵助・多助・与助・文助、109人5分(195人役か?)にて柱削り立て、のみ掘り、つく木など。
 五ノ井玄伯は、宝暦4年(1755)に浅岐村と沼沢村の山論(境界争い)の過去の記録も残している(玄白覚書、金山町史(下巻)掲載)。
 その山論自体の資料がこのたび良人さんにより発見され三島町教委・町史編さん室に提供された。
 延宝7年(1679)4月の記録(差上申一札之事)である。
 
 この年は『金山町史下巻』の表紙扉写真の大石組絵図等のキャプション(説明)からみると、文禄国図の影響を受けた見取絵図の副本(玉梨 舟城勇志氏蔵)で、大石組内の郷頭・肝煎(名主)が参集協議して村の境界を確認したもの、とされる。同図には文化元年十月の書き込みがあるが模写された時期ではないか?とされる。
 
 
■昨年12月より電話取材があり、2月にその記事が掲載されています。→ 菅家博昭2月4日のブログ
 1月27日の山陰中央新報(福岡県立大学の岡本雅享さんによる連載記事です。会津にもふたつの気多神社、越後経由で信仰伝播か)
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■追記) 9月28日(月)午後5時前に、両原の羽染兵吉さん宅を訪問し、八幡神社の額を拝見した。
 
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屋根葺き替え
 
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トチノミ
 
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1823年   文政6年 大工棟梁 越後ノ国 間世(間瀬) 柏原源蔵 柏原要蔵
 

2015年9月16日 (水)

気温10度 雨へ   今年の作業の山場へ

■2015年9月16日(水) 午前3時外気温10℃ 


 昨日昼、電話があり、『広報しょうわ』10月号の原稿を、今日の未明から書いています。夜が明けるまでに書き上げて電子メールで送る予定です。

 夜が明ければ、岩下圃場のフォレスト、ベールスターの採花です。こちらは終盤です。現在の3棟を取り終えれば今年の採花終了となります。
 
 明日17日の午後3時は、かすみ草の目揃え会です(中向)。
 

 昨日・15日は遅れていた作業を行いました。本来はニヒャクトウカ(210日)までに終えるべき作業でした。父・清一に指導していただき、終日の作業となりました。「オシギリ(押切)」の休ませ方、、、、太いものを抜く、、、、発見がありました。 


 昨日は朝は岩下のホワイトビクトリアを採花。最盛期です。仮植苗(摘芯済み)を6月28日に定植したものです(晩生種)。花の集出荷所の寛之さんから連絡があり、ロイヤルブルー20本、というので夕方に採花し、夜に調整・染色しました。
 

 
■松山誠さんから昨日、資料が届きました。ありがとうございました。1984年の
雑誌の論文の写しです。

 
地方史研究協議会編『地方史研究』190号 第34巻4号 1984年8月
1984年度(第35回)大会特集 内陸の生活と文化

問題提起5(26~32ページ)
氏家幹人「「複合」としての地方文化~会津郷頭 田中重好における<水の重さ>

 
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会津高田村の郷頭 田中家の資料によるものです。
 

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9月15日の晴天、ひさびさの晴れ。16日は曇り。
 博士山西麓
 
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9月16日 大岐の高畠のほとんどのカスミソウハウスは終了。屋根ビニル被覆は1棟のみ(清さん)。
 

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オシギリ。
 
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数年前から流行中の赤カボチャ。うまい、そうだ。
 
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収穫、表面を水洗し、コモの上で乾かす(2日ほど)。
直射日光時には1枚上にコモを掛ける。
 
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ミョウガ
 
 
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2015年8月20日 (木)

曇りでおだやかな日、続く   1891年の二番苧(そ)

■2015年8月20日(木) 曇り

 盆あけ以降、小雨、曇り、ときに晴れというおだやかな天候が続いています。来週は台風が北上し影響が出そうです。
 これまでの高温・晴天で開花急いできた分も、平常開花に戻り、採花が間に合うようにようやくなりました。
 
 今日は午前5時より川流圃場のフォレスト2棟を採花。大田のファンタイムを採花します。その後、調整。
 午後3時より開花調査。よい花が出ています。
 夜は7時から会津若松市内で懇談会があります。
 
 
■先日、広報しょうわ9月号の原稿を書いてメール添付にて役場企画の広報係に送付しました。9月なので からむしの2番苧(にばんそ)を取り上げました。
 
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 中向の笹屋文書を調べてみると、幕末の安政四(1859)年の帳簿の後半の使用されていない帳面部分に、安政六(1861)年と改めて青苧(あおそ、からむしのこと)の売買記録が数枚残されています。このなかに写真に示したような「二番苧」という文字が書かれていますので、江戸時代には当時の野尻組(昭和村)内では二番苧を売買していたことがわかります。なかなかこのような記録を確認することはできません。
 かつては刈り取り後に出てきたからむしを「二番苧(にばんそ)」といい、盆あけから九月に刈り取りをして、剥(は)ぎ・引き・かげぼししたものです。
 
 会津若松の御百姓・佐瀬与次右衛門が独力で『会津農書』『歌農書』をまとめたのは江戸時代のはじめの貞享元(一六八四)年です。ここにからむし栽培についても書いてあります。さらに二番苧についてのことも書いています。月は旧暦の表記で、読みやすく文字は改めました。秋の稲刈り頃に刈り取りをする、といっています。
 かるは六月土用の内 刈すなわち 葉をきりすて そのまま川へひたし、あとよりただちに引くべし。刈、剥、引、ともに一度にきわめるものなれば、一日も刈置くことはならず、「二番発き起」は そのまま置きて 八月節 うるちイネ時分にかるべし。
 『会津歌農書』には、次のように書いています。
 からむしハ 夏の土用の内に刈 
 二番ほきこそ 八月の中

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 ほきる(発き)とは、芽が出ることを言います。「ブナがほきる」とはブナの新芽が緑色に出たことを言います。


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昭和村大岐のからむしの二番苧 60cm
 
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川流圃場(川) フォレストの開花

2015年7月27日 (月)

越冬株最盛 終了、野尻中向調査(神社)

■2015年7月27日(月)晴れ 暑い日

 
 早朝より梱包・集荷場所へ運ぶ。フォレスト採花。健診。その後、カスミ調整。

 午後は昭和村教育委員会の五十嵐賢仁さんと野尻・中向の神社調査。4時に帰り、葉採り・調整作業を21時まで。

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野尻 岸の稲荷神社
 
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案内いただいた小林ひさしさん
 
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中向 春日神社
 
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石段は慶応2年
 
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中向の春日神社、五ノ井忠世さん、猪岐一朗さん、区長の小林政一さん、教委の五十嵐賢仁さん。


 
■ 写真は、7月26日(日)日本農業新聞東北版の記事
 
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かすみ草写真集1

  • 20061010img_3904
    348枚。菅家博昭撮影。かすみ草生産地での撮影。

奥会津の風景01

  • 20060801img_4064
    387枚、菅家博昭撮影。おもに昭和村など。

2006欧州視察

  • 20061101dsc00245
    2006年11月 JELFA欧州視察の個人写真記録。菅家博昭撮影。

2010年1月

  • 20100131dsc00811
    2010年1月25日~27日、熊本県

2010年02月 かすみ草栽培

  • 20100212dsc00221_2
    2010年2月12日 かすみ草ファンタイムの砂あげ苗のポット仮植作業。撮影菅家博昭。

2006年夏の記憶

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    2006年の奥会津・昭和村、カスミソウ栽培の風景。菅家博昭撮影。

2006年秋の記憶

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    2006年秋の福島県奥会津の風景、カスミソウ栽培の様子など。菅家博昭撮影。

2006年12月冬の沖縄

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    2006年12月の沖縄県内。花の生産地や街の様子。菅家博昭撮影。

2007年1月から

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    2007年1月から奥会津などの風景、菅家博昭撮影。

2006北海道かすみ草サミット写真誌

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    2006年7月13日、14日。北海道夕張郡由仁町で開催された第4回全国カスミソウ北海道サミットinみなみそらち・ゆに

2007静岡カスミサミット東京

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    2007年2月1日に東京都内・大田市場で開催。

2007年4月から

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    2007年4月から、奥会津の風景、かすみ草生産作業風景など、菅家博昭撮影。

2007年5月の風景

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    2007年5月の奥会津の風景、かすみ草生産。菅家博昭撮影。

IFEX2007_TOKYO_01

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    144枚、菅家博昭撮影。幕張メッセ花の展示会。

2007年11月

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    2007年10月オランダ、アムステルダムのホルティフェア、アールスメールマーケットでの印刷物資料

2015 からむしフェア

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    2015-07-18,19福島県’奥会津’昭和村で開催された第30回からむし織りの里フェアより。昭和村佐倉(からむしフェア)、喰丸小学校(新作記録映画 春よこい)大芦(からむし畑見学・からむし剥ぎ、からむし挽き。保存協会)地内。菅家博昭撮影。76枚掲載(372枚撮影)。キャノンEOS、ソニーTX。
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